欧州最高峰モーターホーム「ハイマーB-SLシリーズ」の2020モデル!

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欧州最高峰モーターホーム「ハイマーB-SLシリーズ」の2020モデル!

ドイツの名門ビルダーハイマーから、2020年モデルのB-SLシリーズが発表され、2月に開催された「ジャパンキャンピングカーショー2020」の会場で初お披露目された。

B-SLシリーズは、フィアット・デュカトをベースにしたハイマーの現行ラインナップにおける最上級グレード。緻密なプレスラインをあしらった現代的なスタイリッシュフォルムが、ハイマーのハイエンドモデルにふさわしいアイデンティティを静かに主張する。

今回は、さまざまな進化を遂げたハイマー社のインテグラルモデル(日本で言うフルコンバージョン)B-SL704にスポットを当て、同シリーズ最新モデルの魅力を紐解いていく。

走行性能のグレードアップ

ベース車両フィアット・デュカトの進化

フィアット・デュカトの9速オートマチックミッション

B-SLシリーズの2020モデルは、ベース車両のフィアット・デュカトがモデルチェンジによってグレードアップしているのが、大きなトピックだ。前モデルに搭載されていたシングルクラッチ・2ペダルMTの6速コンフォートマチックミッションに代わり、トルクコンバーター仕様の9速オートマチックミッションを新採用。最高出力178馬力・最大トルク450Nmを発揮する2.3リッターMultijet2 POWER ディーゼルターボとATミッションの組み合わせで、滑らかな加速性能と燃費の向上を実現している。

2ペダルMTらしいダイレクト感のある6速コンフォートマチックミッションに比べ、新採用の9速オートマチックミッションは、低速域から高速域までスムーズに加速する自然な乗り味がポイント。ベース車両であるフィアット・デュカトの刷新により、ハイマー・B-SLシリーズの走行性能がさらにグレードアップした。

オリジナルSLCシャーシがもたらす低重心設計

2020モデルの最大の特徴となっているのが、既存のAL-KOシャーシと比べて約16%の軽量化を果たした、新開発のモーターホーム専用プラットフォームSLCシャーシの採用だ。ハイマーオリジナルの新設計シャーシによって、軽量化と同時に剛性アップや低重心化、空力特性の最適化を実現し、リアには左右独立式のサスペンションを搭載。ハイマーの最高峰モーターホームにふさわしい、ハイレベルな走行性能を生み出した。

ハイマーB-SL704の収納庫

ボディを左右に貫通した床下収納スペースは、FF車のメリットを最大限に活かしたSLCシャーシを象徴する装備。ボディ幅2350mmを収納スペースとしてフルに使えるため、サーフボードなどの長尺物も余裕で積載できる。

室内の床面はダブルフロア構造とされ、車両センター部の床下にバッテリーや水タンクなどの重量物を配置することで、低重心化と優れた重量バランスを両立。ドライブシャフトがなくシャーシ下部のスペースが広いFF車の恩恵を活かし、B-SLシリーズらしい安定感のある走りを実現した。

既存デザインをブラッシュアップした上質なインテリア

ハイマーB-SL704の室内

ゆったりとしたL字ソファシートとフロント回転シート、カウンターシートで構成した、ラグジュアリー感あふれるインテリアは、まさにハイマーの面目躍如。既存のデザインを踏襲しつつ、各部に滑らかな曲面基調のファニチャーや間接照明を組み合わせることで、気品あふれるリビングエリアを作り出している。

ハイマーB-SL704の室内

インテリアのカラーは、ダークブラウン系のヴェルヴェット・アッシュ、ナチュラルウッド系のグランドオークの2種類が用意され、好みに応じてセレクト可能だ。

ハイマーB-SL704のキッチン

柔らかな曲面と間接照明を融合した上質な作りのキッチンスペース。L字型カウンターのワークトップ(天板)には、サークル型シンクとガラスカバー付き3バーナーコンロが装備されている。キッチンの対面には、大量の食材や飲み物を収納できる冷蔵庫をビルトイン。ロングトリップでも、家と変わらず快適に生活できる。

ハイマーB-SL704のシャワールーム

長期滞在型のレジャーを楽しむ欧州のライフスタイルに合わせて、トイレルームとシャワールームを充実させているのも、ハイマー製モーターホームの魅力だ。B-SL704B-SL708はセパレートタイプ、B-SL674は間仕切りタイプのトイレ&シャワールームを完備。両タイプとも十分なスペースが確保され、上質なディテールの作り込みでハイマーの世界観を表現している。

ハイマーB-SL704のトイレルーム ハイマーB-SL704のベッドルーム

モーターホームの旅でもっとも重要な要素のひとつが、ゆったりと就寝できるベッドエリア。快適な睡眠を実現するため、ここにもハイマーのさまざまなこだわりが集約されている。

B-SL704のリアエンドには、高級ホテルの寝室のような落ち着きのあるベッドスペースが完備され、コールドフォームベッドマットとハイマー・シェラフコンフォートシステムが極上の睡眠を約束する。中央部にはベッドサイドカウンター、上部には間接照明をあしらったオーバーヘッドキャビネットを装備。ツインベッドの中央部に付属の拡張マットを装着すれば、さらに広大なベッドスペースを作り出すことも可能だ。

ハイマーB-SL704のリアカーゴ

大型モーターホームならではの魅力的な装備のひとつが、許容荷重350kgのリア大型収納庫。キャンプギア、自転車、小型バイク、折り畳みカヤックなどの大きな荷物を収納できる広大なスペースが確保されており、左右の大型バゲッジドアからアクセスできるので、荷物の積み下ろしもラクラク。冬でも快適に作業できるように、カーゴスペース内には暖房も完備されている。

ハイマーB-SL704の集中コントローラー ハイマーB-SL704の上部収納

ハイマーのアイデンティティを主張するスタイリッシュなエクステリア、ヨーロッパ製モーターホームらしい上質なインテリア、歴史と伝統に裏打ちされた居住性と快適な装備、さらに進化した走行性能……。さまざまな魅力にあふれたB-SLシリーズのラインナップは、全長7390mmのB-SL674、全長7790mmのツインベッドレイアウトモデルB-SL704、全長7790mmのクイーンベッドレイアウトモデルB-SL708の3タイプとなる。

ハイマーB-SLシリーズ諸元

B-SL 674
寸法(mm)
全長7,390mm/全幅2,350mm/全高2,960mm
定員
乗車定員5名/就寝定員5名
価格
¥17,490,000~(税込)
B-SL 704
寸法(mm)
全長7,790mm/全幅2,350mm/全高2,960mm
定員
乗車定員5名/就寝定員5名
価格
¥18,150,000~(税込)
B-SL 708
寸法(mm)
全長7,790mm/全幅2,350mm/全高2,960mm
定員
乗車定員5名/就寝定員4名
価格
¥18,150,000~(税込)
WRITER PROFILE
岩田一成
岩田一成(いわた・かずなり)

1971年東京生まれ。キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーフォトライター。日本大学芸術学部卒業後、8年の出版社勤務を経て、2003年に独立。ライター・エディターとして、自動車専門誌を中心に累計1000誌以上の雑誌・ムック製作に携わる。家族と行くキャンピングカーの旅をライフワークとしており、これまでに約1000泊以上のキャンプ・車中泊を経験。著書に『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』がある。

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