新しい旅のスタイルとしてマイクロツーリズムが提唱されていますが、キャンピングカーや車中泊車の旅にぴったりはまりそうです。新しいツーリズムの考え方と、車中泊施設として先頃全国の9施設(2020年9月13日に16施設へ拡大)で運営をはじめたかんぽの宿くるまパークとは相性が良さそうなので、そのくるまパークへ泊まってみました。
アクセスの良い「かんぽの宿 寄居」
マイクロツーリズムは近場を旅行してその魅力を再発見しようというもの。今回利用したかんぽの宿 寄居(埼玉県)は都心からだと90分ほど、埼玉県内在住ならより短い時間で行けるのではないでしょうか。
気軽に車中泊へ出かけられるキャンピングカーの良さを活かして、仕事を終えた金曜日の夜現地へ向かいました。ここを選んだのはチェックイン時間が21:00までと遅くまで受け入れていることと、天然温泉があることです。
到着したらすぐに温泉へ直行しました。夜なので6階にある温泉からのロケーションはありませんが、1回のチケット購入で明日の朝も入れるので翌朝の楽しみにとっておきます。
夕食は、途中のコンビニで買ってきたおつまみとお弁当を車内で食べました。
ゆったりとした区画でアウトドアも味わう
早朝トイレ利用で館内に入ると、ホテルの人はまだ誰もいません。警備員さんが先に私を見つけて「おはようございます。」と声をかけてくれました。屋外に車中泊利用者がいることをしっかり把握していて、ホスピタリティの良さと安心感があります。
温泉は朝の6:00から入れます。浴場の窓から秩父鉄道を見下ろし、露天風呂には朝の清々しい空気がおりていて最高です。
昨夜はコンビニのお弁当でしたので、朝食はかんぽの宿で提供している食事をチェックインの時に予約しました。
バイキング形式だった朝食が、今は一人分ずつ配膳されています。バイキングのなごりか品数が多く、食べきれないほどたくさん並びます。
朝食の後、クルマの外に椅子を出して鳥の鳴き声を聞きながら寛ぎました。この時思ったのは、これなら連泊してのんびりしてもいいかなということです。
連泊して秩父・長瀞を観光。または、この近くを散歩でまわるのもマイ口ツーリズムの神髄かもしれません。帰ってきたら温泉に入って、その夜はかんぽの宿の夕食を予約して上げ膳据え膳というのものんびり出来そうです。
連泊してもくるまパークの代金は2,000円×2泊=4,000円(別途くるま旅クラブへ入会必要)。マイクロツーリズムだと移動に時間を割いたり、交通費が高額になったりしないのもメリットです。
*くるまパーク内での椅子出しについては、繁忙期は現地で可否を確認して下さい。
デコトラキャンピングカーの見学へ
ここから秩父方面への観光に後ろ髪を引かれましたが、今回は熊谷方面へデコトラキャンピングカーの見学へ向いました。キャンピングカー専門誌キャンプカーマガジンでキャンピングカーのリノベーション企画を受け持っているNEXT LIFE(ネクストライフ)が近いので、そちらでデコトラキャンピングカーと対面です。
キャンピングカーの外観を変えていくのも楽しみ方の一つ。内装のリノベーションはこれから行うそうですが、リノベーションに興味のある方も多いのではないでしょうか。
全国9か所にあるかんぽの宿くるまパーク
マイクロツーリズムの良さは近場の魅力を再認識することですが、普段日帰りで行く場所でもキャンピングカーや車中泊車で泊まりながらめぐると再発見することがありそうです。そんな車中泊場所として、温泉があり、受け入れ側のホスピタリティも高いと旅の満足度が上がります。
現在かんぽの宿が運営するくるまパークは全国で9か所(2020年9月13日に16施設へ拡大)あります。上に掲載した全国マップを参考にして下さい。
かんぽの宿では、車中泊の受け入れをはじめての試みとして開始しています。100V電源が欲しいといった要望があったり、施設によって少しずつ事情が違うところもあると思いますが、現在の9施設からさらに拡大して身近な場所に出来ることを期待したいと思います。(地図中の栃木喜連川温泉と富田林は2020年9月13日から利用可)