扱いやすいスリムボディが魅力のナッツRV JolyBee(ジョリビー)。断熱パネル&家庭用エアコンで快適な家族旅行へ

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扱いやすいスリムボディが魅力のナッツRV「JolyBee(ジョリビー)」。断熱パネル&家庭用エアコンで快適な家族旅行へ

機能性を求めるのであればキャブコンにアドバンテージがあります。自由にレイアウトを設計できて、キャビンを構成する素材からオリジナリティを追求できるからです。また、スペースに余裕が生まれることで、大きなバッテリーを搭載したり、家庭用エアコンを設置することも容易です。

しかし、快適性を高めることでボディサイズは大きくなる傾向があります。大きなクルマでも慣れてしまえば問題ないのですが、初心者にとってはハードルが高いかもしれません。そこで、最近はキャブコンでありながらコンパクトなサイズのモデルを各社が開発しています。その1つがナッツRV「Joly Bee(ジョリビー)」です。

全長5m以下のボディでパッケージされたスマコン「ジョリビー」

Joly Bee(ジョリビー)のロゴ

ナッツRV史上最もコンパクトなキャブコンがジョリビーです。これまでにもたくさんのキャブコンを生み出してきたナッツRV。その経験と高い技術力を集結して完成したのが、コンパクトなキャブコンでした。ナッツRVではこのクラスを「スマコン」と呼んで、新しいセグメントを提案しています。

名前の「Joly」は「陽気な」「楽しい」などを意味し、「Bee」はロゴにも記されている通り「ハチ」。キャンピングカーのジョリービーのキャラクターを表現しているようで、楽しげな雰囲気が伝わってきます。ハチのようなキビキビとした動きも表現しているのかもしれません。

Joly Bee(ジョリビー)の車内

ボディサイズは4790×1960×2720mm。全長は4.7mしかありません。トヨタのカムロードをベースにして、2WD乗車定員7名、4WD乗車定員6名、就寝定員5名を実現しました。コンパクトなモデルですが、しっかりと乗車定員と就寝定員を確保していて、家族での利用もしやすい仕様です。

ボディバリエーションは2種類あり、リアダブルベッドのタイプX、リア二段ベッドのタイプWになります。上の写真のモデルがリアダブルベッドのタイプXです。リビングエリアのすぐ後ろに、広々としたダブルベッドが設置されています。空間の広がりがあり、開放的なレイアウトになります。

Joly Bee(ジョリビー)のキッチン

キッチンはエントランス横に設置されています。コンパクトにまとめられていますが、カウンタートップも広く、使いやすいキッチンです。大きな窓も設置されていて、空気の入れ替えもしやすいのが特徴。コンパクトなボディであっても、窓などは大きめのサイズが採用されています。

ジョリビーには2つのレイアウトがあり、さらに装備の違いなどによってアバンテグランデの2種類が設定されています。写真のモデルはグランデで、装備が充実したモデルです。60Lの大型冷蔵庫が装備されているのもグランデの特徴。冷凍庫も別になっているタイプが採用されています。

スマートなキャブコンなのにマルチルームを設けたタイプW

Joly Bee(ジョリビー)のタイプW

リアが二段ベッドになっているのがタイプWです。ベッドは横向きで180cm以上。ウッドスプリングを採用し、寝心地の快適性を追求しています。二段ベッドの下は収納スペースになっていて、下段のマットレスを跳ね上げて、荷物を出し入れできます。

リビングエリアと二段ベッドの間にはマルチルームを設置。全長4.7mにもかかわらず、マルチルームのスペースを確保しています。トイレとして利用したり、クローゼットや収納スペースとして活用することも可能。いざという時のトイレがあると、子供との旅行も安心できるのではないでしょうか。

Joly Bee(ジョリビー)のフロント側

タイプXとタイプWのフロント側はほぼ同じレイアウトです。フロント側にバンクスペースがあり、スライド式のマットを引き出すと、大人2人が寝られるベッドが現れます。使わない時は収納して、運転席上部に広々とした空間が生まれ、リアへの移動も簡単になります。

右サイドにはリビングエリア全体をカバーするほど大きな窓があり、室内にたくさんの光が差し込んでいます。そのコンパクトなボディを意識させない、広々とした開放感を感じられます。レイアウトや装備で広さを感じる工夫が施されているようです。

Joly Bee(ジョリビー)のタイプWのキッチン

キッチンはエントランスの横にあるのですが、タイプXと違うのは、キッチンの右側にシートがあることです。リビングエリアのテーブルが目の前にある位置に設置されていて、テーブルを囲む時のシートとして利用できます。

ちなみに、タイプXもエントランス部分に補助マットを設置することで、タイプWと同じように、リビングテーブルを大人数で囲めます。

冷蔵庫はリア側に、シンクはフロント側にレイアウトされています。冷蔵庫の前にマルチルームが配置されているため、動線を考えた設計といえるでしょう。こちらにも大きな窓が取り付けられていて明るく清潔感のあるキッチンになっています。

キャブコン業界に一石を投じるジョリビーのパッケージ力

Joly Bee(ジョリビー)の価格

キャンピングカーの価格は年々上昇しています。一般的な住宅の建築費用が2〜3割程度高騰していることを考えると、自然な流れなのかもしれません。実際、キャンピングカーは家と同じような構造で、家電なども同じようなアイテムを使っています。

キャブコンも乗り出しで1000万円を超えることは当たり前のようになってきました。しかし、ジョリビーではコストを抑える努力も惜しみませんでした。展示会の特別キャンペーンですが、乗り出しで880万円の価格を掲げていたのです。

Joly Bee(ジョリビー)の高断熱コンポジットパネル

価格を抑えつつも、ボディには他のモデルと同じように高断熱コンポジットパネルを採用。外気温の影響を軽減して室内環境を快適に保ちます。コンパクトだからこそ、よりアクティブに利用されるキャブコン。四季を通じた使用が想定されています。スキーや海など、環境の厳しい場所でも問題なく利用できるのです。

タイプWのマルチルームにはトイレを設置することも可能。また、このように外からのアプローチもできるため、荷物の出し入れにも便利です。FFヒーターの吹き出し口もあり、スキーウェアなどの濡れたモノを乾燥させながら収納できるのもポイントです。

Joly Bee(ジョリビー)の収納スペース

タイプXは収納スペースが広いのが特徴です。リアベッドの下が収納スペースになっていて、外からも中からも荷物の出し入れができます。シンク用のタンクもゲートを開けた場所にあるので、タンクを室内へ持ち込む必要もありません。

妥協することのないナッツRVのキャブコン作り

EVOLITE

ジョリビーのグランデにはエボライトという急速走行充電システムが標準で搭載されています。その他にも出力1500Wのインバーター、ACマルチコントローラーなど、上位機種同等の設備が整っているのも特徴です。

サブバッテリーは300Ahを搭載していて、電気容量も十分に確保。大容量だからこそ、急速充電は必須で、ジョリビーのグランデにエボライトが標準装備されたのでしょう。

Joly Bee(ジョリビー)の電子レンジ

電子レンジもグランデ標準装備。キッチンの上部に収納されていて、省スペースで使いやすい場所にあります。電子レンジがあれば簡単な調理もできるので、ファミリー旅行の際にも便利です。大きな冷凍庫付きの冷蔵庫を利用して、冷凍食品などを活用できます。

Joly Bee(ジョリビー)の家庭用エアコン

ジョリビー全モデルに家庭用エアコンを搭載。アバンテは外部電源利用、グランデは標準サブバッテリーで稼働できます。停車時に利用することが多いことを考えると、外部電源利用も十分現実的です。エアコンは現在の時流に合わせた必須アイテム。ファミリーでの利用を考えると、欠かせない装備といえるでしょう。

これらの高機能な設備をコンパクトなボディに収め、さらにコストを抑えることに成功したナッツRV。それは多くのユーザーにキャンピングカーを楽しむ機会を広げているといえます。ナッツRVのような企業努力によって、キャンピングカーがより身近になっていくことが期待できます。

WRITER PROFILE
渡辺圭史
渡辺圭史(わたなべ・けいし)

1971年東京生まれ。アウトドア好きな編集者、そして、算数が好きだったライター。アウトドア用品メーカー、出版社を経て、キャンピングカー専門誌編集長に。現在はフリーとして、いろいろなメディアにて執筆中。アウトドアをキーワードに、より楽しいライフスタイルを求めてゆるりと奮闘中。最近気になっているワードは、旅、ミニマリスト、車中泊。趣味はコンパクトな旅とモノづくり。

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