車中泊に最適!卓上IHクッキングヒーターで電気代をかけずにできるおすすめ簡単クッキングレシピ

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車中泊に最適!卓上IHクッキングヒーターで電気代をかけずにできるおすすめ簡単クッキングレシピ

車中泊のベストシーズン到来です。お弁当を持って、アウトドアランチもいいですが、せっかくなので、車内調理に挑戦してみませんか。でもクルマの中で調理はちょっと、という人も電気を使えば安心。最近は大容量のバッテリーもあるので、調理家電も使いやすくなりました。

そこで、今回はIHクッキングヒーターを使ったレシピを紹介します。電気の消費量も抑えて、美味しい食事が車内で作れます。これまでは、ポータブルバッテリーとIHクッキングヒーターではちょっと難しいのでは、と思われていた料理に挑んでみました。

ドリテックのIHクッカーミニチュラ

調理に使ったIHクッキングヒーターはドリテックIHクッカーミニチュラ。同社のなかで最もコンパクトなモデルで、普段からクルマの中で使っているアイテムです。ダイヤルで出力を調整できるのが良いです。

和平フレイズの匠弥というクッカー

調理には和平フレイズ匠弥というクッカーを使っています。普段使いではお湯をお湯を沸かしたり、温める程度なので、チタン製クッカーを使っていますが、今回の料理では熱をキープするのも重要なので、こちらの厚めのステンレスを使ったタイプを使っています。

クッカー1つでできる、早ゆでパスタを使った簡単ひろしパスタ

簡単ひろしパスタ

最初に挑戦するのがパスタです。パスタはお湯を沸かして、茹でなければいけないので、電気の消費量が大きいのがネックでした。しかし、最近では早ゆでパスタが登場していて、1.6㎜という太さながら、3分で茹で上がるタイプが登場しています。

味付けはふりかけの「ゆかり」の三島食品で6人兄弟と言われているラインアップの1つ「ひろし」を使います。スーパーには置いていないかもしれませんが、百円均一にいけば、6人兄弟すべてを在庫しているところも多いのがポイントです。

材料

  • パスタ 100g(早ゆで小鍋用2/3サイズ)
  • 水 200cc
  • オリーブオイル 少々
  • ひろし 大さじ1
  • スライスガーリック 少々
  • 輪切り赤唐辛子 少々
  • 野菜 適量(好みに合わせてください)
ガーリックスライス

クッカーにオリーブオイルを入れて、ガーリックスライス、輪切り唐辛子を軽く温めます。オイルに風味を移すイメージで、炒めないでください。火が強いと、すぐに黒くなってしまうので注意が必要です。オリーブは気持ち多めに。

五目野菜炒めセット

オリーブオイルが温まったところで、野菜を入れます。「ひろし」パスタはキャベツのみのレシピが多いのですが、今回は五目野菜炒めセット。セブンイレブンで売っている、洗わずにそのまま調理できるシリーズです。

クラッカーで野菜を炒める

野菜をクッカーの中に投入。一掴み程度でちょうどいいと思いますが、野菜が多くても問題ありません。好みに合わせて調整してください。でも、あまりにも多いと、パスタが茹でられたくなってしまうのでほどほどに。この時点で野菜を炒めます。塩胡椒で味をつけますが、後で「ひろし」を入れるので、塩分は控えめにしてください。火力は300W。

クラッカーに水を入れる

シャキシャキ感が残る程度、軽く炒めたら水を200cc入れます。この時、ブイヨンなどを入れると、さらに味にコクが出てきます。

早ゆでパスタ

水を入れたクッカーにパスタを入れます。ここで問題発生。小鍋用でしたが、直径16㎝のクッカーに入りきらなかったです。IHクッキングヒーターなので、クッカーからパスタが出ていても焦げることはありませんので、冷静にフタをしてパスタをふやかしました。この時、火力は300Wのまま。パスタをクッカーに入れるのに奮闘していたら、5分が経過してしまい、今回の省電力レシピで最大のピンチでした。

茹で上がりパスタ

そんなこんなでフタをして、パスタが茹で上がりました。早ゆで3分ということで、パスタがお湯に浸かる状態になってから約3分待ちました。

パスタの水分を飛ばす

パスタが茹で上がっても、少し水分が残っているので、野菜を混ぜ込むようにして、火にかけながら水分を飛ばします。ここでは、300Wで約1分。

ひろしを入れる

水分が少なくなったら、火力を100Wに落として、ひろしを入れます。ひろしは広島菜のふりかけで、しっかりとした食感が人気です。その食感を残すように、パスタ全体に混ぜ込みます。

クッカー1つでできる、早ゆでパスタを使った簡単ひろしパスタ

盛り付けて完成です。パスタの水を捨てることもなく、そのまま食べられるので簡単です。タンメンのような野菜たっぷりで唐辛子、ガーリックの味がしっかりと感じられます。また、ひろしの広島菜の食感とうまみがパスタとよくあいます。

今回の調理に使った電力は100Wで2分、300Wで10分でした。ポータブルバッテリーの容量表記Whで計算してみると、消費電力は約54Wh。ポータブルバッテリーの容量から引き算すると、大体の電気使用量をイメージできると思います。

車内でも調理できるオニオンソースの厚切りポークソテー

厚切りポーク

次は肉料理に挑戦です。車内で肉料理をすると、いつまでも肉の匂いが残ってしまいます。その原因は細かく舞い上がる油です。そこで、フタをして蒸し焼きする調理方法で肉を焼いていきます。

焼き物は消費電力が大きく、車内IHクッキングヒータークッキングには不向きかもしれません。でも、熱々ふわふわのポークソテーが食べたくなってしまうのです。そんな肉好きにおすすめのレシピです。

材料

  • 豚肉 260g
  • 塩胡椒 少々
  • 玉ねぎおろし 大さじ1
  • しょう油 大さじ1
  • みりん 大さじ1
クッカーに油

クッカーに油を入れます。使っているのはオリーブオイルです。味とかはあまり関係なくて、オリーブオイルは酸化しにくいので、普段から利用しています。熱には弱いので、保管場所には注意が必要です。

塩胡椒を軽く振ったお肉

塩胡椒を軽く振ったお肉を入れます。ポークソテーの基本はお肉を常温に戻すこと。しばらく、クーラーボックスの外に出しておいて、肉自体の状態をよくしていきます。寒い時期でなければ、大体10分ぐらい外に出しておけば十分です。

ふたをする

肉を入れたら、油が飛び散る前にフタをして、出力300Wで3分待ちます。16㎝のクッカーに入る260gの豚肉は約2㎝の厚みがあります。中まで火が通るか心配ですが、蒸し焼き状態なのでふっくらと焼き上がります。

もっと大きなお肉を使うのであれば、調理時間を伸ばしていってください。また、豚肉なのでしっかりと火を通さなければなりませんので、自分の焼く肉の厚みで、どのぐらいの時間がかかるのか、事前に試してみるのがいいと思います。

焼き目がついた肉

3分後、お肉をひっくり返します。撮影では、フタについた水蒸気と油がしっかりと垂れてしまいました。フタを開ける時は注意しましょう。焼き時間は3分ですが、こんがりと焼けていて良い感じです。裏側も3分間、フタをして焼きます。表と裏、それぞれ300Wで3分ずつ焼きます。

裏面も焼く

裏側の焼き時間3分が経過したら、そのままの状態で、IHクッキングヒーターの電源を切ります。IHクッキングヒーターが本体をクールダウンしているので、電源コードは抜かずに、ボタンでオフにします。クッカーはそのまま置きっぱなしです。この状態で約5分おいておきます。

肉の旨み

5分経ったら、お肉をクッカーから取り出して、お皿に盛っておきます。クッカーの中にはお肉から出てきた旨み成分が溜まっています。そこへ、すりおろし玉ねぎ、しょうゆ、みりんをそれぞれ大さじ1杯入れます。そして、最後にブラックペッパーで味付け。

ポークソテーのソース

クッカーを軽く温めて、一煮立ちしたらIHクッキングヒーターをオフに。こちらがポークソテーのソースになります。

市販のステーキソース

すりおろし玉ねぎなんて用意できない、という人も多いはず。もちろん、市販のソースを使っても、まったく問題ありません。でも、やはりおろし入りがおすすめです。

車内でも調理できるオニオンソースの厚切りポークソテー

お肉の上にバターを載せて、先ほど作ったソースをかけて完成です。ふっくらとした柔らかい焼き上がりのポークソテーがあっという間にできてしまいました。車内で肉を焼くことに抵抗がある人も、一度、自宅で試してみてください。それほど、お肉の匂いが残ることもありません。この料理の消費電力は300Wで6分。約30Whの消費でした。

たまごだけで膨らむデザートに最適なドイツ風パンケーキ

食後の締めはデザートです。車中泊クッキングでのデザートはハードルが高めですが、このレシピは簡単です。本来はオーブンを使って調理する料理を、今回はIHクッキングヒーターキャプテンスタッグのココットダッチオーブン10㎝で作ります。熱がしっかりと蓄えられる鋳鉄製です。

パンケーキですが、ベーキングパウダーなどは使いません。卵だけでふっくらとした焼き上がりが楽しめます。

材料(2個分)

  • 小麦粉 40g
  • 砂糖 5g
  • 牛乳 50cc
  • 卵 1個
  • バター 2〜3g(1個あたり)
混ぜた材料

材料をすべて混ぜ合わせます。思った以上に水っぽく感じるかもしれません。一般的なパンケーキの生地よりもゆるい状態になります。洗い物を少なくするために、ジップロックなどの袋で混ぜ合わせてもOKです。少し水っぽいので、こぼれるのだけ注意してください。

温めたダッチオーブンにバター

この料理はダッチオーブンがしっかりと温められることが決め手になります。しかし、IHクッキングヒーターでは温度エラーになりやすいので、1つ目の焼きはテストとして、2つ目の焼きから本番という意識で、ゆっくりと温度を上げていく方がいいかもしれません。

温められたダッチオーブンにバターを入れます。全体にバターをなじませます。側面にもしっかりとバターが行き渡るようにしてください。今回は出力100Wで2分ほど温めました。

ダッチオーブンに生地を入れる

温められたダッチオーブンに混ぜた生地を流し込みます。卵1つで2つできるので、混ぜわせた生地の半分入れます。ちょっと少なめに感じるかもしれませんが、膨れてくるのであまりたくさん入れないようにします。多いとあふれてしまいます。

フタをして、200Wで7分

フタをして、200Wで7分待ちます。ドリテックのIHクッカーミニチュラは出力100Wと200Wの時は、間欠出力になります。おそらく300Wを一定間隔でオンオフを繰り返し、出力100Wと200Wを調整しているのでしょう。鋳鉄製クッカーの場合、熱がこもるので300W以上の場合、IHクッキングヒーターが高温になったというエラーが出るので、鋳鉄製クッカーの場合は出力200Wがおすすめです。

シュワシュワと音がしたら出来上がりの合図

シュワシュワと音がして、バターがフタから溢れてくると完成です。すぐにヒーターの電源をオフにしてください。オーブンで焼けば、上部にこんがりと焼き目が付くのですが、この調理方法ではこんな感じです。バーナーなどを使って、食べる前に焼きを入れてもいいかもしれません。

たまごだけで膨らむデザートに最適なドイツ風パンケーキ

最後にジャムなど、好みのトッピングを載せて完成です。外側がカリッと焼けていて、内部がふっくらとした仕上がりになります。一般的なパンケーキのような状態ではなく、カヌレのような弾力のある食感が特徴です。

1回目の焼きでは側面がカリッと仕上がりませんが、2回目からはしっかりと焼き目が付いて、完璧な仕上がりです。この調理にかかった消費電力は約25Wh。車中泊最後の朝に残った電気を使って調理する朝食としても最適です。

車内ではお湯を沸かすだけ、レトルトを温める程度、という人も多いことでしょう。でも、こんなに簡単に料理ができるのなら、挑戦したくなるのではないでしょうか。省電力で、それほど時間もかからないレシピ。ぜひ、次の車中泊旅で試してみてください。

WRITER PROFILE
渡辺圭史
渡辺圭史(わたなべ・けいし)

1971年東京生まれ。アウトドア好きな編集者、そして、算数が好きだったライター。アウトドア用品メーカー、出版社を経て、キャンピングカー専門誌編集長に。現在はフリーとして、いろいろなメディアにて執筆中。アウトドアをキーワードに、より楽しいライフスタイルを求めてゆるりと奮闘中。最近気になっているワードは、旅、ミニマリスト、車中泊。趣味はコンパクトな旅とモノづくり。

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