500台が集合した日本最大級のキャンピングカーイベント「ナッツRV感謝祭」でキャンピングカーのモデルをチェック!

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500台が集合した日本最大級のキャンピングカーイベント「ナッツRV感謝祭」でキャンピングカーのモデルをチェック!

キャンピングカーのイベントがようやく開催され始めました。キャンピングカーのオーナーズクラブが主催することも多いのですが、ビルダーが自社のキャンピングカーオーナーを集めてキャンプ大会をすることもあります。

なかでも、その規模が大きいキャンプ大会といえば、ナッツRVが主催する感謝祭というイベント。全国各地でブロックごとに開催されているのですが、関東圏に集めるイベントが最も規模が大きい、といえるでしょう。

今回は約3年ぶりの開催で、20回目の感謝祭となりました。たくさんのオーナー車両が集まってくるということで、その様子をリポートしに行ってきました。

静岡県浜名湖に浮かぶ渚園にキャンピングカーが続々と集結

静岡県の渚園のナッツRV感謝祭会場

会場となったのは、静岡県の渚園。浜名湖の中にあって、広い公園施設になっている場所です。キャンプ場もあるのですが、今回はテニスコートや野球場など、すべて貸し切って、ナッツRV感謝祭が開催されました。

参加車両が約500台ということで、浜名湖周辺の道路にはキャンピングカーの姿が目立ちます。会場に入る手前の公園駐車場では、たくさんのキャンピングカーが待機していました。

ナッツRV感謝祭会場の入場の様子

入場とともに、キャンピングカーの列が続きます。この隊列は1時間以上繋がったままでした。キャンピングカーの多さを実感します。

ナッツRV感謝祭会場の芝生の広場

キャンプサイトは広大な芝生の広場で動線を確保する砂利道が通っています。元々のキャンプサイトの区画をキャンピングカー用に引き直していて、キャンピングカーがびっしりと並べられていました。

ナッツRV感謝祭はイベントも充実でキャンピングカーオーナーも大満足

ステージ上のナッツRV荒木賢治社長

ナッツRVの荒木賢治社長がステージに上がり、開会のあいさつがありました。感謝祭は「新しい遊びの提案と出会いの場の提供」をコンセプトに、2007年から定期的に開催しているイベントです。

まだまだキャンピングカーが浸透していなかった時代から、遊び方を提案してきたナッツRVらしい企業アイデンティティーを感じます。

綱引き

開会式が終わると、みんなで遊ぶことをコンセプトにいろいろなアトラクションが用意されていました。綱引きなど、大人が本気を出して楽しんでいて、みんなが笑顔になっています。

会場にいたワンちゃん

会場にはたくさんのワンちゃんの姿があります。キャンピングカーのイベントならではの光景です。

キャンピングカーはペットとの旅行に適した乗り物です。ペットと一緒に移動して、宿泊もできる、というのはペットのいる方なら、その利便性を強く感じることでしょう。

もちろん、大型犬でもキャンピングカーであれば問題ありません。ワンちゃんたちもリラックスしているようでした。

プチドッグランのようなサイト

キャンピングカーの回りにフェンスをつけて、プチドッグランのようなサイトを作っているオーナーさんもいらっしゃいました。いつものスタイルだそうで、ワンちゃんたちも自由に歩き回っていました。

ハイグレード軽キャンピングカースピナ

ハイグレード軽キャンピングカースピナ

たくさんのキャンピングカーが会場に集まりました。これだけの数が並んでいるので、ナッツRVのラインアップをすべてチェックできそうです。

ということで、ここからはオーナーさんのおクルマを拝見して、ナッツRVの多彩なキャンピングカーをチェックしていきましょう。

まずはハイグレードコンパクトキャンパーのスピナです。軽自動車をベースにして、充実の装備が備わった軽キャンピングカーです。シートアレンジも簡単にできて、車内で対面対座のリビングを展開することもできます。

ポップアップ仕様

ポップアップ仕様であれば、車内も広々。大人でも立って着替えができるなど、スペースを有効に利用できます。それでいてコンパクトな車格というのが軽キャンピングカーの魅力でもあります。

オーナー森さんもそのコンパクトなボディサイズが決め手になったそうです。普段使いすることを考えて、このクルマを選びました。最初は奥さんがキャンピングカーに興味を持ち始め、このスピナにたどり着いたそうです。

普段使いもできて、気軽に乗れるキャネル

キャネル

こちらはNV200をベースにしたキャネルです。手軽にクルマ旅ができることをコンセプトにして生まれたモデルです。

ミニバンサイズで運転がしやすいので、オーナーの生沼さんは普段乗りしているそうです。また、仕事先の道路でも、難なく通り抜けられる、この幅がいいといいます。

レイアウトはベッド展開できるようになっていて、リアサイドにキャビネットがあり、電気設備などが組み込まれています。一見、乗用車のように見えますが、しっかりとした装備が備わっているのが特徴です。

キャネルの車内

車内を見ると、その装備の充実ぶりが分かります。天井にはダウンライトや本格的なベンチレーションまでついています。キャビネットの家具は高品質な仕上がり。簡易的なキャンパー仕様モデルですが、手を抜かないナッツRVらしさを感じます。

ちょうどいいサイズ感で人気があるハイエースバンコンのファミモ

ハイエースバンコンのファミモ

ナッツRVではハイエースをベースにしたキャンピングカーが4車種あります。そのなかでロングワイドミドルルーフをベースにしているのがこのファミモです。全高が2105㎜で、普段使いしやすいサイズです。

オーナーはワンちゃんとの旅行を楽しんでいる長澤さん。やはり普段使いされているそうです。そして、

ハイエースバンコンのファミモ

セカンドシートにケージを置いて、ワンちゃんスペースを確保しています。お二人はリアのリビングでゆっくりとくつろぐようです。

ファミモはセカンドシートを後ろ向きにもできるので、テーブルを囲んでのダイニングスタイルも可能です。そして、展開すると約2300×1700㎜のベッドが広がります。

ハイエースベースのキャンピングカーのなかではコンパクトな部類になりますが、広々とした室内空間を確保しているのがファミモの特徴でもあるのです。

超断熱性パネルを採用したカムロードベースのクレア

クレア

進化し続けるロングセラーモデルがカムロードをベースにしたクレアです。自社工場で製造されるオリジナル高断熱コンポジットパネルのおかげで、車内は快適な環境が保たれている。

夏、冬など寒暖差の厳しいシーズンであっても、外気温の影響を受けにくいのが最大のポイントです。

オーナーの筆歌さんはサーフィンなど、マリンスポーツを楽しんでいたので、夏場の宿泊などを考えて、クレアをセレクトしました。

サーフボードが収納された室内のバンクスペース

室内のバンクスペースを使ってサーフボードが収納されていました。大きなサイズの板を収納しても、リビングスペースでゆっくりと過ごすことができるのはありがたいといいます。

しかも、筆歌さんのクレアはエボリューションという、電気システムを強化したモデルでした。電子レンジ、家庭用エアコンなどの家電が搭載されています。

クレアのエボリューションは家庭用エアコンが標準装備となっていて、アイドリングで連続使用できるほどの急速充電システムが備わっています。また、就寝時にはエンジンをオフにしても、バッテリーのみで家庭用エアコンが稼働できるので、熱帯夜でも快適に過ごせるのです。

コースターをベースにしたナッツRVフラッグシップモデルのボーダーバンクス

ナッツRVフラッグシップモデルのボーダーバンクス

国産キャンピングカーのなかでも最高峰のプレミアムモデルなのが、ナッツRVのボーダーバンクスです。

ベースはコースターで、走りの良さが人気のモデルです。まだ納車されて3ヶ月というオーナーのまるんぽチャンネルさんもその走りに驚いていました。横揺れしないので、ストレスがないといいます。

サーフボードが収納された室内のバンクスペース

室内は広々しています。レイアウトは業界初のダイネット&ツインベッド仕様。リアにはベッドルームがあって、完全に独立しています。

ヨーロッパ各地を周り、1つ1つ品質チェックをしながら仕入れた調度品がふんだんに使われているそうです、だからこそ、上質な空間を感じるのかもしれません。ホテルのようなインテリアで、時間の経過を忘れていやされてしまいます。

キャンプ大会に集まってきてキャンピングカーを見てきましたが、改めて、ナッツRVは軽キャンピングカーから大型キャンピングカーまで、幅広いラインアップが揃っていることを実感します。

コンパクトキャンピングカーには大型キャンピングカーの高品質なスペックを、大型キャンピングカーにはコンパクトキャンピングカーのアイデアを、それぞれ相互に活かしたキャンピングカー作りが行われているようです。

ユーザーの幅も広く、ナッツRVのキャンピングカービルダーとしての懐の深さを感じることでしょう。

WRITER PROFILE
渡辺圭史
渡辺圭史(わたなべ・けいし)

1971年東京生まれ。アウトドア好きな編集者、そして、算数が好きだったライター。アウトドア用品メーカー、出版社を経て、キャンピングカー専門誌編集長に。現在はフリーとして、いろいろなメディアにて執筆中。アウトドアをキーワードに、より楽しいライフスタイルを求めてゆるりと奮闘中。最近気になっているワードは、旅、ミニマリスト、車中泊。趣味はコンパクトな旅とモノづくり。

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