安心・快適な電装システムの追求! MYSミスティックの独自のこだわりと取り組みに迫る!

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安心・快適な電装システムの追求! MYSミスティックの独自のこだわりと取り組みに迫る!

近年、キャンピングカーが目覚ましい進化を遂げている。とくに顕著なのが、車内生活の基盤となるサブバッテリーシステム。少し前までは、鉛のディープサイクルバッテリーのシングル仕様がデフォルトで、オプションでツインバッテリー、エアコン搭載車にはトリプルバッテリーが採用されていた。大容量リチウムイオンバッテリーが当たり前となった現在、その当時を思うと隔世の感がある。

エアコン(クーラー) 電子レンジや電気ポットなど

進化の背景には、電子レンジや電気ポットなどの大消費電力家電を、車内で使用したいというニーズの増加が挙げられる。最大の要因は、年々進行している温暖化で、エアコン(クーラー)の需要が激増したこと。いまや、キャブコンのみならず、軽キャンパーやバンコンでもエアコン搭載が当たり前の時代。そのトレンドを強力に推進したのが、リチウムイオンバッテリーの台頭だ。

MYSミスティック代表取締役 佐藤 正氏
MYSミスティック代表取締役 佐藤 正氏

大きく進化するキャンピングカーの電装システムだが、ビルダーによって考え方やシステム構成は異なる。本記事でスポットを当てるMYSミスティックの佐藤代表は、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを導入する際、自ら内部をバラして研究したという強い探求心の持ち主。使用するバッテリーや充電器、インバーター、配線まで徹底的にこだわり、実用性・信頼性・安全性の3拍子がそろったオリジナル電装システムを追求している。

業界初のナトリウムイオンバッテリー採用

ナトリウムイオンバッテリー

2026年からMYSミスティックの全モデルに、キャンピングカー業界初となるナトリウムイオンバッテリーがオプション設定された! ナトリウムイオンバッテリーは、現在あらゆる分野で主流となっているリチウムイオンバッテリーの、代替として期待されている次世代エネルギー。モバイルバッテリーのほか、バイク・自動車用バッテリー、EV用バッテリーとしても開発・採用が進んでいる。

ナトリウムイオンバッテリー2

最大のメリットは、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーよりもさらに安全性が高いこと。充電速度・サイクル寿命もリチウムイオンバッテリーをしのぎ、キャンピングカーの生活電源としても非常に相性が良い。作動温度範囲が広く、高温化や低温下(-30℃)で安定して充電・放電できるのも利点。従来のリチウムイオンバッテリーは高温・低温下に弱く、とくに北国に住むユーザーがリチウム導入を断念しているケースが多く見られた。MYSミスティックでは、そうしたニーズを考慮して、北国のキャンピングカーユーザーが安心して高性能な生活電源を使用できるように、他社に先んじてナトリウムイオンバッテリーの導入に踏み切った。もちろん、従来通りリン酸鉄リチウムイオンバッテリーも選択できるが、エアコンが必須の時代において、新たにサブバッテリーの選択肢が増えた意義は大きい。

リン酸鉄リチウムバッテリー

リン酸鉄リチウムバッテリーの全体

MYSミスティックでは、発火のリスクが極めて低く安全性が高いリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用している。同社のバッテリーは、キャンピングカー用として多くのビルダーで使用されており、出荷数は累計4000個以上! 最大のこだわりは、安全性だ。万が一のトラブル時に内部の圧力を逃がすベント付きバッテリーセルを採用し、充放電を制御するBMSも性能と信頼性の高い製品を吟味。火災や衝撃に耐える頑強なスチールケースにバッテリーセルを格納するなど、車内で安心して使用できるように何重もの安全対策を施した。

リン酸鉄リチウムバッテリーの構造

MYSミスティック製リチウムイオンバッテリーは、BMSのアップグレードやメイン端子の改良などのマイナーチェンジを繰り返し、より完成度の高い製品へと進化を続けてきた。もちろん出荷前には、バッテリーセルやBMSの検品を実施。安価なリチウムイオンバッテリーはほとんどが修理不可だが、MYSミスティックのバッテリーは、スチールケースを開けて修理ができ、安心して長期間使用できる。

ケースに入ったリン酸鉄リチウムバッテリー

バッテリーの重量(ケース含む)は、428Ah/46kg、300Ah/32kg、200Ah/23kg、100Ah/12kg。鉛ディープサイクルバッテリーのほぼ半分の重さとなり、快適性のみならず走行性能の向上にも貢献する。充電器や配線類もリチウム専用に改良され、「車両に負担をかけず、トラブルのリスクがなく、安心して長期間使用できるシステム」を実現している。

稲妻システム

リン酸鉄リチウムバッテリーの「稲妻システム」

「稲妻システム」は、MYSミスティックが2024年から採用している外部充電のシステム。車内で大消費電力家電の需要が増えた現状を踏まえて、「ACコンセントにかかる負担を抑えるシステム」として開発・導入されたものだ。ポイントは、外部電源コネクターから入力したAC100Vを220Vまで昇圧して、サブバッテリーの充電を行うこと。現在主流となっているリチウムイオンバッテリーは、鉛バッテリーとは比べ物にならないほど短時間で急速充電できるが、そのぶんACコンセントから大電流の供給が必要となる。

リン酸鉄リチウムバッテリーの充電

キャンプ場やRVパークのACコンセントは容量が10~15A程度なので、バッテリーを急速充電しながらエアコンや電子レンジを使用すると、ACコンセントの容量を超えてブレーカーが落ちてしまう。稲妻システムは、入力された電圧を220Vに昇圧することで、使用電流値を下げてACコンセントにかかる負担を軽減し、バッテリーの急速充電と大消費電力家電の併用時に、ブレーカーが落ちるリスクを抑えた。もともとフラッグシップモデルのアンセイエへの搭載を前提に開発されたもので、現在はアンセイエのほかにレジストロトゥカノにも標準装備されている。

リン酸鉄リチウムバッテリーの排気ファン

稲妻システムの稼働中は昇圧器が熱を持つため、対策として排気ファンを装備。電装ボックス内の空気を強制的に排気することで、安定してシステムを作動できる。

ソーラー充電システム

ソーラーパネル

ソーラーパネルを使用した充電システムで、もっとも重要なのは充電効率。いくらソーラーパネルが高性能でも、システムの効率が悪ければ、サブバッテリーを満充電するのに時間がかかってしまう……。MYSミスティックが採用している100W・200W・360Wのソーラーパネルは、すべて開放電圧36V(通常は12~18V)の製品。高電圧のソーラーパネルにVOTRONICの高性能MPPTチャージャーを組み合わせ、ソーラー充電の高効率化を実現している。同じワット数のソーラーパネルを使用しても、開放電圧値やシステム構成によって充電能力は大きく変わるのだ。

リン酸鉄リチウムバッテリーのコントロールパネル

DC12Vクーラー

DC12Vクーラー

DC12Vクーラーも、キャンピングカーではスタンダードな装備だが、配線方法はビルダーによってまちまち。例えば、DC12Vクーラーの使用電力をサブバッテリーから供給するシステムの場合、外部充電をしながらクーラーを稼働すると、充電電力を使用電力が上回り、サブバッテリーの容量がどんどん減ってしまう。それを避けるため、MYSミスティックでは「外部充電」と「クーラー専用」の2系統でラインを構成。外部電源から安定化電源を介して直接クーラーを稼働するため、長時間の稼働でもサブバッテリーの容量が減ることはない。

まとめ

電装システムは一見地味だが、快適性を大きく左右する重要なファクターだ。MYSミスティックでは、バッテリー、充電器、インバーターから配線に至るまで、あらゆる要素を納得できるまで研究し、使用パーツとシステムのアップグレードを続けている。もちろん、安全性・信頼性が担保されれば、ナトリウムイオンバッテリーのような最先端の製品もいち早く採用する。配線ひとつまで妥協を許さない、電装システムに対する真摯な姿勢。そこから、MYSミスティックの“プロとしての矜持”が垣間見えるのだ。

WRITER PROFILE
岩田一成
岩田一成(いわた・かずなり)

1971年東京生まれ。キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーフォトライター。日本大学芸術学部卒業後、8年の出版社勤務を経て、2003年に独立。ライター・エディターとして、自動車専門誌を中心に累計1000誌以上の雑誌・ムック製作に携わる。家族と行くキャンピングカーの旅をライフワークとしており、これまでに約1000泊以上のキャンプ・車中泊を経験。著書に『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』がある。

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