キャンパー鹿児島は3年前にリチウムイオン電池をキャンピングカーに積んだモデルを発売しました。
発売当時からエアコンをはじめ車内の電気製品を家庭のように気がねなく使えるシステムは反響を呼んでいます。
「rem Forest(レムフォレスト)」はこのシステムを搭載し、4人が就寝出来るファミリー向けのキャンピングカーとして開発されました。
目次
リチウムイオン蓄電システム「KULOS」
リチウムイオン電池の特徴は、電気容量が大きく、鉛バッテリーよりも軽量で寿命が長い点です。
「rem Forest」に搭載されたシステムで、鉛バッテリー8.5個分の容量を持っています。
リチウムイオン電池は特性上、充電するか放電するかしか出来きません。そのまま使うと走行充電しているときは、後ろでテレビや電子レンジなどが使えません。
「KULOS」が画期的なところは バッテリーメーカーとの共同開発で巧みなバッテリーマネージメントシステムを確立したことです。
これにより「KULOS」はキャンピングカーが走行中、充電しながら車内の家電製品を問題なく使用出来ます。
リチウムイオン電池で稼働する時間の目安
キャンピングカー「rem Forest(レムフォレスト)」に積まれた「KULOS」では家電を以下時間稼働することが出来ます。
液晶テレビ(43W) : 約80時間
エアコン(600W) : 約13時間
IHクッキングヒーター(650W) : 約7.5時間
ヘアドライヤー(750W) : 約6.5時間
例えば、液晶テレビ(43W)、エアコン(600W)、LED電球(6W×5コ)を使用した場合、11.5時間位動かすことが出来ます。
快適性と快眠を追求したキャンピングカー「rem Forest」
「rem(レム)」シリーズの由来はノンレム睡眠からネームングしたもので、それだけ睡眠に配慮して作られています。
その一つは寝心地にこだわったベッドマットに活かされています。程よい固さと体圧を分散するマットが眠りを誘います。
キャンピングカーを使っているとシンクを利用しないことも多いのですが、これを最後部に配置し、その上にベッドマットを置くようにしています。
シンクを使うよりも、常時ベッド展開されている方が良い人にはこのレイアウトはピッタリです。
エアコンが気兼ねなく使えるので、夏場、昼寝をしたい人にも最高の環境を整えてくれます。
シンクを最後部へ持って行くことで、外で使えるシャワーヘッドが備わっています。これがあるとファミリーで海へ行ったり、ペットと一緒に行動するのに大活躍です。
マルチユースに使えるキャンピングカー
4人就寝でファミリーで使うことを想定した「rem Forest(レムフォレスト)」ですが、快適な2人旅をコンセプトにした「rem second act」をベースしているため、2人で使うときは、真ん中がリビング、後ろがベッドルームと2ルームタイプのキャンピングカーとして使えます。
ファミリーで出かけると車内で使う電気の量も増えますが、ここをあまり気にせず乗れます。ガスコンロの使用を避けて安全なIH調理器具が使えるのもメリットです。
「rem Forest(レムフォレスト)」は巧みな車内レイアウトと豊富な電源を確保し、多彩な用途で使えるマルチユースなキャンピングカーです。
キャンパー鹿児島 川崎社長に聞く
おかげ様で「KULOS」発表依頼大きな反響をいただき、販売も好調です。
大容量の電気を扱うということで、安全面にも十分な配慮をしました。
カー用品のオートバックスさんでも「KULOS」 搭載の「rem Forest」はデモカーとして使っていただいています。電気の問題を解消することでそれだけ一般の人にも使いやすいキャンピングカーになっています。
「KULOS」は開発当初からリビングで寛ぐことの多いキャブコンに搭載して欲しいという要望を多数いただいておりました。キャブコンへの「KULOS」 搭載は近日発表しますので楽しみにして下さい。
レンタルでも活躍中
リチウムイオン蓄電システム「KULOS」を搭載したキャンピングカーはレンタルでも稼働しています。
レンタルで借りるお客さんはキャンピングカーの電源システムを良く理解せずに使うことも多く、節電せずにすぐにサブバッテリーを空にしてしまう人も多いようですが、「KULOS」搭載車なら家庭にいるような感覚で電気製品を使えそうです。
レンタル出来るショップ
九州レンタルキャンピングカー(福岡県柳川市) KULOS搭載車rem Forest(レムフォレスト)諸元
エンジン種類 ガソリン2700cc及びディーゼル3000cc
全長 5380mm/全幅 1930mm/全高 2285mm
乗車定員5or6名/就寝定員大人4名