軽キャン・バンコン・キャブコン・トレーラー、すべてが揃う巨大なキャンピングカーショールーム誕生

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軽キャン・バンコン・キャブコン・トレーラー、すべてが揃う巨大なキャンピングカーショールーム誕生

キャンピングカーの新店舗オープンが続いています。そのなかでも一際大きなスケールを誇っているのが、2023年10月23日に三重県鈴鹿市でオープンした、ダイレクトカーズキャンピングカーショールームSUZUKA BASE(以下SUZUKA BASE)です。

ダイレクトカーズは三重県津市に本社を構え、2021年7月に厚木のショールームをオープンさせ、さらに今回、三重県鈴鹿市での新店舗オープンを果たしました。SUZUKA BASEには本社機能が移転されることが決まり、新たな第一歩を踏み出します。

7600㎡の敷地にキャンピングカーが大量に展示されるビッグスケール

SUZUKA BASEオープン記念式典

ダイレクトカーズのオープンにはたくさんの企業の方々が集まってきました。鈴鹿市長の末松則子さん(写真右から4番目)の姿もあり、期待の大きさがうかがえます。

ダイレクトカーズは2022年にキャンピングカービルダーなどが集まってできたホールディングスグループLACとの資本業務提携を結んでいて、LACグループの一員としても新しいスタートを切ったことになります。

ダイレクトカーズの展示車

敷地面積は7600㎡、大きな屋内展示場の他に広大な屋外展示場も整備され、たくさんの展示車両が並んでいます。常時100台の車両を展示していて、お客さんにゆっくりと、クルマを見学してもらい、実車でキャンピングカーを比較できるようになっているのがポイントです。

ダイレクトカーズでは軽キャンパーからキャブコンまで、いろいろな種類のキャンピングカーを扱っています。そのほとんどの種類がこのSUZUKA BASEに集結しました。よって、さまざまなユーザー層のお客さんが来場しても、十分に満足できる展示内容になっています。

アドリアの輸入車キャンピングトレーラー

展示車両のなかにはLACグループの車両も展示されています。上の写真はダイレクトカーズでは扱っていなかった、アドリアの輸入車キャンピングトレーラー。その他、アネックスのキャブコンやダーウィンなどのバンコンも展示されることになります。

製造メーカーが違うことで、基本的なデザインの趣向などにも変化があり、幅広いラインアップからキャンピングカーを選びたいお客さんにとっては、ありがたい環境といえるでしょう。もちろん、ここで販売されたLACグループのクルマも、しっかりとメンテナンスしてくれるので安心です。

将来的にはこの広い敷地を使って、車中泊スペースを作ったり、ドッグラン、新たな整備工場の建設も考えられているそうです。

アウトドアフィールドを擬似体験しながらキャンピンングカーを選べる

アウトドアフィールドのようなSUZUKA BASEの店内

店内に入ると、外観からは想像できない、意外な空間が広がっています。石畳のようなフロアが敷き詰められ、所々にグリーンのアクセントがあって、心地よい空間を作り上げています。まるで、アウトドアフィールドにいるような感覚に包み込まれます。

そのアウトドア感こそが、SUZUKA BASEのコンセプトになっています。キャンピングカーが並んで置いてあるだけでなく、実際に利用しているシーンを再現しながら、使い勝手をイメージしやすい演出が施されているのです。

クルマに乗り込んで見える風景、キャンピングカーサイドで過ごす快適性など、実際のアウトドアを擬似体験できるのが最大の特徴です。

ポップにペイントされたトレーラー

ショールームの中央にはトレーラーが展示されていました。これは販売車両ではないのですが、缶詰など、車中泊で利用できる食材などが販売されることになります。ここで食材を買って、展示車両で食べてもらうためではなく、将来的な展望を見据えてのディスプレイでもあります。

今後、SUZUKA BASEでは、広い敷地を利用して、RVパークのような機能性を持たせようと考えています。その際、食事をするためであったり、旅の拠点として、食材を購入したい人も出てくるだろう、とこの缶詰などを販売するトレーラーが準備されているのです。

広々とした商談スペース

クルマの展示場奥には、広々とした商談スペースが並んでいます。クルマの展示スペースとの境界にはフィールドの川を模したような大きな石が並んでいて、ダイナミックな光景が広がっています。アウトドアの開放的な雰囲気を楽しみながら、クルマについてじっくりと相談できそうです。

この日はオープン初日。レセプションが開催されていたのでスペースが空いていますが、手間側にはキッズ用のスペースも用意されるとのことです。広々としているので、お子さん連れであっても、のんびりと見学や商談ができるような環境になっています。

落ち着いた雰囲気の部屋

一方で落ち着いた部屋も用意されています。その部屋にある調度品には地元三重県ゆかりのアイテムが並んでいて、ダイレクトカーズのクルマづくりの根底に流れている、職人気質の強いこだわりを感じさせてくれます。

その1つ1つの調度品を見学するだけでも価値のある部屋でした。最上級のくつろぎを提供してくれる空間まで完備していて、お客様へのおもてなしも幅広いユーザーを迎え入れる準備が整っています。

ダイレクトカーズ新店オープンとともに新車も大量に発表

グッドデザイン賞を受賞したキャンピングカー「BR-75」

SUZUKA BASEのオープンでは、新店舗のお披露目という意味合いがあったのですが、当日、来場した人たちを驚かせたのは、数々の新車が発表されたことでした。ダイレクトカーズが新規開発した全部で5台の車両が展示されていたのです。

2023年度のグッドデザイン賞を受賞したキャンピングカー「BR-75」にも新しいモデルが追加されていました。リアエントランスが設置されていて、マルチルームレストしたことで、室内が広がっています。さらに、ボディサイドにアウトドアキッチンが設置できるようになっていて、よりフィールドでの使い勝手が向上した作りになっていました。

キャブコン、ログハウス

キャブコンも新しいモデルが目白押しです。このログハウスも新車ですが、既存の江ノ島と同じサイズで、街中でも扱いやすいモデルとなっています。たくさんの荷物が載せられる大きなリアゲートに加え、サイドにも大きなゲートが取り付けられています。

既存モデルより、アウトドアでの利用を想定した作りで、リアやサイドのゲートを立ち上げ、キャンプのタープのように日差しや雨をしのぐこともできそうです。

キャブコン、ログハウスのインテリア

インテリアは同社のキャンピングカー、トリップログベースのようなリアルウッドがふんだんに使われており、その包み込まれるような雰囲気が心地よさを感じさせてくれます。

リアエントランスに大きなラウンジソファーを備え、無駄なスペースをなくすことで、全長4990㎜というコンパクトなボディサイズながら、広々とした室内レイアウトを実現しています。

江ノ島同様にリアにベッドが設置できるようになっているので、ファミリーでの利用も対応できる余裕があります。

ダイレクトカーズSUZUKA BASEをオープンさせて、新しいキャンピングカーの拠点を作り出しました。本社機能を移転させるという大きな決断からも分かるように、新たなスタートを切った意味合いは大きかったのかもしれません。

たくさんの新車も発表され、今回のSUZUKA BASEオープンによって、さらなる飛躍に期待が高まります。

WRITER PROFILE
渡辺圭史
渡辺圭史(わたなべ・けいし)

1971年東京生まれ。アウトドア好きな編集者、そして、算数が好きだったライター。アウトドア用品メーカー、出版社を経て、キャンピングカー専門誌編集長に。現在はフリーとして、いろいろなメディアにて執筆中。アウトドアをキーワードに、より楽しいライフスタイルを求めてゆるりと奮闘中。最近気になっているワードは、旅、ミニマリスト、車中泊。趣味はコンパクトな旅とモノづくり。

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