キャンピングカースタイルではラッピングしたキャンピングカーを今まで取材してきましたが、今回は北斎の浮世絵でラッピングしたキャンピングカーの登場です。
テーマは葛飾北斎と富士山。同車をレンタルで運用する狙いをジャパンキャンピングカーレンタルセンター(Japan C.R.C.)に聞きました。
目次
北斎の浮世絵に目が奪われますね
はい。私たちはキャンピングカーのレンタル事業を全国で展開していますが、ここ数年外国人の方が借りて旅をするインバウンド需要が非常に伸びています。そこに注目して、外国の人たちに日本を旅しながら、各地の美しい景観を描き続けた葛飾北斎の想いを感じ取り、日本での思い出をより深いものにしていただくことを目的に取り組みました。
葛飾北斎は国を問わず皆さんよく知っていて人気があります。特に富嶽三十六景は外国人がキャンピングカーをレンタルするときの目的地として人気の高い富士山のある景観を描いた作品です。
車内も和テイストとい草の香りで落ち着きます
この暖簾も面白いでしょう。扉を開けたときのちょっとした目隠しにもなっています。 車内には畳の香りがしていますが、い草のござを敷いています。カーテンの代わりにすだれを使ったりして和のテイストを演出しています。ここに居ると日本の人も自然に落ち着くと思います。
海外の人は歴史やストーリーが好きな人も多いので、車内には「富嶽三十六景」を英語で説明したペーパーも置いています。
インスタが大好きな人は、このキャンピングカーで景色と一緒に撮影したり、普通のキャンピングカーとは違う雰囲気の車内でインスタ撮りを楽しんで欲しいと思います。
海外からはどの国の人が多いですか?
台湾と香港から来る人が全体の半分。他はオーストラリア、ドイツ、フランス、アメリカなど様々です。
海外の人はキャンピングカーの中へ靴を履いたまま上がってしまうことも多いのですが、返却のときは綺麗に清掃して返してくれる人も多いですね。
エコを意識している人も多く、食器は使い捨ての紙皿や紙コップを使わずに、有料のレンタル食器を借りて、洗って使う人がたくさんいます。これはアジア、ヨーロッパを問わずそのような感じです。
ORI TOKYOカフェとコラボしているのですね
はい。ORI TOKYOカフェは東京の両国駅のそばにある和モダンのカフェです。葛飾北斎の代表作「富嶽三十六景」を「織り」で表現した作品を展示・販売しています。
キャンピングカーのラッピングもORI TOKYOカフェとのコラボで実現しています。車内に飾ってある絵はここの作品です。
当社の両国拠点はこの裏になりますので、ここからキャンピングカーの出発も出来ます。
これからどんな展開を考えていますか?
外国人の方がキャンピングカーの使い方や旅の仕方で、困らないようにしていきたいと思っています。
手始めにそれらの説明を英語や中国語で行った動画を公開する予定です。当社の海外向けサイトも見やすく、使いやすいようにリニューアルしました。
北斎キャンピングカーは海外の人だけでなく、もちろん日本の人にもレンタルしていますので、ぜひこのクルマで思い出を作って旅を楽しんで下さい。
クルマを借りられるお店とORI TOKYOカフェ
- 店名
- ジャパンキャンピングカーレンタルセンター(Japan C.R.C.)
- 住所
- 東京都千代田区神田神保町1-24 ハクバビル3F
- TEL
- 050-3538-0734
- 店名
- ORI TOKYOカフェ(オリトーキョーカフェ)
- 住所
- 東京都墨田区亀沢1-3-7 1F
- TEL
- 03-5637-8984