
キャンピングカーの暖房は燃料を燃焼させるFFヒーターが一般的ですが、ケイワークスでは軽キャンパーにホットベッドマットという手法を取り入れています。
電気でやさしく温めるホットベッドマットは居住空間が限られた軽キャンパーで威力を発揮します。
目次
オーロラ ライトキャンパーシリーズ エブリイワゴン ねどこのベッドマット

ホットベッドマットを語る前にベースになる同車のベッドマットを見てみます。
これは通常のウレタンマットと違いポリエチレン原料の樹脂スプリングがクッション材になっており、体圧分散され睡眠中の身体の沈みを抑え快適な睡眠を誘います。
樹脂スプリングにより耐久性が高いだけでなく、軽さ、良好な通気性、保温性といったキャンピングカーに最適な要素を備えています。
また、寝心地にこだわった設計はベッドの両サイドに収納家具などを取り付けず、幅1,200mmの広いベッドを実現しています。

軽キャンパーだから効果的なホットベッドマット

FFヒーターの利点は室内全体が温まり、温まるのも早いこと。半面、FFヒーターをつけて寝ていると室内が乾燥してしまうという欠点があります。
ホットベッドマットは芯材がテグス状で通気性のあるベッドマット自体に発熱体をセットします。そのためマット本体が暖まり、熱も分散され適度な温度で睡眠中の体を暖めてくれます。
少し寒い位のときは、ホットベッドマットに毛布という組み合わせが最適で、本格的に寒くなるとホットベッドマットに寝袋という組み合わせで保温状態を保ち、快適に眠れます。

必要ない装備は削ぐシンプルな軽キャンパー

オーロラ ライトキャンパーシリーズ エブリイワゴン ねどこは 寝心地、使い易さ、発展性の3つを基本コンセプトにしたキャンピングカー。そのため必要の無い装備は付けず乗り心地の良いワゴン車両をベースにしながらリーズナブルなクルマになっています。
シンプルでありながら満足のいく仕上がりになっているのは、開発時にお客様の要望を十分リサーチしているため。電装を強化したい人にはサブバッテリー+1500Wインバーターで電子レンジや湯沸かしケトルが使えたり、フレキシブルタイプのソーラーパネルを設置することも出来ます。

開発時に寄せられたお客様の要望例
- シンク、水などは必要なく、広く寝れるレイアウトがいい
- ベッドは堅くも無く柔らかくも無く、疲れた体をしっかりとサポートし、疲れが取れることが理想
- ベース車両は、最新の豪華装備のワゴンがいい
- テーブル等、狭い車内で収納に片付けが必要ないように考えて欲しい
自分の使い方で賢く仕上げる軽キャンパー
求められる基本機能がよく研究されて作られているため、そこに自分の必要な装備を付けていくと満足のいく仕上がりになるクルマです。
ホットベッドマットのやさしい暖かさは自分流に仕上げたクルマを体になじむ軽キャンパーにしてくれそうです。
オーロラ ライトキャンパーシリーズ エブリイワゴン ねどこ諸元
- ベース車両
- スズキ エブリイワゴン ハイルーフ
- エンジン
- 0.66L(ガソリン)
- ミッション
- 4AT
- 駆動方式
- 2WD・4WD
- 寸 法(mm)
- 全長3,395mm/全幅1,475mm/全高1,910mm
- 定員
- 乗車定員4名/就寝定員2名