
キャンピングカーは旅をより自由にしてくれる存在です。目的地を決めずに走り、気に入った場所で泊まる。そんなぜいたくな時間の過ごし方をかなえてくれます。上質な家具と居住空間で旅をさらに充実させるモデルも多数あります。トイファクトリーの「DA VINCI 6.0」もそんな上質さを追求したモデルです。
そのDA VINCI 6.0に、映画「スター・ウォーズ」の世界観を融合させた特別仕様が誕生しました。漆黒のボディに光るグラフィック、未来的な照明演出、そして公式ライセンスによる特別なデザイン。限定5台のみの「STAR WARS EDITION」は、映画の世界をそのまま走るような非日常を体験できる1台です。
目次
スターウォーズの世界へ導かれるキャンピングカー
映画「スター・ウォーズ」に出てきたデス・スターの光るグラフィックに導かれるように車内へ入っていくと、外からは想像できない別世界が広がっています。完璧なまでにその世界観を再現したのは、数々のバンコンを手がけてきたトイファクトリーです。
入り口のマットにあるように、このクルマが映画「スター・ウォーズ」仕様であることはすぐ分かります。トイファクトリーでは、これまでにディズニー公認のキャンピングカー4モデルを製作。そして、今回はルーカスフィルムの公式ライセンスを受けた公認モデルを作ることになったのです。
フィアット・デュカトL3H2を採用したキャンピングカーダヴィンチをベースにカスタムが施されています。トイファクトリーラインアップのなかで、ダヴィンチはフラッグシップモデルといえる存在。上質な調度品と充実した装備が特徴です。そのベースとなるクオリティをそのままに、まったく異なった世界をクルマの中へ作り込みました。
今回のスター・ウォーズ仕様では、劇中の世界観をフィアット・デュカトの中へ落とし込み、パッセンジャーの没入感を高めてくれます。まるで宇宙船の中にいるような感覚で、スター・ウォーズの荘厳な世界観に引き込まれてしまうのです。
レイアウトはフロントシートを回転させたリビングエリア、そして、中央にキッチンやトイレルームがあり、リアにベッドルームが広がっています。浮かび上がる照明がインテリアの広がりをさらに強調します。
ノーマルのダヴィンチではリアベッドの下がラゲッジスペースとなっていますが、スター・ウォーズ仕様も同様のスペースが確保されています。しかも、ここにもスター・ウォーズの世界観が広がっているのです。フロアマットにはスター・ウォーズの序章ともなるオープニングクロールが記されていました。
キャンピングカーとしての使いやすさはダヴィンチならでは
エクステリアは漆黒のボディにマットブラックと赤いラインでシンプルなアクセントが加えられ、重厚なデザインに仕上げられています。ベース車両のダヴィンチの印象はそのままに、スター・ウォーズの世界観が浮かび上がってきます。
今回の開発に携わったのが、トイファクトリー岐阜本社開発部の角屋歩美さん。前回ディズニーモデルを担当した方です。そして、社外のアドバイザーの意見を取り入れながら、スター・ウォーズマニアが納得する完璧な世界を作り出しました。
シートはヨーロッパでも高い基準で安全性をクリアしたアグチ社製を採用しながら、ブラックとレッドのファブリックを使いロゴ刺繍を施した特別仕様。座り心地もよく、デザインはどこか近未来的で、この宇宙船のような空間に馴染んでいます。
照明も効果的に使われていて、セカンドシート後方にあるトイレルームとの間にも、特徴的なデザインを採用した照明が設置されています。赤いラインがアクセントになっているのも、全体の世界観をキープしてくれる要素になっているのかもしれません。
そんな赤いラインが印象的なのはリアに広がるベッドルームも同様。漆黒のマットに赤いパイピングが美しく走っています。リアベッドは1950×1270〜1560mmというサイズで、クルマに対して横向きで2m弱確保しているのがフィアット・デュカトらしさといえるでしょう。
ダウンライトが美しいヘッドボードにも、スター・ウォーズの世界観を表すグラフィックが施されています。車内のいろいろな場所にグラフィックが描かれているので、いつでも特別な空間にいることを実感できるはずです。
限定5台のフィアットデュカトキャンピングカーに施された特別な装備
シャワーも設置されているトイレにも独特の世界観が広がっています。このモデルだけに設定された宇宙船をイメージさせる特別なデザインです。トイレにはウォーターレスのクレサナを採用していました。水を使わない先進的な技術が、この空間によくフィットしています。
リアベッドルームには見落としてしまいそうなエアコンが設置されています。インテリアデザインとよく馴染んでいて、その世界観を踏襲しているところにこだわりを感じます。この家庭用エアコンは標準装備され、トイファクトリーが培ってきた断熱技術とともに快適な環境を提供してくれます。
暗黒の宇宙を表現したようなブラックで統一されたインテリアで一際目立っているのが、この美しいライトです。LEDのダイレクトな光源を感じることもなく、浮かび上がるようなホワイトの光がやさしく降り注いでいるのです。映画の世界にいるような非日常を感じる空間がパッセンジャーの気分を高めてくれます。
この照明はこのクルマのために作られたもので、専用設計になっているそうです。漆黒の空間にライティングだけで世界観を表現するトイファクトリーのこだわり。その職人魂には驚いてしまいます。モノづくりを大切にしながら、新しい世界を作り出すトイファクトリーらしさを感じることでしょう。
スター・ウォーズ仕様キャンピングカーに隠されたギミック
フィアット・デュカトキャンピングカーの限定5台ダヴィンチ「スター・ウォーズエディション」には、劇中の世界観を大切にするギミックがたくさん散りばめられています。サイドのエントランス部分にあるデス・スターのグラフィックから始まり、テーブルのハイパースペースのテクスチャーを見ると、一気にスター・ウォーズの世界にハイパードライブしていくのです。
エントランスから入って、前方に見えるキャビネット下部には、スター・ウォーズで使われている銀河ベーシック標準語で記されたオーラベッシュの文字が浮かび上がっています。アルファベットにすると「a long time ago in a galaxy far far away」。これはスター・ウォーズのストーリーが始まる有名な言葉になっているのです。
キャンピングカーの標準的なディスプレイコントロールパネル以外に、宇宙船の操作パネルのようなスイッチも設置されていました。スイッチを入れるだけで気分が盛り上がってきます。実は他にもスイッチが配置されていて、ボタンを押すとライトセイバーやハイパードライブの9種類の音が流れるギミックも。そして、R2-D2などの声も隠されているといいます。
もちろん、どの音源も公認を受けているので本物のサウンドです。公式サウンドエフェクトを採用するなど、キャンピングカー架装以外にもこだわりを持って製作されているのが分かります。
限定5台のオーナーに手渡されるのが、この本革キーホルダーです。「May the Force be with you(フォースと共にあらんことを)」の有名なフレーズをオーラベッシュで刻んでいます。メタル部分にはシリアルナンバー。上記にあったキャビネットドア部分にも「S/N 01/05」(展示車両の1号車を表しています)の文字があり、オーナーであることの充足感を感じることでしょう。
車体価格は2187万円〜。ここであれっと思ったスター・ウォーズマニアは多いはずです。「2187」の数字には特別な意味が込められているのではと勘繰ってしまったのではないでしょうか。そこにはプリンセスがいるのか、はたまた、トイファクトリーの社歴に近い30年以上を経て現れたヒーローとなる布石が隠されているのかもしれません。
DA VINCI 6.0 STAR WARS EDITION 諸元
- ベース車
- FIAT DUCATO L3H2
- 車体サイズ
- 全長5,995mm/全幅2,100mm/全高2,620mm
- 定員
- 乗車定員4名/就寝定員2名
- 価格
- 2,187万円~




