日本最大のキャンピングカーオーナーズクラブくるま旅クラブは、これまでも、ショーイベント入場無料・湯YOUパーク、ぐるめ―パークなどの会員車中泊施設・フェリー割引など、くるま旅に嬉しい会員特典を提供してきました。
今回、「ジャパンキャンピングカーラリーは地方を元気にします」と銘打ったイベントは、くるま旅クラブが全国・特定エリアを対象とした大規模イベントとして、昨年2022年から実施している「ジャパンキャンピングカーラリー(以下「JCCR」)」です。
くるま旅クラブのキャッチとなっている「きらくに、きままに、きがるに、旅をする」というくるま旅も良いですが、JCCRはラリーの名の通り、「選定されたスポット=チェックポイントを楽しみながらゴールするゲーム性のある新しいくるま旅」とも言えます。
- 日時
- 2023年10月4日(水)~11月5日(日) ゴール日は11月4日(土)
- 対象エリア
- 近畿地方、ゴール会場は「三重県いなべ市梅林公園」
- 目的
- くるま旅に嬉しい会員特典の提供と「ジャパンキャンピングカーラリーで地方を元気に!」
キャンピングカーラリーの様子<さいばの場合>
定期健診の為、スタートは10月30日!ゴールまで実働5日間しかありません!
「京都に海があるって知ってましたか?コース」なので、先ずは、クラブ渾身のスポットをマップで確認。
次に、車中泊の為のパークを確認・・意外と若狭エリアにはない!?
結果、福井のぐるめパーク「めん魚房松月」からスタートする「さいばルート」を計画。多少、へそ曲がりな私はアプリではなく、お気軽アナログなスタンプ台帳での参加。事前計画が結構、楽しい。家族みんなで、または仲間でワイワイ事前計画を立てるのも良いかも。
500km弱を走破して、10月30日の夜間、ぐるめパーク「めん魚房 松月」に到着!
「めん魚房」という位の新鮮な魚と〆のレモンラーメンは絶品!ここまで走ってきたご褒美と達成感は最高!
松月のオーナーさんとの交流。これもキャンピングカーラリーの楽しみ。
早速、翌朝からラリー出撃。といっても助手席にナビゲーター座らせて時間との勝負で手に汗握るラリーと違ってマイペースで、楽しく「ラりる」事ができます。紙のスタンプ帳なので、基本は道の駅と協賛施設を巡ります。
まず最初の道の駅に到着!
道の駅によって、スタンプ押印所の場所が違うので、最初は戸惑います。
ペタンと押して、最初のスタンプをゲット!妙に嬉しい!
記念すべきスタンプ一個目!スタンプのペタンコで毎回、プチ達成感を味わいます。
クラブから配布されている道の駅MAPも便利で大変、助けられました・・
スポットになっていなかったら立ち寄らなかったかもしれない道の駅。もしかしたら見逃していた風景もあったかもしれないと思うと、スポットを端から攻めていくラリーならではの体験は貴重です。
旅の楽しみである景観とぐるめのナイスショット!「アジサバ定食」これもラリーのお陰?
これもくるま旅の楽しみ!ローカルの温泉。一日一回はお世話になるので、これもルートに組み込みます。
道の駅だけでなく、紙のスタンプ帳ではチェックインできませんが、他のスポットも訪れます。
京丹後にある「Hygge Base 京丹後 RVパーク」に到着。やはり、道の駅よりも設備の整っているRVパークで車中泊する方が、疲れが取れます。
ここでも、RVパークのオーナーさんと親交を深めます。ああ、くるま旅って楽しい!
RVパークのオーナーさんから絶対に行くべき!と推しのお蕎麦屋さんとぼたもちを教えて頂きました。
ジモティならではの現場の生の情報が、本当にありがたく、貴重です。
前述しましたが、道の駅だけでなく、観光スポットにも訪れました。
これもラリーと言う「切っ掛け」があればこそです。
ここで、大きな転機が!途中、立ち寄った「三方五湖」が高評価の鰻屋さんテンコ盛りだったのが、どうしても忘れられず、なんと、ここでコース変更することに!まあ、これもガチガチルートのラリーと違って、自由気ままなキャンピングカーラリーの良い所でもあります。
なんと、当初、京都を南下して琵琶湖の南を通過するルートから、三方五湖に戻って鰻を食べるルートに大変更!
何しろ、私は「最後の晩餐は鰻」と決めている程のう~さんラブ!コース大変更なんて事件を楽しんでいる自分がいます。
期待に違わず、滅茶苦茶美味しい鰻を頂きました!本当に美味しいラリーです。
更に行きに見逃していた美味しいお蕎麦も、途中で頂く事になりました。これもラリーでの意外な儲けもんでした。
勿論、有名観光スポットも素通りしません。一度で50回位、美味しいキャンピングカーラリーです。
ということで、短い期間でしたが充実したキャンピングカーラリーをする事ができました。
中には、営業時間が終わっていてスタンプが押せなかった道の駅もありましたが、全部で21駅のスタンプをゲットしました。
短期間でしたが充実した、美味しくて?楽しく「ラリった」キャンピングカーラリーでした。
ゴールイベントの様子
短い期間に、途中、コースの大変更というハプニングがありましたが、無事にゴールの三重県いなべ市にある梅林公園に到着しました。
自分の為に降って貰えるチェッカーフラッグが、妙に眩しく誇らしく嬉しくもありました。
ゴール後は、パチリ!と記念撮影!達成感のある笑顔は輝いてますね。
記念撮影後は、受付を済ませて、参加セットを貰います。食事券からステッカー、トートバッグにTシャツまで貰えます。
ゴール後、落ち着いたところで、シンガーソングライター「あつ」さんのミニライブや、ユーチューバーのトークショーやくるま旅クラブ創設者と社長との会談、更には無料のサウナ体験などもあり、ケータリングカーでは、鹿肉ジビエからみたらし団子まで提供、ラリーを終えた強者どもを楽しませていました。
夕刻からは、キャンピングカーラリーの結果発表と上位入賞者の表彰、その後には会員同士、くるま旅クラブ関係者入り混じっての焚き火会となりました。
翌日の閉会式では、くるま旅クラブ役員、そして地元三重のキャンピングカービルダー社長さんからのご挨拶、最後の一本締めとなって最後に記念撮影!楽しかったキャンピングカーラリーもお開きとなりました。沢山の思い出と達成感、土産話を持って帰宅する参加者の皆さん。
またお逢いしましょう!
今後に期待できること
実際にラリーに参加してみて、確かに能天気に自由気ままなくるま旅も良いけれど、何か目的をもって進撃のキャンピングカー?も面白いもんだな・・というのが正直な感想です。
スポットを巡るという事が一つのきっかけとなり、普通だったら立ち寄らずに通過してしまうところや、気が付かずに入り込まなかったようなところにも行く事になります。事実、スポットでなければ見られなかった風景もありました。あるデータでは、面積当たりの道路の長さでいえば、日本は先進国の中ではダントツ1位、つまり狭い国土の中に毛細血管の様に道路が張り巡らされている事になります。
一方で、公共交通機関は、廃線・廃路の波が押し寄せており、東北地方では、なんとバス路線が年間1,000キロ程度、無くなっているという恐ろしくも悲しい現実もあります。素晴らしい観光アセットがある日本、そして道路はあるのに、勿体ない事です。
それを今回の様なラリーイベントで地方を掘り起こす事は、素晴らしい観光アセットの再認識と、自ら移動する家であるキャンピングカーで、日本中の血の巡りを良くすることになるのではないでしょうか?
今後も、ジャパンキャンピングカーラリーが全国版・特例エリアで実施される予定との事なので、出来れば日本中で実施して、地方を元気にして貰いたいものです。(本来ならば、クラブではなく、国が実施すべきイベントなのでは?とも思いますね)
イベント内容
- 主催
- くるま旅クラブ株式会社、ジャパンキャンピングカーラリー実行委員会
- 協賛
- 株式会社ゼンリン
- 後援
- いなべ市、一般社団法人日本RV協会
- 協力
- オートキャンパー、キャンプカーマガジン、カーネル
- 参加条件
- くるま旅クラブ会員限定
- 内容
- 近畿エリアチェックポイントが約500箇所(うち道の駅約250箇所)第1回となる昨年のJCCRは全国規模のもので、ゴールも日本のほぼ真ん中の長野でしたが、今年は近畿エリアをじっくりめぐって頂き、三重県のいなべ市がゴールという特定エリアのラリーとなりました。
先回同様、くるま旅のコース設定は自由自在。道ゆきアプリを使ってスタンプを集め、初級・中級・上級ランクのクリアを目指します。
今回からは、お気軽アナログ的な紙のスタンプ台紙での参加も出来るようになり、天邪鬼な私は今回、アナログ参戦となりました。ラリーと言えば「手に汗握る」時間との競争・・と言ったハードなイメージがありますが、JCCRは自由気ままな、くるま旅らしいラリー仕立てとなっています。期間中であれば好きなタイミングで出発でき、一度自宅に帰って出直すなんてことも自由です。
自分に合ったコースで「ガッツリめぐり」や「週末集中で細かくスタンプGET!」など自分で決められます。事実、私は健康上の理由から定期健診後の参戦となり、なんと1週間にも満たないラリー参加となりましたが、十分に楽しむ事ができました。
ゴール会場での表彰式他、食事券付き、体験イベント無料、会員さん同士の交流ができる焚き火会など、ゴール後も充実しています。