ランドホームの思想をデュカトで再構築。 二人旅を快適に支えるRVランドの新しい答え

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ランドホームの思想をデュカトで再構築。二人旅を快適に支えるRVランドの新しい答え

老舗ビルダーであるRVランドが、新たなモデル「ランドホームデュカト」を発表しました。長年、多くのユーザーから支持されてきたバスコン「ランドホーム」の思想を受け継ぎながら、ベース車両にフィアットデュカトを採用し、現代風に再構築した一台です。

従来のランドホームで人気だったのが、2ルームレイアウトによる高い居住性でした。室内を用途ごとに分け、落ち着いて過ごせる空間をつくる。そんな思想を軸にしながら、今回は「二人旅」を明確なコンセプトとして開発が進められています。

デュカトならではの広さと走行性能を活かしつつ、使い勝手や快適性を見直して生まれたランドホームデュカト。長年キャンピングカーを作り続けてきたRVランドだからこそたどり着いた、新しいランドホームのかたちです。

広がりと使いやすさを両立する室内レイアウト

ランドホームデュカトの室内

エントランスを入ると、目の前にフロント側のリビングレイアウトが広がります。天井にはウッドのテクスチャーが施されていて、その意匠がリア方向へと伸びることで、室内全体に自然な奥行きを与えています。その天井ウッド部分の間には照明が埋め込まれていて、天井面をすっきりと見せる工夫も施されています。

フロント側にベンチレーションを配置し、屋根上にはソーラーパネルを増設できるスペースも確保されました。また、2ルームレイアウトながら、マルチルームも備えている点もポイントです。ランドホームで培われてきた「空間をしっかり区切る」という考え方を、デュカトのサイズに合わせて再構成しているのです。

ランドホームデュカトの運転席・助手席

運転席・助手席には回転機構付きのシートを採用。走行時は通常のドライビングポジションを確保しつつ、停車後はそのままリビングの一部として機能します。テーブルは天板サイズを調整できる仕様になっていて、使用シーンに応じて柔軟に対応します。

短時間の休憩、軽い食事、ゆっくりとした団らん。二人旅で想定されるシチュエーションに合わせて、「使いたいときに、すぐ使える」をカバーできる設計となっています。

ランドホームデュカトのリア

リアには、ゆったりとしたリビングルームが設けられています。大きなラウンジソファを中心に構成された空間は、長時間座っていても疲れにくく、旅先でのくつろぎ時間をしっかりとサポートしてくれます。2ルーム構成によってフロント側とはしっかりと空間が分けられているので、落ち着いて過ごせる点も魅力です。

室内を広く感じさせるため、吊り下げ棚などの張り出しは最小限に抑えられています。収納力と開放感、そのバランスをていねいに整えた設計といえるでしょう。デュカトの持つ大きなキャビンスペースを、余すことなく活かしているのが分かります。

快適性と実用性を高める装備

ランドホームデュカトのセカンドシート

驚きなのが、セカンドシートに本格的なマッサージチェアが装備されたことです。単なるぜいたくな装備ではなく、「旅を快適に続けるための道具」として位置づけられている点が、このモデルらしいところです。シートベルトを備えているため、走行中でも使用できる仕様となっています。

例えばドライビングに疲れたら、パートナーと運転を交代して、次のポイントまでの移動中に身体を休めることができます。次の運転、明日の体調を整える意味でも重要な装備になります。二人旅を想定したからこそ生まれた、現実的な装備といえるでしょう。

ランドホームデュカトの家庭用エアコン

家庭用エアコンは、運転席とセカンドシートの間にある梁部分へ設置されています。冷気や暖気を室内全体へ効率よく行き渡らせるための配置で、エアコンとしての性能をしっかりと発揮します。

専用カバーが取り付けられており、車内での存在感は控えめです。快適性を確保しながら、インテリアの雰囲気を壊さないデザインフィニッシュ。このような作りもRVランドらしい配慮が感じられるポイントです。

ランドホームデュカトのキッチン

エントランス横には、コンパクトでモダンなデザインのキッチンエリアを配置しています。カウンタートップにはあえてシンクのみを設け、設備を最小限に抑えた構成です。二人旅でゆったりと過ごすことを想定し、車内であまり調理をしないのでは、という割り切りが見て取れます。

その一方で、シンク下には電子レンジを標準装備。温め程度の調理に対応することで、旅先での利便性はしっかりと確保されています。必要なものを、必要な分だけ。ミニマムな装備が美しくも感じられる構成となっています。

ランドホーム譲りのくつろぎと拡張性

ランドホームデュカトのリビングルーム

リアのリビングルームには、コの字型ソファを採用しています。お互いが自然と向かい合う配置となり、会話が生まれやすいレイアウトといえるでしょう。2ルーム構成によってプライベート性を確保し、外の環境に左右されず、室内でゆったりと過ごせます。

このレイアウトは、従来のランドホームで高く評価されてきたものです。その実績あるレイアウトの考え方をデュカトでも再現している点に、このモデルのコンセプトが強く見えてきます。

ランドホームデュカトのリアシート下

リアシート下は、大容量の収納スペースとして活用されています。中央にボックスが見えますが、ここには家庭用エアコンの室外機が設置されています。ラゲッジスペースを確保するために、寝かせて設置する方法もありますが、RVランドではあえて立てた状態で設置しています。

家庭用エアコンの室外機は本来、縦置きで設置するように設計されています。そのスタイルで設置するのが最も効率がよいのです。内部のコンプレッサーの位置も正立で設置でき、移設による不具合も軽減できます。

このように、家庭用エアコンの室外機にとって理想的な設置条件を確保できるため、本来の性能と耐久性を十分に発揮できるのです。長く使う上では大きな安心材料となるポイントとなるでしょう。

ランドホームデュカトの吊り下げ棚とライト

室内にはコンパクトな吊り下げ棚を採用して、圧迫感を抑えています。天井にはライン型ライトを配置し、室内全体を均一に照らすことで、落ち着いた雰囲気を演出。明るさにムラがなく、視認性のよい空間が広がります。

さらに、レール式ライトを採用している点もポイントです。汎用の照明やUSB充電器、ベンチレーターなどのアイテムを後から追加しやすくなるので、使い方に応じてカスタマイズできるのも使いやすさのひとつに。完成度の高い室内でありながら、使う人に委ねる余白が用意されています。

ランドホームデュカトは、二人旅を快適に過ごすために開発されたキャンピングカーです。デュカトに2ルームを設け、居住性と快適性を高い次元で両立させた造り込みは、まさにランドホーム譲りといえるでしょう。

使う人の動線や過ごし方をていねいに想定したレイアウトと装備。そこに、マッサージチェアといった新しい提案を加える姿勢は、RVランドらしさそのものです。伝統を大切にしながら、今の旅に合った答えを探る。ランドホームデュカトは、その姿勢をかたちにした一台といえるでしょう。

WRITER PROFILE
渡辺圭史
渡辺圭史(わたなべ・けいし)

1971年東京生まれ。アウトドア好きな編集者、そして、算数が好きだったライター。アウトドア用品メーカー、出版社を経て、キャンピングカー専門誌編集長に。現在はフリーとして、いろいろなメディアにて執筆中。アウトドアをキーワードに、より楽しいライフスタイルを求めてゆるりと奮闘中。最近気になっているワードは、旅、ミニマリスト、車中泊。趣味はコンパクトな旅とモノづくり。

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