ミニバン以下の価格で気軽に乗れるオシャレなカジュアルキャンパー「トラボイNV200ミオ」

キャンピングカー紹介
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ミニバン以下の価格で気軽に乗れるオシャレなカジュアルキャンパー「トラボイNV200ミオ」

キャンピングカーの人気が幅広いユーザー層に広がり、「ファーストカーとして使いたい」というニーズも増加している。しかし、日常使いから車中泊まで1台でこなすとなると、軽自動車ベースの軽キャンパーでは小さすぎるし、ハイエースベースのバンコンでは大きすぎる……。そこで注目を集めているのが、タウンエースやNV200をベースにしたミドルサイズのバンコンだ。

今回紹介するのは、NV200バネットバンのインテリアを架装したトラボイNV200 Mio(ミオ)。普段乗りから車中泊までマルチにこなせる、コンパクトサイズのカジュアルキャンパーだ。

価格はミニバン以下の308万円!

トラボイNV200ミオは、8ナンバー(キャンピングカー登録)のコンプリートカー。埼玉のバンコンビルダーティピーアウトドアデザインが製造して、キャンピングカー専門店インテグラルから販売されている。

トラボイNV200ミオ

インテグラルの笠井靖彦代表は、10年以上前からオリジナルキャンピングカーの販売やキャンピングカーのレンタル事業を手掛けてきた、日産サティオ埼玉北の元社長。2022年に同社を退職後、「気軽・自由・リーズナブル」にキャンピングカーライフを楽しんでほしいという思いから、キャンピングカー専門店インテグラルをスタートさせた。

「あえて店舗を持たないビジネススタイルで経営コストを下げ、そのぶん車両を低価格で提供する」のが、同ショップのコンセプトだ。キャンピングカーの価格は年々高騰して「手の届かない贅沢品」になりつつあるが、トラボイNV200ミオの価格はミニバンよりもリーズナブルな308万円! キャンピングカーとしては破格の低価格だが、これも店舗を持たない低コスト経営だから実現できたこと。独自の経営哲学で、「一般の人でも気軽に楽しめるキャンピングカー」を提供している。

NV200ミオの室内

店舗を持たないビジネススタイルということで、アフターサービスに不安を感じる人もいるかもしれないが、その点もまったく問題ない。架装部分は、製造元のティピーアウトドアデザインによる永久保証がついており、車両部分のメンテナンスや車検などについては、日産サティオ埼玉北時代の人脈を活かし、全国に2000か所以上ある日産ディーラーからユーザーの最寄りの店舗を紹介してくれる。

日常使いも快適なコンパクトサイズ

NV200ミオの正面

ベース車両は、日産のビジネスバンNV200バネット2WD(DXグレード)。初心者や女性でも気軽にドライブできる全長4400mm×全幅1695mm×全高1855mmのコンパクトサイズで、最小回転半径は5.2m。ハイエーススーパーロングの最小回転半径は6.3mなので、それと比べるといかに取り回し性に優れているかがお判りいただけるだろう。

パワートレインは1.6リッター DOHC直列4気筒エンジンにエクストロニックCVTを組み合わせ、燃費は16.4 km/L(JC08モード)。日本の交通事情に合ったコンパクトボディと必要十分な動力性能で、買い物や通勤、子どもの送迎といった普段使いから車中泊の旅までマルチに乗り回せる。

女性目線のカジュアルデザイン

NV200ミオのリビングルーム

インテリアのポイントは、女性目線でデザインされた華やかなカラーリング。若い女性や小さな子どものいるファミリーでも楽しく普段使いできる、カジュアルなイメージが大きな魅力となっている。ピンクを基調としたデモカーのカラーリング以外に、好みでファブリックの色を選ぶことも可能だ。

レイアウトは、セカンドに幅1200mmのFASPシート、リアエンドにギャレーキャビネットを装備したシンプルスタイル。シートを後ろ向きにアレンジしてリアマットを組み合わせれば、大人数でテーブルを囲んで休憩や食事ができるダイネットスペースになる。

NV200ミオのフラットなベッドスペース

セカンドシートを展開してリアのベッドマット2枚を組み合わせれば、フラットなベッドスペースに早変わり。キャンプや車中泊の旅も気軽に楽しめる。

NV200ミオの走行モード

FASPシートを前向きにアレンジすれば、乗車定員5名が前向きに座って移動できる走行モードになる。ハイバック仕様の背もたれでロングドライブも快適だ。

NV200ミオの大容量カーゴスペース

リアのベッドマットを外すことで、大容量カーゴスペースも確保できる。買い物の荷物やキャンプ道具、折りたたみ自転車、アウトドアアクティビティのギア類など、大きな荷物も積載可能だ。

NV200ミオのシンク NV200ミオの給排水タンク

リアのカウンターには、コンパクトなシンクをビルトイン。キャビネット内部には、各12ℓの給排水タンクが完備されており、車内での洗顔や手洗い、歯磨きなどに重宝する。

NV200ミオの屋外シャワー

フォーセットのホースを伸ばせば、屋外シャワーとしても利用可能。アウトドアギアを洗ったり、散歩後のペットの足を洗ったりと、幅広いシチュエーションで役立つ。

NV200ミオの薄型キャビネット

リア右サイドの薄型キャビネットにはコンパクトな調理台も装着でき、カセットコンロ置き場や小物置き場として活躍する。

オプション装備で自由にアップグレード

シンプル装備で「リーズナブルな価格」と「ミニバン以上の使い勝手」を実現したのがトラボイNV200ミオの最大のウリだが、オプションパーツを組み合わせることでより本格的なキャンピングカーにアップグレードすることも可能となっている。

コントロールパネル サブバッテリー

エンジン停止中に車内で電気を使用できる105Aサブバッテリーも、オプションで用意。走行充電システムが搭載されているので、エンジン停止中にサブバッテリーの電気を消費してもクルマを走らせれば再び充電される。

LED室内灯、メイン照明 LED室内灯、丸型ダウンライト

LED室内灯は、フロント側にメイン照明、リアエンドに丸型ダウンライト2個をセット。点灯時に使用する電気は、サブバッテリーから供給される。

オプションのフロントシートカバー

リアシートやベッドマットと同じファブリックを使用した、オプションのフロントシートカバー。装着することで、統一感のあるオシャレなインテリアを演出できる。

トラボイNV200ミオの外観

308万円というリーズナブルな価格が魅力のトラボイNV200ミオは、街乗りから週末レジャーまで気軽に乗り回せるカジュアル仕様のキャンピングカー。実車は、全国のキャンピングカーイベントや展示会のほか、ショップに事前連絡すれば日産サティオ埼玉北でも見学可能だ。公式ホームページや公式Instagramで最新情報を発信しているので、気軽にキャンピングカーライフを楽しみたい人はぜひチェックしてみよう!

インテグラル
埼玉県熊谷市石原1295
TEL:050-8885-6410
公式HP
公式インスタグラム
WRITER PROFILE
岩田一成
岩田一成(いわた・かずなり)

1971年東京生まれ。キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーフォトライター。日本大学芸術学部卒業後、8年の出版社勤務を経て、2003年に独立。ライター・エディターとして、自動車専門誌を中心に累計1000誌以上の雑誌・ムック製作に携わる。家族と行くキャンピングカーの旅をライフワークとしており、これまでに約1000泊以上のキャンプ・車中泊を経験。著書に『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』がある。

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