
ハイエースなどのバンコンを多数ラインアップするレクビィ。いろいろなモデルがありますが、各車両がクラス分けされていて、クルマ選びもしやすくなっています。
まず最初に、自分のライフスタイルに合わせたクラスを決めて、使い方に合わせたレイアウトを選べばOK。そんなレクビィのクラス分け、気になりませんか。
そこで、レクビィオストベネベントで、各クラスのモデルをチェック。その方向性の違いを確認してきました。
目次
ハイエース/キャラバンのキャンピングカーを4つのクラスに分類

レクビィのオリジナルモデルとなるバンコンは、「EXCLUSIVE CLASS」「PREMIUM CLASS」「STANDARD CLASS」「RBL ( RECVEE BLUE LINE )」に分類されています。
エクスクルーシブクラスはハイエンドモデル、プレミアムクラスはモダンテイスト、スタンダードは多彩なラインアップで扱いやすいモデル、レクビィブルーラインはアクティブに使えるモデル、といったところでしょうか。

上位クラスのエクスクルーシブクラスにはフラッグシップモデルのシャングリラ、そしてプレミアムクラスにはカントリークラブ/カントリークラブアルト、ファイブスターセプトが設定されています。
上の写真モデルは、プレミアムクラスのカントリークラブ Superior(車両本体価格7,337,000円〜)です。和モダンをイメージしたデザインで、細部の意匠にこだわりを感じます。
簡単に2段ベッドになるベンチシートに、対面対座を実現したキャプテンシートなど、ゆったりと2人旅を楽しむのにちょうどいいレイアウトを採用しています。

リアには防水パンを設置した特徴的なマルチルームがあります。バンコンですが、完全な2ルームを実現して、ポータブルトイレの設置などもできるようになっています。
室内の水回りとは別に、マルチールームにも小型シンクが備わっているので、汚れたものをさっと流したり、ワンちゃんの足洗いなどにも利用できます。

インテリアデザインでは美しいパターンのシート縫製デザインが印象的ですが、細部も手の込んだものになっています。開閉式の吊り下げ棚には和テイストあふれる、金襴の模様がみまえます。

シンクには織部焼が使われていて、室内の印象を左右するアクセントになっています。このような陶器が使われていると、なぜか落ち着いてしまいます。
余裕のあるレイアウトに、優雅な気分を演出してくれる設備など、プレミアムクラスを象徴するモデルでした。
ハイエースのキャンピングカーにエアコンまで設置できる機能性の高さ

次に紹介するのがスタンダードクラスのモデル。車名でみると、トップセイル、ブラス、ヴォーノ、イゾラなどがあって、レクビィのラインアップの中では一番充実しているセグメントです。
上の写真のモデルはプラスLVに家庭用エアコンが搭載された、Superior A/Cモデル(車両本体価格6,853,000円〜)。家庭用エアコン、ソーラーパネル、リチウムイオン電池などが標準搭載されています。

ハイエースのロング標準ボディをベースに、充実した設備が詰め込まれています。エアコン搭載モデルということで、電源システムが充実していて、電子レンジ、ベンチレーションなども装備されています。

デザインにもこだわりが感じられ、家具の表面に網代仕立てのファブリックが採用されています。温かみのある編み込みが、落ち着いた雰囲気を作り出していました。

このモデルの最大の特徴はリアに設置された家庭用エアコンではないでしょうか。コンパクトなボディに室外機まで搭載して、後部から車内全体の空調を管理してくれます。
スタンダードクラスはコンパクトなモデルであったり、1〜2人旅向け、リモートワーク向けなど多彩な用途に対応しているのが特徴のようです。
アクティブに楽しむならオーバーランダーがおすすめ

クラス分けの中で、最もアクティブなクルマをラインアップしているのが、RBL(レクビィ・ブルー・ライン)です。
4WDパーツメーカーとして有名なJAOSのアイテムを装備した、上の写真のモデルはホビクルオーバーランダー(車両本体価格5,368,000円〜)です。

室内の印象はミリタリーテイストでタフな印象を受けます。リアにはマルチベッドシステムが組み込まれていて、3段のレールと2種類のマットを組み合わせることで、いろいろなレイアウトを作り出せます。
荷物の多い時は荷室を広くしたり、就寝人数が多ければ、2段ベッドとして利用するなど、使い方に合わせてアレンジできるのが便利です。

セカンドシートは前向き、後ろ向き、フラット、リクライニングなどができる国産シートを採用しています。オリジナルのアイアンパーツを組み合わせることで、タフな印象を強めています。
ホビクルオーバーランダーで使われているファブリックは耐候性、耐久性、撥水性に優れたオリジナルの難燃帆布が採用されています。全体の印象を決めるファブリックもこだわりのセレクトだったのです。

キッチンキャビネットは脱着できるようになっていて、クルマの外に持ち出して、アウトドアキッチンを展開することができる優れもの。電源をつなげれば、アウトドアであってもキャンピングカー同様にシャワーが使えるので便利です。
また、リアサイドにアイアンバーが取り付けられいるので、アウトドアギアの小物などを掛けておくのに利用できます。この細かい作りがレクビィらしさともいえるのではないでしょうか。

フロアには汚れの落としやすい縞目柄のシートで仕上げられていました。これまでのキャンピングカーとは違った仕様で、アウトドアでの本格的な利用を考えて採用された素材になっています。
スタイル、装備、価格でキャンピングカーをセレクトできるレクビィのクラス分け

レクビィではたくさんのバンコンを扱っているので、キャンピングカーを選ぶ時、モデルの違いで混乱するかもしれません。でも、クラスを意識すれば、簡単にそのランアップの特徴が見えてきます。
まずは、
- エクスクルーシブ
- プレミアム
- スタンダード
- レクビィブルーライン
の4種類のクラスがあることを意識して、自分の使いたいシチュエーションをイメージします。
オプション装備は追加すればいくらでも充実するので、まずはクルマのサイズとレイアウトをよくチェックした方がいいかもしれません。
そして、そのクルマを実車で見比べることも大切。このサイズでいいだろう、と思っていても、実際に見てみると、大きすぎたり、小さかったり、イメージと違うことも多いのです。
改めてそのラインアプをみてみると、ハイエンドモデルからカジュアルなライトキャンピングカーまでが揃っていることがレクビィの強みとなっているのかもしれません。ぜひ、展示場に行って、実車を見学することをおすすめします。
展示場に行けば、各セグメントのクルマが展示されているので、お気に入りのクルマが展示されていなくても、同じクラスのクルマを見学できます。
このようにクルマのイメージをつかめることは、キャンピングカーを購入したい人にとってはアドバンテージが大きいといえるでしょう。
今回、レクビィのクラス分けを確認するために、神奈川にあるレクビィオストベネベントへいってきましたが、その展示車両のラインアップは充実していて、いろいろなユーザーの要望に応えられるクルマが並んでいる、と改めて実感しました。