東京都八王子市にある旅する車では、キャンピングカーのレンタルや車中泊スペースを提供しています。都内でありながら、自然を感じる環境で、多くの人に利用されてきました。
今回、施設の一部がリニューアルされ、サービスがさらにパワーアップ。特徴的な施設によって、いろいろな利用方法がありますが、その1つ1つが一層使いやすくなっています。
そのリニューアルした旅する車をチェックしてみましょう。
キャンプができる車中泊スペース
旅する車には宇津貫BASE本店とイーアス高尾店があります。提供している車中泊施設は、東京都八王子市宇津貫町にある宇津貫BASE本店。
ここではキャンピングカーのレンタルも行っていて、多くの人に旅の拠点として利用されています。
車中泊施設のサービスは、車中泊ライトプラン、車中泊スタンダードプラン、車中泊プレミアムプランの3種類。
ライトプラン以外は上の写真のような広々としたスペースでの車中泊ができるようになっています。
この広いスペースでは、ルールに沿って、焚き火も楽しめます。施設内には薪も用意されていました。
キャンプブームもあってか、時々、焚き火をするためにやってくるユーザーもいるそうです。
リニューアルした車中泊のプライベートゾーン
車中泊スペース以外にも、利用者が利用できる施設が充実しているのが、宇津貫BASE本店の特徴。上の写真の芝エリアもその1つになります。
リニューアルされた施設がこの芝エリアでした。照明施設が追加され、日差しをよけるオーニングを設置。より快適に過ごせる工夫が施されました。
プランによっては、この芝エリアを貸し切ることもできます。プライベートスペースとして、他の人を気にすることなく楽しめます。
また、このスペースを利用して、ちょっとしたパーティーもできそうです。車中泊で集まって、みんなで楽しむのも、新しいスタイルとなるのではないでしょうか。
芝エリアの奥に見えるのが、大きなスクリーン。プロジェクターで映像を映すこともできます。上映会やスポーツのパブリックビューイング、大画面でのゲームプレイなど、いろいろと使えます。
夜もしっかりと照明施設があるので安心です。芝エリアは、一日中のんびりと過ごせるスペース。旅の疲れを癒すのにも、のんびりとここで休憩を挟めば、効果も高いことでしょう。
みんなのベースとなる車中泊施設は室内設備も充実
宇津貫BASE本店は室内の設備も充実しています。母屋の隣にあるガレージには、大きなシャッターが設置されたスペースがありました。シャッターを開けると、天井も高く、外にいるような開放感があります。
ここでは、雨が降った時でも、利用者が集まって、パーティーなどを開催できるようになっています。車中泊の仲間と集まったけど、雨が降ってきてしまった、というシーンでも問題ありません。
エントランスのドアを入ると、受付フロントがあります。キャンピングカーの貸出、レンタルスペースなどの受付はこちらで行います。
奥には芝エリアへとつながる共有スペースが設けられています。施設内は温かみのある雰囲気で、リラックスできる環境が整っていました。
受付フロント正面にも共有スペースがあります。冬場であれば、暖炉に火が入っていることも。奥にはトイレ、横に共用のキッチンスペースがあります。
トイレは外からもアプローチできるようになっていて、24時間利用できます。このきれいな室内にあるトイレ、というのも安心できるのではないでしょうか。
受付の壁には有名なYouTuberのサインがありました。都内にあって、キャンプも楽しめるし、設備が充実していることで、YouTuberが動画撮影するにも最適な環境となっているようです。
その動画を見て、宇津貫BASE本店に興味を持ったお客さんもいて、実際に利用しにやってくる人も多いとか。
大きなプロジェクターでゲームを楽しんだり、動画と同じような使い方をする人も多いといいます。
キャンピングカー体験の新しいスタイル
旅する車では、新しい形のキャンピングカーレンタルも行っています。それが、キャンピングカーレンタル泊というサービス。
キャンピングカーの宿泊を手軽に体験できるサービスになっています。
購入する前にキャンピングカーがどのようなものなのか体験したいとか、キャンピングカーに興味を持った人におすすめです。
このキャンピングカーレンタル泊は、キャンピングカーを借りるのですが、クルマは敷地内から出ません。
宿泊施設としてキャンピングカーを利用します。だから、キャンピングカーレンタルよりも、利用料金が安くなっています。
キャンピングカーの生活空間としての使い勝手を知りたい人にとって、クルマを運転する必要もありません。そんな方が利用するには、ちょうどいいサービスかもしれません。
キャンピングカーレンタル泊で人気なのが、バスコンタイプのモデル。余裕のあるスペースと充実した設備が揃っています。
複数人数で借りて、2つある部屋のうち1つをワークスペースに、もう一方を休憩室に使った、オフィス利用もできるのではないでしょうか。
レンタルオフィスを借りるより、仕事が捗るかもしれません。
宇津貫BASE本店では、車中泊だけでなくキャンプも受け付けています。また、芝エリアだけのデイユースなども可能になりました。
リニューアルでさらに使い方のバリエーションが増えた宇津貫BASE本店で、新しい体験をしてみるのもいいでしょう。
- 渡辺圭史（わたなべ・けいし）
1971年東京生まれ。アウトドア好きな編集者、そして、算数が好きだったライター。アウトドア用品メーカー、出版社を経て、キャンピングカー専門誌編集長に。現在はフリーとして、いろいろなメディアにて執筆中。アウトドアをキーワードに、より楽しいライフスタイルを求めてゆるりと奮闘中。最近気になっているワードは、旅、ミニマリスト、車中泊。趣味はコンパクトな旅とモノづくり。
