経済性・機動性・居住性を兼ね備えた軽規格キャンパー「インディ108」をレビュー!

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経済性・機動性・居住性を兼ね備えた軽規格キャンパー「インディ108」をレビュー!

東和モータースが販売するインディ108は、軽トラック(ダイハツ・ハイゼットトラック)をベースにした軽キャンパー。リアにアルミボディパネルで構成した居住用シェルをドッキングした、いわゆる“軽トラベースのキャブコン”だ。

軽トラックベースのキャブコンには、軽自動車サイズをオーバーした普通車8ナンバー登録の車両も存在するが、インディ108は軽自動車8ナンバー登録のキャンピングカー。コンパクトサイズならではの「走行性能と機動性」、軽自動車ならではの「ランニングコストの安さ」、ポップアップルーフが生み出す「開放的な室内空間」を兼ね備えた、魅力的な1台に仕上がっている。

ベース車両のハイゼットトラックが2021年12月にマイナーチェンジされたことで、クルマとしての快適性が大きくグレードアップしたのも大きなトピック。今回は、よりキャンピングカーとしての完成度が高まった、軽規格キャブコンの王道モデルインディ108を詳しくレポートする。

新型ハイゼットベースで走りと快適性が向上

インディのフェイス

ベース車両の新型ハイゼットトラックは、メッキフロントグリル、メッキベゼル付きLEDフォグランプを標準装備(エクストラグレードのみ)。商用イメージが強い軽トラックのエクステリアに、スタイリッシュかつ上質な印象をプラスした。

インディのプッシュスタート

上級グレードのエクストラには、電動格納式ドアミラー、イモビライザー機能付きキーフリーシステム、プッシュボタンスタートなども標準装備され、クルマとしての快適性が大きく向上している。

インディのシフト

新型ハイゼットトラックの最大のポイントは、ミッションが従来のトルコン式4速ATから新開発のCVTに変更されたことだ。

撮影場所まで一般道をドライブした印象は、とにかくスムーズ。先代モデルの4速ATのようなシフトショックがなく、エンジンパワーの伝達能力を効率化したCVTの恩恵で、低速域から中速域までシームレスに加速する。ノンターボの軽トラックがベースのため、スタート時のトルクに多少の物足りなさは感じるものの、時速30~60kmの常用域はCVTらしい伸びやかな加速を体感できた。

今回は一般道の試乗のみで高速道路や登坂路の走りは未知数だが、少なくとも周囲のクルマのペースに合わせて一般道をドライブする際にストレスを感じることはない。軽トラックベースのキャブコンとしては、必要十分な動力性能と言えるだろう。

インディの真横

さらに、走行面での特筆すべきポイントは、キャブコンにありがちな腰高感や不快なロールをまったく感じさせないこと。これこそが、ポップアップルーフで低く抑えた全高、軽規格に収まったコンパクトなデザイン、アルミボディパネルによる軽量化といった、インディ108の設計思想の賜物だ。

ポップアップルーフで街乗りも軽快

インディの外装

大自然のフィールドから街中まで、どんなシーンにも溶け込むスタイリッシュなデザインが、インディ108の大きな魅力のひとつだ。居住部分のシェルには、軽量化と断熱性を両立したアルミボディパネルを採用。パネルカラーは、スタンダードなブルー・レッド・ホワイトから迷彩デザインまで合計7色が用意され、好みのカラーリングで自分流の個性と存在感を演出できる。

インディのポップアップルーフ

コンパクトな室内空間を最大限に活かすため、ポップアップ機構付きのルーフを採用。ルーフをクローズすると全高が2m未満(1990mm)に収まるので、都市部に多い全高制限付きの立体駐車場にも問題なく入庫でき、高速道路でも安定したドライブが可能だ。

さらに、クルマを止めてルーフをオープンすれば、大人が立って手を伸ばせるほどの室内高と開放的なインテリア空間を実現できる。ポップアップルーフを採用することで、ファーストカーとしても使える「機動性」とキャンピングカーとしての「居住性」を、パーフェクトに両立させたのがポイントだ。

インディのベッド

ポップアップルーフベッドのサイズは、大人2名が就寝できる長さ2100×幅1160mm。ダイネットベッドと組み合わせることで4名分の就寝スペースを確保でき、ファミリーユースにも対応する。

軽規格とは思えない開放的な室内空間

インディの内装全景

インテリアは、軽規格のキャンピングカーとは思えないほど開放的な空間に仕上がっている。壁やファブリックを落ち着きのあるカラーで統一して、自分の部屋にいるような感覚でリラックスして過ごせるプライベート空間を作り出した。

リアシートを後ろ向きにして後部にマットを設置すれば、4人でテーブルを囲んで食事や休憩ができるダイネット空間に早変わり。ポップアップルーフをオープンすれば、車内後部に立って手を伸ばすことも可能だ。

インディのベッド

リアシートをフラットに展開して後部にマットを敷き詰めれば、大人2名がゆったり横になれる長さ1900×幅1130(1000)mmのダイネットベッドになる。

インディのキッチン

リアエンドの左サイドには、小型ステンレスシンクをビルトインしたコンパクトなキッチンを完備。車内調理や洗顔、歯磨きなど、様々な用途に活用できる。

インディの給排水タンク

容量13Lの給水・排水タンクは、キッチンキャビネット内に装備されている。エントランスのすぐ横にあるので、給水や排水の際にタンクを出し入れするのも容易だ。

使い勝手を重視した装備の数々

インディの運転席

運転席と助手席はリクライニングシートに換装され、長距離ドライブも快適にこなせる。居住部分と同様のシートファブリックで張り替えて、統一感のあるインテリアを演出したのもポイントだ。

インディのシャワーフォーセット

キッチンのシャワーフォーセットを車外に引き出せば、屋外用シャワーとしても使用可能。アウトドアギアの汚れを流したり、散歩後のペットの足を洗ったりと、様々なシーンで活躍する。

インディのスライド式網戸

エントランスにはスライド式の網戸がセットされ、夏場のキャンプやクルマ旅でも快適に過ごせる。エントランスの丸型ウインドーには、遮光シェードも完備。

インディのバゲッジドア

キッチンのリア側には、ダイネットテーブル専用の収納スペースを用意。使用しないときに邪魔になるテーブルをスッキリと片付けられる、ユーザー目線の細やかな配慮がうれしい。

インディのバゲッジドア

リアのバゲッジドア(オプション)を開ければ、室内にアクセス可能。キャンプ道具など、大きな荷物の出し入れも容易に行える。

インディのポップアップルーフ

「経済性」「機動性」「居住性」を兼ね備えた軽規格キャンピングカーインディ108は、まさに“小さな秘密基地”。普段使い、キャンプ、クルマ旅、ホビーから、移動オフィス、防災シェルターまで、乗り手のニーズ次第で可能性は無限大だ!

インディ108 諸元

ベース車両
ダイハツ(ハイゼットトラック)
サイズ
全長3,390mm/全幅1,470mm/全高1,990mm
定員
乗車定員4名/就寝定員4名
価格
¥3,929,200(税込)~
WRITER PROFILE
岩田一成
岩田一成(いわた・かずなり)

1971年東京生まれ。キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーフォトライター。日本大学芸術学部卒業後、8年の出版社勤務を経て、2003年に独立。ライター・エディターとして、自動車専門誌を中心に累計1000誌以上の雑誌・ムック製作に携わる。家族と行くキャンピングカーの旅をライフワークとしており、これまでに約1000泊以上のキャンプ・車中泊を経験。著書に『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』がある。

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