キャンパーアルトピアーノでキャンピングカーの電源について考える

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キャンパーアルトピアーノでキャンピングカーの電源について考える

クルマで旅をする時に欠かせないのが、寝る場所と車内の照明です。普通乗用車であっても、この2つがあれば、車中泊の第一歩を踏み出せます。最初はキャンプ用のLEDランタンにシートの凸凹を軽減するマットで十分かもしれません。

キャンピングカーをみてみると、ベッドや照明はもちろんのこと、水回りやテーブルなど、さらに快適なアイテムが揃っています。快適性を追求すると、いろいろと追加したくなってしまいます。

そして、キャンピングカーの設備で忘れてはならないのが、サブバッテリーという考え方。クルマを走らせるために必要な電気とは別に、車内で生活するための電源を準備しておくのが一般的です。

この車内で生活するための電源を確保するには、バッテリーのシステムを組み込む方法と、ポータブル電源を利用する方法が考えられます。それぞれに特徴があって、どちらを選ぶかは、オーナーの使い方次第。

そこで、今回はキャンピングカーのバッテリーシステムとポータブル電源の違いを、ダウンエースベースのキャンパーアルトピアーノ特別仕様車 ALTOPIANO60'sでチェックしてみました。

レトロでおしゃれなキャンパーアルトピアーノ特別仕様車ALTOPIANO60's

レトロでおしゃれなキャンパーアルトピアーノの内装

トヨタモビリティ神奈川の販売するアルトピアーノは、気軽にお出かけできるカジュアルなキャンパーとして人気のモデルです。

インテリアは前向き、後ろ向きシートを設定できるセカンドシートに、テーブル、キャビネット、ベッドマットがコンパクトにまとめられています。

現在、台数限定で特別仕様車ALTOPIANO60'sが設定され、シート生地の模様が上写真のような特別仕様になっていました。

リアシートをベッド展開

セカンドシートを倒して、リアのマットを敷き詰めれば、全面がベッドエリア。コンパクトなサイドキャビネットのおかげで、後方部分のスペースも十分に確保されました。

ドライビングに疲れてしまったら、ベッドを展開して仮眠してもいいし、お座敷でくつろぐように、フルフラットのスペースで休憩するのもいいでしょう。

ベッドはセカンドシートとリアを組み合わせて、最長2050㎜を確保。大人2人が寝られるスペースがあります。

レイアウト変更も簡単にできるので、リビングスタイルで夕食を終えてから、寝るためのベッド展開も楽々です。

キャンパーアルトピアーノに設定された快適装備

天井LED照明

キャンパーアルトピアーノの設備で標準装備されるのが、テーブル、天井LED照明(上写真右側のみ)、リア側にあるコーナーテーブル&収納ラック、セカンドシートにセットされた網戸です。

標準装備だけで、十分にキャンパーとして利用できるので、お出かけついでにピクニック気分を気軽に楽しめます。

シャワー付きシンク

さらに車内での生活を快適にさせるアイテムとして、シャワー付きシンクなどのオプションアイテムが設定されています。

コンパクトなボディですが、オプションアイテムで、18Lの冷凍冷蔵庫をキャビネットの内部に組み込むことも可能です。

窓用4連排気ファン

上の写真はセカンドシートの窓に取り付けられたオプションアイテム、窓用4連排気ファンです。小さなファンが並んでいて、車内の空気を排出してくれます。

車内にこもる熱気などを排出してくれて、他の窓からは新鮮な空気が流れ込んできます。この窓用4連排気ファンがあれば、夏の夜の寝苦しさも軽減できるのではないでしょうか。

走行充電される電源ユニットは何が優れているのか?

オプションアイテムの基本電源ユニット

撮影車両にはオプションアイテムの基本電源ユニットが搭載されていました。クルマが走っている時、サブバッテリーへ電気を蓄えて、エンジン停車後に電源を供給できるようになっています。

この走行充電できることが、車載バッテリーシステムの大きな特徴。電気を充電するために、バッテリーだけを車外へ持ち運びすることもなく、システムが車内で完結しているのです。

サブバッテリーシステム

リアベッドマット下にサブバッテリーシステムが隠れていました。木で囲まれた中に、バッテリー、インバーター、充電器が組み込まれています。

この電源システムが組み込まれることで、天井LED照明が2つになったり、AC100Vのコンセントが装備されることになりました。

リアキャビネットの集中スイッチパネル部分にあるAC100Vのコンセントは、車内で家電を使う時に重宝します。

消費電力の少ない調理器具

オプションの基本電源ユニットはAC出力が最大500W。ある程度の家電を利用できます。例えば、消費電力の少ない調理器具も利用可能。車内で安全に調理する時、電気調理機器があると便利です。

キャンピングカーなどに組み込まれる電源システムは、インバーターのサイズを大きくすることもできるので、比較的出力が高い特徴があります。

ポータブルバッテリーでは電気容量に合わせて出力が制限されていることが多いので、出力では車載電源システムが優位になることが多いかもしれません。

消費電力の少ない調理器具

クルマにあらかじめ電源システムを組み込むことで、車内配線などがスッキリとまとめられています。フレームの内部にケーブルが仕舞い込まれていたり、組み込みタイプの電源システムならではの仕上がりです。

ポータブル電源をクルマで使って車中泊をさらに快適に

ポータブル電源

最近ではキャンピングカーに電源システムを組み込むのではなく、ポータブル電源を利用するオーナーも増えてきています。

トヨタモビリティ神奈川でもECOFLOWのポータブル電源を販売していて、キャンパーアルトピアーノとの相性もいいようです。

車内で場所を取らないECOFLOWのポータブル電源

まずはそのサイズ感がピッタリ。車内に置いておいても、スッキリと収まっているのが特徴的です。

電気がなくなったら、自宅へ持っていって充電できるのも便利。例えば、マンションの駐車場などを利用している時、駐車場で電源を確保する必要はありません。

キャンピングカーには外部充電設備が多いですが、電源の確保できない場所での充電は課題でした。そんな煩わしさを解消してくれるのが、ポータブル電源の出現でもあります。

ECOFLOWのポータブル電源で充電

ポータブル電源は出力も十分にあり、最近ではキャンピングカーの電源システムにひけを取らないモデルも登場しています。

いろいろなギアへ電源を供給できる反面、冷蔵庫、水道のポンプなどへの電源供給にハードルがあるかもしれません。トヨタモビリティ神奈川では、キャンパーアルトピアーノのオプション設定で、ポータブル電源を使った場合のメニューが用意されていて、ポータブル電源から車内設備への電源供給もしやすくなっているようです。

最後に、クルマに組み込む電源システムをポータブル電源と改めて比べてみました。

車載電源システム ポータブル電源
キャンピングカーのサブバッテリーとして 一般的 ニュースタイル
充電方法 走行充電がメイン 家庭でのAC充電
電気容量 バッテリー容量のみを増やすことが簡単 サイズに合わせた商品を選ばなければならない
出力 インバーターによって自由に設定できて、高出力タイプが多い 電気容量に合わせた出力なので、高出力を得るためには大きなタイプをセレクト
携行汎用性能 車内に固定して車内のみでの利用を想定 車外に持ち運べるので、いろいろな用途に使える
拡張性 クルマへの搭載は専門知識が必要だが、容量・出力ともに拡張性は高い 専門知識がなくてもシステムを構築できる。容量・出力を変えるには、アイテム自体を交換することが多い

このようにクルマに搭載される電源システムとポータブル電源には、それぞれに特徴があります。どちらが優れている、という観点では差がなくなってきたかもしれません。

オーナーがどのように利用するかによって、それぞれのいいポイントが生きてくるといえるのではないでしょうか。

撮影協力:スターフォレストキャンプ葉山

WRITER PROFILE
渡辺圭史
渡辺圭史(わたなべ・けいし)

1971年東京生まれ。アウトドア好きな編集者、そして、算数が好きだったライター。アウトドア用品メーカー、出版社を経て、キャンピングカー専門誌編集長に。現在はフリーとして、いろいろなメディアにて執筆中。アウトドアをキーワードに、より楽しいライフスタイルを求めてゆるりと奮闘中。最近気になっているワードは、旅、ミニマリスト、車中泊。趣味はコンパクトな旅とモノづくり。

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