
ドイツ デュッセルドルフで行われたキャラバンサロン2017を視察しました。
このキャンピングカーショーは世界最大規模で、2,000台以上のキャンピングカー&トレーラーが展示されます。
国内最大のショーの約6倍もの車両が集まります。気になったところをレポートしました。
目次
全身ソーラーパネルのDethleffs(デスレフ)

日本でもなじみのあるブランド、Dethleffs(デスレフ)のコンセプトカーがこれ。
キャンピングカーの広い外面を利用して全面にソーラーパネルを貼っています。駆動は電気モーターによるEV。
エコと、どこにも依存しない完全独立型を目指していくとこの形になるのでしょうか。
余裕のある豪華な内装

大型のキャンピングカー&トレーラーの内装はどれを見ても豪華に見えます。
自走式のキャンピングカーでは運転席と助手席が180°回転してスペースを稼げるのが一般的。
もともと室内が広いのにこれが出来るのでスペースはさらに余裕が出ます。
内装を見比べていくと60,000ユーロのキャンピングカーと100,000ユーロを越えるキャンピングカーでは質感に違いがあるのがわかってきます。
会場を訪れている人たちも買う気満々で、たくさんのキャンピングカーに乗り込んでチェックしていました。
フォルクスワーゲンもキャンピングカーを作ってる!

フォルクスワーゲンが自社で開発・生産しているキャンピングカー カリフォルニア。
人が多くて全形が写せない人気ぶりです。
日本のキャンピングカー人気が高まれば、フォルクスワーゲンジャパンで輸入する可能性もゼロではないということですね。
日本には無いカテゴリー
大型全輪駆のキャンピングカー

写真を見てカッコイイ!と思いますが、日本では実車は見かけないですね。
砂漠や森林地帯をこれで走るのでしょう。
キャンピングカーの中に乗用車

スマートの収納は当たり前。ミニやフィアットも収納。今回の展示会で一番高価と言われる1億9千万円のキャンピングカーは赤いポルシェを収納。
長期滞在型のヨーロッパでは保養地に着いてからの足が欲しいようです。
展示会場の周辺
ライン川沿いのキャンピングカー駐車場。延々ととまっています。
広いキャンプ場も多数の大型キャンピングカーで埋め尽くされています。
展示会場周辺のキャンプ場や駐車場はキャンピングカーで埋まっています。
動画で見ての通り、展示会めがけてキャンピングカーが集結しています。その数の多さと、大型キャンピングカーが普通に走っている光景は圧倒されます。
ちょっと気になったキャンピングカー&グッズ

使い倒せるキャンピングカーという感じ。内装のキッチンや冷蔵庫などがユニット式なので、ユニットを外してオートバイを積むといった使い方も出来ます。

トレーラー式キッチンカー。写真後側もせり出すので約3倍の広さに。ベッドルームもあるので、スタッフがここに泊まれます。

ニッサン車もガンバってます!

ひろ~いオーニング。広いわりに設置も簡単そうです。

ツアーネイチャーの会場に展示されていた段ボールで出来たテント

ワンちゃんのリードをつなぐ吸盤式フック。パーツ販売コーナーで似たような強力な吸盤型フックがあったので購入しました。
編集後記
会場は車両だけでなく、トビラやキャンピングカー用の配管といった細かなパーツの出品も多数あります。
これらのパーツを集めていけばキャンピングカーが出来上がるほどです。
市内の道路状況は、日本とあまり変わらないように感じましたが、大型のキャンピングカーやトレーラーが多数走っています。
多くの人たちにキャンピングカーが受け入れられており、キャンピングカー文化が根づいていることを感じました。
渡部竜生氏はキャラバンサロンへ数年通っており、経年変化の視点からも記事が書かれています。
詳細をお知りになりたい方は「キャンピングカーで行こう!」の記事もご覧ください。