キャンピングカーっていくらで買えるの?

キャンピングカーの選び方
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キャンピングカーっていくらで買えるの?

コロナ禍において、あらためてキャンピングカーの有用性に注目が集まっている。「テレワークの拠点にできること」「密を避けて旅行を楽しめること」。そうしたキャンピングカーならではのメリットに魅力を感じて、今までキャンピングカーに興味のなかった人が購入を検討するケースも増えているようだ。

購入の検討に際してもっとも気になるのは、キャンピングカーがいくらで買えるのかということだろう。“キャンピングカー”と一口に言っても、サイズや形状、価格は多種多様。サイズ的には軽自動車クラスから大型バスクラスまであるし、価格も200万円前後で購入できるものから2000万円近いものまである。

今回は「キャンピングカーがいくらで買えるのか」をテーマに、カテゴリー別の車両価格(消費税込)を紹介する。あくまでも目安となるが、キャンピングカー購入を検討する際に参考にしていただければ幸いだ。

軽キャンパーの価格は「200~400万円」

バンコンタイプの軽キャンパー価格

コンパクトサイズで気軽に乗り回せ、車両価格もお手ごろ。軽自動車規格なので、普通車と比べて維持費も安く上がる。軽自動車をベースにしたキャンピングカー「軽キャンパー」は、お手軽さが最大の魅力だ。

バンコンタイプの軽キャンパーは、軽自動車のバン・ワゴンをベースに内装をキャンピングカー仕様に架装(カスタム)したもの。車両価格は200~250万円程度とキャンピングカーとしては格安で、少人数での使用を前提としたユーザーや、機動性を重視するユーザーから人気を集めている。

キャブコンタイプの軽キャンパーは、軽トラックの荷台に居住空間となるシェルをドッキングしたもので、軽自動車ベースとは思えない広々とした居住スペースがウリだ。大がかりな架装を施しているため、価格は320~400万円程度とバンコンタイプの軽キャンパーよりも高額になる。

キャブコンタイプの軽キャンパー

バンコンの価格は「400~650万円」

バンコンタイプのキャンピングカー価格

バンやワゴンの内装をメインに架装したバンコンは、日本でもっともポピュラーなキャンピングカー。外装がスタイリッシュで走行性能が高く、普段使いから休日のレジャー、長期旅行まで、マルチに使えるのが最大のメリットだ。

とくに人気があるのはハイエースベースのバンコンだが、車両価格はベース車(ナローボディ・ワイドミドル・スーパーロング)、搭載エンジン(ガソリン・ディーゼル)、架装内容などによって大きく異なる。目安としては、車中泊に特化したシンプルなモデルで400万円前後、本格的な装備を備えた8ナンバー登録のバンコンで500~650万円程度が一般的となっている。

キャブコンの価格は「450~1000万円」

キャブコンタイプのキャンピングカー価格

トラックやボディをカットした1BOX車のリア部分に、居住用のシェルをドッキングしたキャブコンは、大人数でも快適に過ごせる室内空間と装備の充実度が最大の魅力だ。日本ではバンコンと並んで人気の高いカテゴリーだが、内外装のすべてに大がかりな架装が施されているため、バンコンと比べて車両価格は高額になる。

比較的安価なコンパクトサイズのライトキャブコンだと、車両価格450~550万円が目安。もっともポピュラーな5×2クラス(全長5m×全幅2m)のキャブコンだと、650~800万円程度が一般的だ。

装備が充実したハイエンドなキャブコンの場合、乗り出し価格が1000万円を超えることも珍しくない

バスコンの価格は「1000~2000万円」

バスコンタイプのキャンピングカー価格

キャンピングカーの中でも、もっともハイエンドなカテゴリーがバスコンだ。車種や装備によっても異なるが、車両価格は1000~1300万円程度が一般的。マイクロバスのボディ後部をカットして、キャブコンのように居住用のシェルを一体化したモデル(日本ではセミフルコンと呼ばれる)だと1500万円前後、ハイエンドなモデルだと車両価格だけで2000万円を超える車両も存在する

バスコンの価格が高い理由は、ベースとなるマイクロバスの車両価格が高額(トヨタコースター標準ボディで700万円以上)であること、室内が広く架装面積が大きいこと、家と同様の感覚で過ごせるように快適装備が充実していることなどが挙げられる。

キャンピングカーユーザーがよく口にする「いつかはバスコン」という言葉が示すとおり、走行性能、乗り心地、居住性、装備、価格のすべてにおいて頂点を極めたキャンピングカーと言えるだろう。

乗り出し価格はオプション次第で大幅に変動する

購入の参考としてカテゴリーごとに車両価格の目安を掲載したが、注意してほしいのは前述の金額はあくまでも車両単体の価格で、購入時の総額ではないということだ。キャンピングカーには、乗り手の使い方やライフスタイルに合わせて、さまざまなオプションパーツが用意されている。キャンピングカーの購入金額は、オプションパーツによって大きく変動するということを頭に入れておこう。

キャンピングカーに取り付けたエアコン

キャンピングカーは普通車と違って、乗り手の使い方に合わせて1台1台作られるオーダーメイド品のようなもの。FFヒーターやサイドオーニング、ソーラーパネル、大容量サブバッテリー、家庭用エアコンなど、オプションパーツを追加していけば、それに比例して購入価格は高額になる。追加したオプションパーツ分だけで、100~200万円の上乗せになることも、キャンピングカーの世界では珍しくない。

キャンピングカーに取り付けたソーラーパネル

購入候補のキャンピングカーが複数ある場合は、車種ごとに「車両価格+オプションパーツ価格」の合計金額を割り出して、イコールコンディションで比較・検討するのがポイント!

例えば、車両価格が安くて必要なパーツがすべてオプション設定のクルマと、車両価格が高くて必要なパーツがすべて標準装備されているクルマの場合。一見すると車両価格が安い方がお得に思えるが、車両+オプションパーツの合計金額で比較すると、車両価格が高いクルマの方が結果的に安上がりになるケースも多いのだ。

WRITER PROFILE
岩田一成
岩田一成(いわた・かずなり)

1971年東京生まれ。キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーフォトライター。日本大学芸術学部卒業後、8年の出版社勤務を経て、2003年に独立。ライター・エディターとして、自動車専門誌を中心に累計1000誌以上の雑誌・ムック製作に携わる。家族と行くキャンピングカーの旅をライフワークとしており、これまでに約1000泊以上のキャンプ・車中泊を経験。著書に『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』がある。

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