
私には本妻以外に愛人がいます・・・という柄にもない告白みたいですが、本当です。と言ってもそれはキャンピングカーの話で、本妻はキャブコンのアンセイエ。愛人は軽キャンのMiniPOPBee。その馴れ初め?は本編でお伝えするとして大きいキャンピングカーと小さいキャンピングカーの両方に実際に乗ってみて、いろいろと思う所があったので、今回、ご紹介します。
目次
なぜ大きいの小さいのという状況に至ったのか?
実は、まさか自分が二台持ちになるとは思いませんでした。キャンピングカーは多様化しているけれど、どれも「完璧」はない。人生のステージや用途に応じて欲しくなる車は変わる。これまで色んなタイプのキャンピングカーに乗ってきて、今のアンセイエで6台目でした。
そのアンセイエには大満足していましたが、ある時、そのアンセイエが入院することになり、退院するまでの代車だったのが、小さい軽キャンのMiniPOPBeeでした。最初は、小さいだの狭いだのパワーがないのだと、ブーブー言っていたのが、いつしかその良さを実感し、気がつくと情が移ったというのでしょうか?別れられなくなってしまっていました。
そして複数台所有というのは一般的ではありませんが、大きいキャンピングカーと小さいキャンピングカーという状況となり、実際に使ってみて、それぞれの長所短所を体感することになったのです。

大きいキャンピングカーの魅力と弱点:実体験ベース
大きいキャンピングカーの魅力
① 圧倒的な快適性
大きいキャンピングカーの最大の魅力は、なんといってもその快適性です。車内の広さ、家具の充実度、ベッドサイズのゆとり。就寝スペースがゆったりしているので、どんだけぇ~の長旅でも疲れません。
雨の日や寒い日は、車内でゆったり過ごすだけで、ちょっとした移動する別荘のような状況になります。またスペース的に余裕があるので家庭用エアコンや大型冷蔵庫、電子レンジなどの装備も充実して、まるで一般家庭の様な快適性もあります。

② 長期旅行に強い
衣類や食材を多めに積んで北海道など日本各地を巡ったりと、数週間の旅をする時など、大きな車は本領を発揮します。余裕の空間でストレスも少なく、また収納が多く、冷蔵庫にも余裕があるため、車中生活をする上での安心感も大きな利点です。

③ 家族での"滞在型の旅"に最適
観光地をあちこち回るより、どこか気に入った場所に停めてじっくり滞在する旅には、大きな車の居住性が活きます。余裕ある車内の生活スペースが旅の質を上げてくれるのです。

④万が一の災害時でも安心
地震などの災害時でも、キャンピングカーさえ無事ならば、防災シェルターとして自分と家族を守ってくれます。
大きいキャンピングカーの弱点
① 取り回しの難しさ
これが一番実感するポイントです。観光地の細い道、温泉街の坂道、狭い駐車場など、行動範囲が制限されます。「行きたい場所より、停められる場所を優先してルートを決める」という場面もよくあります。

② 気軽に乗れない
ちょっとその辺まで…という気持ちにはなりません。駐車場からの出し入れから、目的地までのアプローチまで、大きい家の移動になるので、サンダル代わりとはならず乗るたびに少し構えてしまいます。

③ 燃費・維持費がかさむ
税金、車検、タイヤ、そして燃費。修理時には、その部品も割高です。二年に一度の車検も、その出費にドキドキです。どうしても小さな車と比べると諸々の経費は高めです。また、私は都内在住なので駐車場コストもですが、そもそもキャンピングカーを停められるサイズの駐車場が少ないというのも問題です。

小さいキャンピングカーの魅力と弱点:実体験ベース
小さいキャンピングカーの魅力
① "気軽さ"は圧倒的
小さいキャンピングカーに乗る様になって感じたのは、「こんなに気楽だったのか」ということです。普通車と同じような感覚で運転でき、駐車も困りません。観光地でも裏道でも軽快に走れるので、行動の自由度が大幅にアップしました。重心が高い大きいキャンピングカーはコーナーも心配ですが、軽キャンだとまるでゴーカートの様にキビキビ走ります!
一番、痛感したのは駐車場探し。大きいキャンピングカーだと苦労することが多かったのですが、小さいキャンピングカーだと、スッと駐車できることが増えました。特に蕎麦好きの私は行った先でも「街蕎麦屋」を見つけると速攻!立ち寄りますが、そんなお店は店の前に狭い駐車場が3台位という状況が多く、大きいキャンピングカーでは駐車できずに何度、涙と生唾を飲んだか💦という悲しい思いをしました。でも小さいキャンピングカーだと、そんなことも殆どなくなりました。

② 普段使いできる
買い物、通院、近所の移動でも気兼ねなく使えます。大きい車だと「旅の時だけ」という使い方が多くなりますが、小さい車は日常と旅の境界がなくなります。気がつくと小さいキャンピングカーで出かけているなんてことも多くなりました。

③ 一人旅に最適
荷物さえ工夫すれば、一泊二日や二泊三日の旅には必要十分。気温や天気が良い日は、そのままドライブしながらどこかで休憩したり、温泉に寄ったりと、自由度の高い時間を楽しめます。北海道の様な長距離だって行っちゃいます。よく長距離旅は「軽キャンで大丈夫?」と聞かれますが、全く問題ありません。今や日本の軽は普通自動車にも負けません!

④すべてにリーズナブル!
軽自動車は、全てに安い!車検から諸経費、部品も安いので修理も安心。もちろん、高速代も安く、燃費もよいので、リーズナブルなくるま旅が楽しめます。

小さいキャンピングカーの弱点
① 仕方がないけど、やはり車内は狭い
キッチン、ベッド、収納、どれも最小限。雨の日など、車内でゆっくりくつろぎたい時は窮屈さが気になることもあります。仲の良いご夫婦ならまだしも、仲のよろしくないご夫婦には苦痛でしかありません。また、スペースもないので、家庭用エアコンや、大型冷蔵庫、電子レンジなど、大きいキャンピングカーでは当たり前の装備も搭載が難しくなっています。

② 荷物を積むとすぐいっぱい
いつも収納場所に悩みます。長期間分の荷物はどこに収納するかいつも悩みます。特に冬は衣類がかさむので、さらに工夫が必要になります。その都度、車内での荷物の配置換えも頻繁になります。

大きいのと小さいのに乗って気づいた "意外な発見"
ここからが、大きいの小さいの両方に乗って初めて体感したポイントです。
① 当初、思っていたのとは違った実際の話
当初、大きいキャンピングカーは「長距離・長期間」小さいキャンピングカーは「短距離・短期間」だと思っていました。が、実際は、距離・期間と関係なく、大きいキャンピングカーはがっつり家族と出かける時、小さいキャンピングカーは気軽にお1人様の時となっていました。私の場合、比較的、単独行動が多いので、長距離でも必然的に小さいキャンピングカーでの出撃が多くなりました。


② 大きい車からすると、小さい車が爽快すぎる
久しぶりに小さい車に乗ると、まるで羽が生えたような、自由な運転感覚に驚きます。気軽にどこにでも行ける爽快感は、小さい車ならではです。「やはり、愛人とはハメを外して楽しめる!」と思うことも。

③ 小さい車からすると、大きい車の安心感が沁みる
大きい車に戻ると、「本宅に帰ってきたような安心感」があります。広いベッド、広いテーブル、座るだけでホッとする空間。この落ち着きは、小さい車では味わえません。「やはり、本妻は良いなあ・・」と思うことしきり・・です。

具体的な使い分け事例
大きい車で行く旅
- 家族とでかける長旅。特に孫っちとでかけるときは、プライバシーが守れるので、授乳やオムツ交換などもできて、安定安心の大きなキャンピングカーです。
- 走り回るくるま旅だけではなく、滞在型のくるま旅
- 災害時の防災シェルターとしても頼れる存在

小さい車で行く旅
- 温泉巡りや街中散策、林道・酷道走破や駐車場で苦労しそうな旅
- 渋滞回避で裏道を走る旅。ローカルに強いグーグル先生は車両サイズの入力がないので、いつも最短距離ルートで、恐ろしく細い道を案内されることもあります。でも小さいキャンピングカーだったら安心。
- パーツも安く、オモチャ代わりに色々とカスタマイズが楽しめる

おわりに:どちらが良いかではなく、"どんな旅をしたいか"
大きいキャンピングカーにも、小さいキャンピングカーにも、それぞれに魅力があります。どちらが優れているというものではなく、「どんな旅をしたいか」で選ぶべきなのだと、二台持ちの生活を通して強く感じています。キャン友さんのキャンピングカーを見ても、最初は、小さいキャンピングカーから始めて、だんだんサイズアップさせて大きなキャンピングカーに乗り換える傾向と、歳とって運転が下手になったから、大きいキャンピングカーから小さいキャンピングカーに乗り換える傾向もあります。また、贅沢にも、大きいキャンピングカーと小さいキャンピングカーの両方を、目的に合わせて乗っている方もいます。
私はこの先も、大きい車と小さい車の二台を使い分けながら、自分の体調や季節、旅の目的に合わせて選んで使っていくと思います。その時その時の気分に合わせて車を選ぶ──それは、とても贅沢で幸せな旅の形です。
これからキャンピングカーを検討される方、あるいは「大きいか小さいか」で迷っている方に、少しでも参考になれば幸いです。
皆さまの旅が、より自由で、より豊かでありますように。



