VANTECHが新型カムロードキャンピングカーの免許課題を解決

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VANTECHが新型カムロードキャンピングカーの免許課題を解決

国内のキャブコントップクラスのシェアを誇るキャンピングカーメーカーVANTECH。いろいろなモデルがラインアップされていて、ユーザーのニーズに合わせたキャンピングカーを選べるのが特徴のメーカーです。

シリーズはVANTECHを代表する、カムロードベースのZiLシリーズCORDEシリーズ、そして、キャラバンベースのASTRAREシリーズ、軽自動車ベースのClass-Kに分かれています。

ZiLシリーズ、CORDEシリーズのベース車両になっているカムロードは、2021年にモデルチェンジをして、走りや環境性能が向上しました。それに合わせて、VANTECHのモデルもリニューアルしているのです。

しかし、このリニューアル、すべてが良いニュースばかりではありませんでした。一部の車両で重量が重くなり、免許によっては運転できない車両ができてしまったのです。

レンタカーなどの貸し出しなど、業界では大きな問題となりました。そんなキャンピングカー業界の課題に立ち向かったのがVANTECH。

ユーザーの利便性を考えて、より多くの免許で運転できる新型カムロードのキャンピングカーを開発することになったのです。

ディーゼルエンジン搭載カムロードのキャンピングカーを普通免許で運転するために

ディーゼルエンジン搭載カムロードのキャンピングカー

新型カムロードになって、何が問題かというと、ディーゼルエンジン搭載のモデルでは車両総重量が3.5tを超えてしまう事。

車両総重量が3.5t以上になると、現行の普通免許証では運転できなくなってしまうのです。

じゃあ、車両を軽くすればいいのでは?と思ってしまうのですが、軽くしても、各規制に適合しない項目が出てきて、クルマとして登録できないのです。

結局、ディーゼルエンジン搭載のカムロードでは、3.5t以上のキャンピングカーを作らざるをえない状況でした。

CORDEリーブス

そこで、VANTECHでは、検査機関に何度もクルマを持ち込んで、すべての項目で規制に適合するように、カムロードのバージョンアップを施したのです。

検査機関に持ち込むだけでも、相当な費用がかかったそうですが、多くの人にキャンピングカーを届けたい思いは強く、最終的に車両総重量3.5t未満でディーゼルエンジン搭載のカムロードベースキャンピングカーが完成しました

ここで、改めて確認しておきたいのが、車両を軽くするだけでは、クルマとして登録できなかった事。

車両重量を軽くしつつ、数々の問題点をクリアしてきたVANTECHの技術力がそこにあるのです。

CORDEリーブスの車内

3.5t未満のカムロードディーゼルエンジン搭載モデルはCORDEシリーズに設定されました。

もちろん、CORDEシリーズでもオプションなどをたくさん装備しようとすれば、3.5tを超えるので注意が必要です。

CORDEシリーズにはセンターエントランスのbunks(バンクス)、リアエントランスのLEAVES(リーブス)があります。

CORDEリーブスの側面

どちらも乗車定員は2WDで7名、4WDで6名、就寝定員が5名となっていて、使い方や好みで選べるようになっています。

センターエントランスのバンクスは、リアの常設2段ベッド、大きなバンクスペースが人気のモデル。

リアエントランスのリーブスは、コの字の大きなリビングスペースに、エントランス部からマルチルームへアクセスしやすいレイアウトなどが人気のモデルです。

CORDEリーブスのキッチン

リーブスのキッチンはリアエントランス側にあって、室内を見渡す位置にレイアウトされています。

調理している人が孤立することなく、車内の人と顔を見合わせることができるように、リビング側を向いているのが特徴です。ユーザーのことを考えた気配りを感じます。

ディーゼルエンジン搭載カムロードベースのキャンピングカーが人気

CORDE Sシリーズ

カムロードベースのキャンピングカーにはガソリンエンジン搭載のモデルもあって、VANTECHではCORDE Sシリーズにガソリンモデルをラインアップしています。

ユーザーの選択肢を広げるためのラインアップといえるでしょう。

ガソリンエンジン搭載カムロードであれば、法規の違いによって、3.5t未満のキャンピングカーを作りやすいそうです。

ディーゼルエンジン

とはいえ、やはりディーゼルエンジンを好むユーザーは多いようです。エンジンのトルクなど、ディーゼルエンジンのパワーを信頼している人が多いのも事実。

排気口

そこで、どうしても普通免許証&ディーゼルカムロードという組み合わせで乗りたいのであれば、旧カムロードベースの中古車を探す選択肢もあります。

しかし、新型カムロードからは、リアにダブルタイヤが搭載されるなど、旧モデルとの違いも多く、クルマとしての進化は魅力的。

VANTECHの技術力は、そんなユーザーの悩みを解決してくれたのです。そして、幅広いユーザーへ新型カムロードの快適なキャンピングカーを提供できるようになりました。

VANTECHはキャンピングカーオーナーのためのサービスを数多く提供

バンテックのオリジナルアプリ

ユーザーが求めているキャンピングカーを提供するために、たくさんの挑戦をしてきたVANTECHですが、ユーザーのサポートにも力が入っています。

そのサポートの1つがオリジナルアプリの提供です。スマホにこのアプリを入れておけば、いろいろな情報が簡単に入手でき、RVサイトの予約などもできるようになっています。

RVパークのスタンプラリーも行っており、RVパークを訪れた際にアプリでスタンプを貯めると、VANTECHより記念品をプレゼントされるそうです。

オーナーでなくても、コンテンツを楽しめますので、まずはインストールをおすすめします。

バンテックサービススポット

ユーザーサポートといえば、アフターメンテナンスも大切。キャンピングカーを購入した店舗でアフターメンテナンスを受けられるのはもちろんのこと、VANTECHではメンテナンスだけを行うバンテックサービススポット(VSS)という場所を全国に設置しました。

旅先でトラブルが起きた時は、すぐに駆け込める場所が全国にあるのは、オーナーにとっては心強いのではないでしょうか。

ディーゼルエンジン搭載カムロードの3.5t未満車両の開発、オリジナルアプリの提供、サービススポットの設置など、キャンピングカー販売だけではない色々な事業を展開するVANTECH。そのすべてがユーザーを考えての行動であることが、改めて確認できるのではないでしょうか。

バンテックサービススポット (メンテナンス専用)

バンテックサービススポットは全国の正規販売店とは別にメンテナンス専用として登録されています。(掲載店は2023.2月現在)


VSS北海道千歳

株式会社アールブイランド 北海道店
北海道千歳市⻘葉2丁目17−28
TEL:0123-25-5068


VSS北海道函館

有限会社カーショップニシノ
北海道函館市桔梗町418-121
TEL:0138-34-7722


VSS山形村山

VANTECH山形工場
山形県村山市大字河島字碇178-2
TEL:0237-53-9966


VSS宮城名取

デンソーサービス佐藤
宮城県名取市増田3-8-47
TEL:022-382-1515


VSS静岡袋井

カスタムワールドハタナカ
静岡県袋井市山科3060-1
TEL:0538-43-2520


VSS滋賀野洲

マリナRV
滋賀県野洲市吉川2425
TEL:077-589-8133


VSS島根益田

スマイルファクトリー
島根県益田市高津町口28-1
TEL:0856-32-0567


VSS愛媛松山

アイシン⾃動⾞株式会社
愛媛県松⼭市余⼾南4丁⽬2-16
TEL:089-973-1313


VSS沖縄うるま

カーインテリアあぐに
沖縄県うるま市喜仲3丁目26-16
TEL:098-974-2789


スマートフォン用「バンテックアプリ」のダウンロードはこちらのページからご確認下さい。
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WRITER PROFILE
渡辺圭史
渡辺圭史(わたなべ・けいし)

1971年東京生まれ。アウトドア好きな編集者、そして、算数が好きだったライター。アウトドア用品メーカー、出版社を経て、キャンピングカー専門誌編集長に。現在はフリーとして、いろいろなメディアにて執筆中。アウトドアをキーワードに、より楽しいライフスタイルを求めてゆるりと奮闘中。最近気になっているワードは、旅、ミニマリスト、車中泊。趣味はコンパクトな旅とモノづくり。

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