安全性と快適性を極めたキャブコン「SAKURA2」オーナーインタビュー

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安全性と快適性を極めたキャブコン「SAKURA2」オーナーインタビュー

日本特種ボディー(NTB)SAKURA(サクラ)は、重架装も余裕で受け止めるいすゞ・Be-camのダブルタイヤ&2tシャーシをベースにしたキャブコン。充実のセーフティサポートシステム、大出力ソーラー&大容量サブバッテリーなど、キャンピングカーに求められるあらゆる性能を追求したハイエンドモデルだ。

ベース車両Be-camのモデルチェンジによって、さらに魅力を増した2代目SAKURAだが、バックオーダーを多数抱えた人気モデルだけに、ユーザーに納車された車両はまだ少ない。そんな中、今年3月に納車されたばかりという最新モデルのオーナーに話を聞く機会に恵まれた。「なぜSAKURAを選んだのか」「SAKURAのお気に入りポイント」など、オーナーにしかわからない生の声から、その魅力を紐解く。

SAKURA2のリアビュー
Uさん(50歳)東京都
愛車:SAKURA2(NTB)
家族構成:夫婦+子供1人
納車日:2021年3月

車種選びの大前提は「防災シェルターとして使える」こと

SAKURA2のダイネット

キャンピングカーを購入したキッカケは?

今から30年近く前になりますが、もともと20代前半の頃にニッサン・プレーリーでスキーやキャンプ、車中泊を楽しんでいました。

その後、旧車にハマってフェアレディSR311を20年以上乗ってきましたが、2011年の東日本大震災で防災シェルターの必要性を感じたこと、娘が生まれて家族で楽しめるクルマが欲しくなったことで、あらためてキャンピングカーの存在に注目するようになりました。

キャンピングカー選びで重視したポイントは?

レジャー以外に防災シェルターとしての利用を考えていたので、車内でエアコンを使えることが大前提でした。購入を検討しはじめた当時(約7年前)は、サブバッテリーでエアコンを稼働できるキャンピングカーはまだ少なく、車種はだいぶ限られましたね。

SAKURA2のエアコン

あとは、キャンピングカーという性格上、長時間の高速クルージングが増えることを想定して、走行性能も重視しました。普通車と同じレベルとはいかないまでも、家族で長距離を移動する際に、できるだけ安全・快適にドライブできることが必須条件です。

そうした条件で車両を絞り込み、家庭用エアコンと大出力ソーラー&大容量サブバッテリーを完備したBe-camベースのSAKURAが第一候補になりました。

SAKURA2のソーラーパネル

SAKURAのほかに購入を検討したモデルを教えてください。

長い時間をかけてじっくり検討していましたから、いろいろなクルマが候補に挙がりました。具体的には、バンテックのジル520、横浜モーターセールスのレガードなどです。

サブバッテリー稼働のエアコンという条件で断念しましたが、ポップアップルーフを装備したハイエースのバンコンやカングーベースのバンコンなど、見た目がスタイリッシュなキャンピングカーにも惹かれましたね。

候補に挙げたキャンピングカーの中から、最終的にSAKURAを選んだ理由は?

さまざまな条件からSAKURAとジル520に候補を絞り込み、ジルをレンタルして走行性能や後席の乗り心地、夏場のエアコンなどを体験したり、前モデルのSAKURAを試乗させてもらったりして、2台を比較しました。

SAKURA2のシート

最終的にSAKURAを選んだ理由は、足回りがノーマルでも走りが良かったこと、ジルに欲しいオプションを付けると値段が変わらなかったこと、あとはNTBの営業スタッフが非常に熱心だったのも購入の決め手になりました。

初代SAKURAはエンジンが非力なのが不満点でしたので、Be-camがモデルチェンジしてエンジンのパワーとトルクが大幅にアップすることも魅力でしたね。

SAKURA2のダブルタイヤ

SAKURAのお気に入りのポイントは?

SAKURA2の内装

SAKURAが納車されて、実際に感じた最大のメリットは?

オーダーから2年以上待って、今年3月にSAKURAが納車されました。コロナ禍ということもあってまだ稼働回数は少ないですが、あらゆる面で満足しています。

足回りはノーマルの状態ですが、高速クルージングでも不安を感じるようなふらつきはなく、走行安定性は十分に満足できるレベルです。ミッションは2~3速のつながりに少し癖があるものの、トルクフルな3Lディーゼルターボエンジンで動力性能も必要十分。乗り心地も快適で、疲れを感じることなく長距離ドライブもこなせます。

ほかに、装備面などでお気に入りのポイントを教えてください。

新型SAKURAは、先代モデルからさまざまな面で魅力がアップしています。エクステリアもバンク一体系のすっきりとしたデザインに進化しましたし、インテリアのデザインや質感も予想以上に良くなりました。

SAKURA2のインテリア

家庭用エアコン、電子レンジ、冷蔵庫、ラップポンなど、快適装備の充実度も申し分なく、サブバッテリー190A×4+775Wソーラーの生活電源システムも十分過ぎるスペック。まだ納車されて数カ月なのでそれほど使い込んでいませんが、これから夏に向けてSAKURAの真価を体験できるのが楽しみです。

簡易トイレのラップポン

家を持ち運ぶ感覚で、快適な車内生活を楽しむ

SAKURA2のバンクベッド

3月に納車されたSAKURAをどのような用途で活用していますか?

まだ回数は少ないですが、妻と7歳の長女とSAKURAでお出かけするのが一番の楽しみです。千葉県香取市にある「RVパークsmartカーニバルヒルズ」に家族で出かけたときは、あえて車内で調理をせずに施設内のレストランで食事をして温泉に入り、キャンピングカーならではの自由で快適な旅を満喫しました。

当日はあいにくの雨模様でしたが、驚いたのは、隣りに止まっていたライトキャブコンの窓が結露しているのに、SAKURAはエアコンを使わなくてもまったく結露しなかったこと。この体験から、SAKURAの断熱性の高さをあらためて実感することができました。もうすぐ納車されてから初めての夏がやってきますが、高い断熱性と家庭用エアコンで猛暑も快適に乗り切れると期待しています。

SAKURA2のリアベッド

これからどんな楽しみ方をしていきたいですか?

安心して電気を使えるSAKURAのメリットを活かして、電気を確保できない場所を転々としながら気ままな旅をしてみたいです。せっかく快適な生活空間が確保されているので、車内で完結できるコンパクトな生活を存分に楽しみたい。行った先々のスーパーで食材を調達して車内のキッチンで調理する、そんな旅のスタイルにもチャレンジしてみたいですね。

SAKURA2のキッチン

あとは、富士山の見えるキャンプ場でファミリーキャンプもしてみたいし、夫婦の共通の趣味として登山をしているので、将来的にSAKURAを山行のベースキャンプとして使いたいと考えています。娘が一緒に登れるようになったら、SAKURAで日本中の山を巡ってみたいですね。

日本唯一! 新型SAKURAのレンタカー

SAKURA2のサイドビュー

家族とキャンピングカーライフを楽しむのと並行して、SAKURAをレンタカーとして貸し出しているとか?

車両価格が高額なので、購入時から「SAKURAを使ってレンタカーやカーシェアリング事業を始めたい」と考えていました。現在、新型のSAKURAをレンタルできるのは日本でこの1台だけ。キャンピングカーゲートのサイトからレンタル予約ができるので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

家族と一緒にSAKURAでキャンピングカーライフ楽しみながら、より多くの人にレンタカーで魅力を体験してもらう。それが、自分流のキャンピングカーライフのカタチです。最新モデルのSAKURAの走行性能や使い勝手をじっくりと体験できますので、購入を検討している人にもキャンピングカー選びの参考としてぜひ活用していただきたいです。

SAKURA2のレンタルを行う キャンピングカーゲート
店舗情報はレンタルキャンピングカーネットへ掲載
WRITER PROFILE
岩田一成
岩田一成(いわた・かずなり)

1971年東京生まれ。キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーフォトライター。日本大学芸術学部卒業後、8年の出版社勤務を経て、2003年に独立。ライター・エディターとして、自動車専門誌を中心に累計1000誌以上の雑誌・ムック製作に携わる。家族と行くキャンピングカーの旅をライフワークとしており、これまでに約1000泊以上のキャンプ・車中泊を経験。著書に『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』がある。

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