いろいろなメディアで取り上げられるようになって、キャンピングカーが欲しくなってしまった人も多いのではないでしょうか。
旅行にいってみたい、キャンプのステップアップがしたいなど。やってみたいこともたくさん出てきます。
ファミリーで使いたい人にとっては、今、一緒に楽しみたい家族がいるからこそ、キャンピングカーに魅力を感じているのではないでしょうか。
では、キャンピングカーを購入するタイミングはいつなのか？ 子供たちが大きくなる前、ペットが元気なうちに、といったタイミングがあるはずです。
となれば、今すぐにでも購入したいところですが、ここで直面するのがお金の問題。そこで、今回はキャンピングカー購入のお金について、考えてみたいと思います。
キャンピングカーのお金事情
キャンピングカーは大きさ、設備などによって価格の幅があります。100万円台から購入できるモデルから1,000万円を超えるモデルもあります。
そんな高い金額、みんなどうやって用意できるの？ と思う人も多いかもしれません。
日本RV協会が2020年に実施したアンケートによるとキャンピングカー購入時に販売店のローンを利用した人は22％、現金で支払いした人が78％でした。
多くの人が現金で購入していることに驚きます。でも「やはり、購入資金を貯めてからでないと買えないのか」と考えるのは気が早いかもしれません。
実は、みなさん、いろいろな方法でキャンピングカー購入資金を準備しているのです。
キャンピングカー購入に合わせた資金プラン
キャンピングカーを購入する時、支払い方法で考えられるのが、現金とローン。ローンにも販売店経由で契約するタイプ、ユーザーが自身で契約するタイプに分かれます。
なので、前に出てきた現金購入比率78％の人のなかには、別の場所でローンを組んで、現金を販売店に支払った人も多いと考えられるのです。
ユーザー自身で探してローンを組むパターンとして多いのが銀行系のマイカーローンが挙げられます。銀行系ローンであれば、ローン返済中であっても車検証の名義が自分の名前になっていることもあって、利用する人も多いようです。
そんな銀行系ローンのなかでキャンピングカーの名称を掲げたタイプも出てきました。
キャンピングカー専用銀行系ローンの誕生
それが、スルガ銀行のキャンピングカーローンです。ホームページをのぞいてみてもキャンピングカー購入を想定したローンとなっているのが分かります。
ローンの基本的な内容は、1,000万円まで借入できて、120回までの返済期間が設定されています。パーツの購入に利用できたり、購入が確定する前に概算でローン審査を行えるなど、販売店で契約するローンとはちょっと違った内容になっています。
普段使いのクルマのローンが残っていてもキャンピングカーのローンと合算することもできるようで、セカンドカーとして購入される傾向の強いキャンピングカーの特徴を捉えたサービスになっています。
スルガ銀行の特徴としては、繰上げ返済が手軽にできたり、マイカーローンでは珍しく消費者信用団体生命保険付きも選択できることではないでしょうか。繰上げ返済は専用カードを使って、コンビニなどのATMでいつでも返済できるようになっています。また、消費者信用団体生命保険はがん保障特約がついているので、万一の場合にも安心です。
スルガ銀行の地方創生へ向けた動き
マイカーローンはたくさんの種類があります。金利の幅も広く、どれがベストとは言いきれません。
2022年2月に開催されたジャパンキャンピングカーショーの会場では、信販系の240回払いという長期ローンも出現しました。支払い期間20年の長期ローンです。
手数料、繰上げ返済など、選ぶポイントは多岐にわたると思いますが、自分にあったローンを探すのがベスト。ライフスタイルに合わせたローンを探してみましょう。
ちょっと、違ったポイントで選ぶのであれば、金融機関の社会的取り組みに注目するというのもいいかもしれません。
前出のスルガ銀行をみてみると、スルガ銀行サイクリングプロジェクトという活動をしていました。もともと、ロードバイク購入ローンという商品があって、それに付随するように、サイクルツーリズムの推進などを行っているそうです。
静岡県東部、伊豆エリアでのサイクリング・ロードレースイベントの開催も検討するなど、地方創生に取り組む活動が活発です。
最近、ロードバイクはキャンピングカーと同様に、コロナ禍のアウトドアブームで脚光を浴びています。
キャンピングカーに自転車を積んで、旅先でキャンプとサイクリングの両方を楽しむことができることから、ロードバイクとキャンピングカーの相性は大変良いのではないでしょうか。そんなロードバイクを通じたプロモーション活動を積極的に推進しているスルガ銀行を選んでみるのもいいと思います。
ローンを利用してキャンピングカーのある生活を手に入れる
キャンピングカーは普通のクルマに比べても金額が高く、お金の不安もあります。なかなか、お金について話題にしづらく、相談もしにくいかもしれません。
でも、キャンピングカーを手に入れることで得られる時間は特別なもの。そんなキャンピングカーのある生活を手に入れるのであれば、ローンを検討するのも正しいと思います。
まずは、一歩踏み出して、キャンピングカー購入を検討してみるのもいいのではないでしょうか。これ！とお目当てのキャンピングカーを決めていなくても、オートローン利用で選択肢も広がります。思い立ったらすぐに行動。そうすれば、キャンピングカーのある生活を手に入れられるかもしれません。
- 渡辺圭史（わたなべ・けいし）
1971年東京生まれ。アウトドア好きな編集者、そして、算数が好きだったライター。アウトドア用品メーカー、出版社を経て、キャンピングカー専門誌編集長に。現在はフリーとして、いろいろなメディアにて執筆中。アウトドアをキーワードに、より楽しいライフスタイルを求めてゆるりと奮闘中。最近気になっているワードは、旅、ミニマリスト、車中泊。趣味はコンパクトな旅とモノづくり。
