ルノー カングーが一堂に集まるカングージャンボリー。1,000台以上のカングーとファンが集まるこのイベントでひときわ目を引いたのが車中泊仕様のカングー。
作ったのはキャンピングカービルダーのRVランド コンセプト(流山店)。キャンピングカー作りのノウハウが入ったクルマの秘密を探ります。お話しはコンセプト店長の山森浩平氏。
目次
このコーナーだけカングーのカラーが違いますね
そうなんです。
カラフルなカラーが売りのカングーですが、私たちはフレンチレトロのカラーをモチーフに、アースカラーのカングーを売りにしています。
どうしてこんなカラーがあるのかは後ほど・・・
車中泊仕様をはじめたきっかけは?
私自身サーフィンをやっていて車中泊をしますが、荷室が広いカングーを使えば面白いクルマになるんじゃないかなと思い、4年程前にBED KIT(ベッドキット)として開発しました。
カーゴ車両として開発された車体はキャンピングカーのようにフラットベッドを再現するのに最適で、荷室が高いので子供さんがいるファミリー向けには2段ベッドが作れます。
キャンピングカー作りのノウハウはどの辺に生かされてますか?
なるべく簡単にベッド展開出来ることです。
ベッド展開は2本のレールを出して、マットを載せるだけなので1分でフルフラットのベッドになります。
それと快適な寝心地を提供するマットです。マットは薄くすると収納に便利ですが、寝心地は悪くなり、厚くすると重くなります。丁度よいバランスを考えた素材を選んで、1、2泊は問題なく過ごせるクッション性があるものを作りました。
新車が売れているのですね
はい。今はベッドキットだけを買う方以上に、トータルコーディネートした新車を買われる方が多いです。
実はアースカラーは新車のホワイト カングーを全塗装しています。
街で走っているアースカラーのカングーを見て当店へお見えになる方もいらっしゃいます。
平均すると350万円前後の乗り出しとなるカスタマイズが多く、手が出しやすい価格帯も魅力です。
中古のカングーをカスタマイズするのも面白いですが、ベースのカングーが新しく1.2Lターボで軽快な走りになったのも新車が売れている理由と思います。
どんな方が買われていますか?
ファミリーの方やペットと一緒に乗られる方が多いですね。
車中泊をはじめるので、このクルマを買いたいという方もいます。
カングージャンボリーに来られている方は皆さんオシャレで、ライフスタイルをしっかりお持ちのようです。
マルチパーパスなクルマになった車中泊仕様のカングーで、普段使いからレジャーまで幅広く楽しんで欲しいですね。
変わる車中泊のイメージ(編集部)
車中泊には「寝る」という実用面だけが見られがちですが、カングーの車中泊仕様が提供する世界観や、キャンピングカープラザ大阪(アネックス)が発表したBRAWNY RIW(ブローニィ リュウ)を見ているとオシャレに楽しむ車中泊がこれからのキーワードになりそうです。
金曜日の夜から気軽に出かけて、フラットベッドで熟睡して土曜日をたっぷり楽しむ。カングーで出かけると車中泊にも彩りが加わりそうです。
BED KIT(ベッドキット)諸元
JOUIR(ジュイール)- 就寝人数
- 大人2人
- ベッドサイズ
- 1,700mm×1,150mm
- 価格
- 147,960円(税込み)
- 就寝人数
- 大人2人+子ども2人
- ベッドサイズ
- 上段1,440mm×910mm 下段1,700mm×1,150mm
- 価格
- 172,800円(税込み)