
ダイレクトカーズからカタナというキャンピングカーが発表されました。アウトランダー風のエクステリアデザイン。カムロードをベースとしたキャブコンですが、これまでの一般的なキャブコンとはどこか雰囲気が違っています。
さらにインテリアを覗いてみると、美しい家具が組み込まれていて、ラグジュアリー感高めです。どこへでも行ける機動力とハイクオリティなインテリア。その二つが共存した新しいカテゴリーのキャンピングカーが生まれたのです。
目次
タフな造形と積載力を備えたオーバーランダー志向の外観設計
エクステリアはエッジの効いた直線を基調としたデザインで構成されていて、力強さを感じさせる外観になっています。カムロードベースのキャブコンながら、一般的なキャブコンの印象とは違って、アウトドアフィールドでの使用を想定した雰囲気が漂います。
デザイン面だけでなく、実際の使用環境を考慮した作りも特徴のひとつです。ボディには傷や汚れに強い特殊塗装が施されていて、未舗装路や厳しい自然環境での使用にも対応できる仕様となっています。
ボディの両サイドには大きなプレートが取り付けられていて、荷物を直接固定できる構造になっています。燃料タンクや収納ボックス、スコップなどのアウトドアギアを装着することが可能です。
また、ルーフ部分には前後に伸びるレールが立ち上がっていて、積載物を固定できるようになっています。ボディ外装全体で積載力を確保する設計が取り入れられているのです。
ボディ下部のスカート部分は縞鋼板で覆われています。飛び石など、走行時のダメージからボディを保護する役割を果たします。視覚的にもオーバーランダー風の印象を強める要素となっているのではないでしょうか。
塗装や縞鋼板、サイドのプレートといった外装装備はすべて標準装備となります。特別なオプションを追加しなくても、完成された外観と機能性の高い装備がすぐに使えるのです。
リアエントランスを活かした広さと使いやすさを両立する室内
リアには大きく開く観音扉が設置されていて、広い開口部が確保されています。長いアイテムや大型のアウトドアギアなどの荷物もスムーズに出し入れできる構造。扉もしっかりとしていて、重厚な質量とともに安心感も感じられる設計です。
リアエントランスを採用しているため、フロア後方に余裕のある空間が生まれています。このおかげで、ラゲッジスペースとしての広さも十分。キャビネットには間接照明が組み込まれているので、夜間の荷物の出し入れ時にも視認性が確保されています。
車内レイアウトはリビングエリアを中心に、右サイドに大きなベンチシートを配置しています。フロントからリアへの移動もしやすく、広々とした空間が広がっているのが特徴です。大型キャブコンのリアエントランスらしい開放感を感じることでしょう。
もちろん、フロント側にはバンクベッドがあります。ベッド部分を跳ね上げることで、ダイレクトカーズならではの大きなテレビが現れます。また、ベンチシート上部にはワンタッチで設置できる二段ベッドが用意され、大人数での就寝にも対応しています。
フロント側からリアを見ると、室内の広さがよく分かります。写真右に見えているリビングエリアのシートは、座面の前後調整機構が備わっていて、背もたれ部分も斜めになるので、リラックスした姿勢に合わせやすくなっています。
インテリア全体のライティングも美しく、ダウンライトは室内全域に配置されています。おかげで、やわらかな光が空間全体に行き渡り、包み込まれるようなくつろぎ感を生み出しているのでしょう。
アウトドア滞在を支える実用性重視の標準装備と電装系
冷蔵庫はリア右側、エントランス正面に2台設置されています。左右で温度設定を変更できるので、食材に合わせた使い分けが可能です。リアゲートからドリンクを取り出すのにもちょうどいい位置にレイアウトされています。
大容量の冷蔵スペースが確保されているので、アウトドアで長期間過ごす際にも、大量の食材保管にも対応しやすい構成となっています。
キッチンエリアはリアエントランスの横に配置されています。屋内外を行き来しやすい位置関係。窓からシャワーを引き出すことで、アウトドアシャワーとしても使用できます。コンロは取り外しが可能で、屋外での調理にも対応しています。
コンロのバーナーヘッドは火力が強く、アウトドアでの調理にも適しています。コンロを取り外した後は、プレートを取り付けて、カウンタートップとして利用することも可能です。
家庭用エアコンを標準装備。キャビネット内に収納されていて、フロント側は専用パネルでカバーされているので、エアコン室内機本体が露出せず、インテリアデザインに配慮した設計になっています。
エアコン搭載にあわせて電源系も強化。リチウムイオンバッテリーを採用して、オフグリッドの環境であっても、しっかりと車内環境を整えることができるのは安心感があります。
素材と操作性に配慮したラグジュアリーを感じる装備構成
エクステリアデザインの印象とは違って、インテリアは高級感あるホテルライクな雰囲気があります。それはこの家具などのデザインの集合体によって構成されているのです。ラウンドした形状を取り入れ、室内全体が美しくまとめられています。
角を抑えたデザインにより、空間全体がやわらかな印象を受けます。シンク周りも曲線を活かした仕上げです。インテリア全体の統一感が意識されています。
操作パネルはアナログとデジタルを組み合わせたタフな印象のデザインです。電源や照明などの操作をまとめて行えます。パネル右上は室内ライトの調光装置、その下にはオーディオコントローラーが付いています。Bluetoothを使ってスピーカーを鳴らせます。
左下にはフロントライト、フロントウインドー上部のスポットライトのスイッチが並んでいます。しっかりとした大型タイプが採用され、アウトドア用グローブを着用した状態でも操作しやすくなっています。
標準装備だけでも十分に上質な印象を受けるkatanaですが、さらに質感を高めるためのオプションが用意されています。インテリアで効果が高いのが、このドライバーズシート周辺のカスタマイズメニューです。
サイドサポート付きのシートカバー、フロアまでカバーしたトリム加工、インパネのレザーカバーなど、シートやインパネなどを用途に応じてランクアップできます。その他にも多数のオプション設定が用意されています。
今回はキャブコンのkatanaを紹介しましたが、同じコンセプトでシリーズとして、軽自動車ベースモデルやトレーラーモデルもデビュー予定です。
オーバーランダーとラグジュアリーを組み合わせることで、これまでのキャンピングカーとは異なる新しいジャンルがkatanaによって切り開かれていくのではないでしょうか。


