取り回しやすいボディにエアコン&リチウム標準装備!レクビィ40周年記念モデル「MRカランタ」がデビュー!

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取り回しやすいボディにエアコン&リチウム標準装備!レクビィ40周年記念モデル「MRカランタ」がデビュー!

長年に渡って“バンコンの可能性”を追求し続けてきた老舗バンコンビルダー「レクビィ」が、創業40周年記念モデルとして2人旅仕様の新型バンコン「MRカランタ」をリリースした。モデル名の「カランタ」は、イタリア語で「40」の意味。人気モデルプラスMRをベースに、アニバーサリーモデルらしい魅力あふれる1台に仕上げている。

最大のポイントは、「ファーストカーとしても取り回しやすいボディサイズ」「キャンピングカーでは必須装備となりつつある、エアコン&リチウムイオンバッテリーの標準化」「リーズナブルな車両価格」の3点。「現代のバンコンに求められる要素」を追求し、長年のバンコン製造で培ってきたレクビィのノウハウと技術を存分に詰め込んだ。

機動性に優れたハイエース・ワイドミドルベース

MRカランタのリア

ベース車両は、ハイエースのボディバリエーションの中間サイズにあたるワイドボディ・ミドルルーフのワゴンGL。全長4840mm×全幅1880mm×全高2100mmのボディは、3ナンバーの大型ミニバンとほぼ同サイズで、街中でも比較的取り回しやすいのが特徴となっている。

ワイドボディなので標準ボディよりも室内空間が広く、ミドルルーフで全高制限付きの立体駐車場にも入庫できる。外装には大きな架装が施されていないので、見た目は普通のハイエースのまま。街中や旅先で悪目立ちすることがなく、普通車感覚で日常的に乗り回せる。キャンピングカーとしてだけではなく、通勤や買い物、送迎などの普段使いも快適にこなせるマルチなボディサイズが魅力だ。

MRカランタのロゴ

低価格でもエアコン&リチウムを標準装備

40周年記念モデルとしての強いこだわりを感じるのが、679万8000円(2WD)という比較的リーズナブルな車両価格でありながら、エアコンとリチウムイオンバッテリーを標準装備している点!ここ数年、快適装備の充実度の高まりに比例して、キャンピングカーの価格も高騰している。600万円台で手に入るエアコン&リチウム搭載のハイエースバンコンは、キャンピングカー購入を検討中の人にとってかなり魅力的な選択肢と言えるだろう。

家庭用のルームエアコン エアコンの室外機

リアエンド右手の上部に、家庭用のルームエアコンがスマートにセットされている。ハイエース・標準ルーフ/ミドルルーフの既存モデルでは、この位置にエアコンを搭載する場合、張り出し窓で取り付けスペースを確保するのがデフォルトだったが、MRカランタは純正窓のままでエアコンの搭載を実現。架装のシンプル化によって、コストカットと生産効率の向上を両立している。エアコンの室外機は、リアオーバーハングのスペアタイヤ搭載スペースにすっきりとインストール。

サブバッテリー

右サイドの横向きシートの座面下には、300Ahのリチウムイオンバッテリーや充電システムのほか、2000Wの正弦波インバーターも装備されている。これらの生活電源システムはすべて標準装備となっており、サブバッテリーによるエアコンの長時間稼働も可能となっている。

プラスMRから受け継いだ快適2人旅レイアウト

MRカランタのインテリア

インテリアは、レクビィ増田浩一代表がプライベートで使用しているプラスMRがベースになっている。バンコンを知り尽くした増田代表自身が実際に使ってみて、「2人旅なら、レクビィ史上もっとも便利」と評しているモデルだ。

MRカランタのリアの横向きシート

そんなプラスMRから受け継いだ室内レイアウトの最大の特徴は、リアの横向きシートを真向いではなく対角線上にオフセットして配置していること。これによって2人旅でも適度な距離感を保つことができ、互いを尊重しながらストレスフリーでクルマ旅を楽しむことが可能となった。

MRカランタのベッド展開 ベッド展開時のテーブル

横向きシートを対角線上に配置した独創的なレイアウトは、ベッドモードでも効果を発揮する。ベッドの位置がオフセットされているので、2人で就寝する際に適度なプライベート感を保てるのが最大のウリ。ベッド展開した状態でもテーブルを使用することができ、お座敷感覚でリラックスしてくつろげるのもポイントだ。

使い勝手を追求した室内装備

丸型シンクを備えたギャレー 各13ℓの給水・排水タンク

丸型シンクを備えたギャレーは、助手席後方のスライドドア開口部にセットされている。シャワーフォーセット付きなので、屋外シャワーとしてアウトドアギアやペットの足を洗うことも可能。各13ℓの給水・排水タンクは、スライドドアを開けて車外からスムーズにアクセスできる。

冷蔵庫 コンセント 電子レンジ

リアエンド右手のキャビネットには、電子レンジと49ℓ冷蔵庫がスマートにセットされている。どちらも快適なキャンピングカーライフの必須アイテムだが、エアコン&リチウム同様に標準装備となっているのがうれしい。カウンター上部の壁には、AC100VコンセントやDC12Vソケット、インバーターのスイッチをすっきりとインストール。

LED照明を装備したシーリングパネル

天井には、LED照明を装備したシーリングパネルをセット。インテリアのイメージを損なわない、スタイリッシュなデザインがポイントだ。

USBソケット付きLEDスポットライト

上部のサイドパネルには、USBソケット付きLEDスポットライトとハンガーパイプがセットされ、快適な車内生活をサポートする。

シンプルな傘立て

スライドドア開口部の右側には、シンプルな傘立てがセットされている。一見地味な装備だが、オーナーにとってはかなりうれしいポイント。実際の使い方を熟知した、老舗バンコンビルダーらしい装備のひとつと言えるだろう。

収納庫

左サイドのシート下は収納庫になっており、カセットコンロやキャンプ道具、生活小物などをすっきりと収納できる。

MRカランタ

ファーストカーとしても使えるハイエース・ワイドミドルに、家庭用エアコン、300Ahリチウムイオンバッテリー、2000W正弦波インバーター、電子レンジ、冷蔵庫を標準装備した、レクビィの創業40周年記念モデル「MRカランタ」。この充実度で、価格は679万8000円(2WD)!普段使いから2人旅まで快適に楽しめる、老舗バンコンビルダー渾身のアニバーサリーモデルだ。

MRカランタ諸元

ベース車両
ハイエース ロングワゴンGL
エンジン
ガソリン2,693cc
駆動形式
2WD/4WD
車体サイズ
全長4,840mm/全幅1,880mm/全高2,100mm
定員
乗車定員5名/就寝定員2名
価格
¥6,798,000~
WRITER PROFILE
岩田一成
岩田一成(いわた・かずなり)

1971年東京生まれ。キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーフォトライター。日本大学芸術学部卒業後、8年の出版社勤務を経て、2003年に独立。ライター・エディターとして、自動車専門誌を中心に累計1000誌以上の雑誌・ムック製作に携わる。家族と行くキャンピングカーの旅をライフワークとしており、これまでに約1000泊以上のキャンプ・車中泊を経験。著書に『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』がある。

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