広大なアメリカ大陸をキャンピングカーで横断してみたい。そんな夢を描く人も多いと思います。 国内でいち早くアメリカでキャンピングカー(モーターホーム)を運転して巡るツアーを主催するトラベルデポの代表小林氏にお話しをうかがいました。
モーターホーム=キャンピングカーですが、実際にアメリカの車を見て、中に入ってみるとモーターホームという呼び名がピッタリです。
目次
ツアーに申し込む人はどんな人が多いですか?
学生さんのグループやファミリー、仲間同士やご夫婦など様々です。最近はおじいちゃん、おばあちゃんも一緒に楽しむ2世代、3世代ファミリーも増えてきました。
先輩が行った話を聞いたので、ということで卒業旅行に使う学生さんも多いです。先輩が旅しているので実体験が聞けて、思ったよりハードルが高くないことを感じたり、最大で8人まで乗車可能なタイプまであるので、みんなで一つ屋根の下でワイワイを楽しめたり、またホテルを使うより安く旅行出来るのも魅力だと思います。
どうやって計画しますか?
まずは旅行の日程と、アメリカのどこから出発してどこを回りたいかを決めて下さい。
私たちでモデルコースもご用意しております。例えば人気のグランドキャニオン、セドナを回るコースですと以下のような日程です。
- 1日目:日本から飛行機ラスベガスへ到着
- 2日目:ラスベガス出発 → フーバーダム → グランドキャニオン
- 3日目:グランドキャニオン → セドナ
- 4日目:セドナ アウトドア体験やパワースポット巡り
- 5日目:セドナ → ラスベガス
- 6日目:ラスベガスを出発して、日本へ
- 7日目:日本到着
ちなみに、学生さんの卒業旅行ではアメリカ横断を楽しまれるグループが一番多く、メンバーの皆さんのスケジュールにあわせて2週間~3週間程度で楽しまれていらっしゃいます。卒表したら絶対にできない旅ですからね。
- レンタル可能都市
★カルガリー・トロント(カナダ)、アンカレッジ(アラスカ)でもレンタル可能
キャンピングカー(モーターホーム) はどこで泊まるのですか?
RVパークで泊まります。ここはキャンピングカーに必要な水、電気、下水用のダンプステーションが揃っており、快適に過ごせます。プールの付いた施設も多くあり、安全性も確保されています。 アメリカではキャンピングカーは基本的にRVパークへ停めることになっています。広い場所があるからといって勝手に停まっていると巡回しているパトロールに移動を指示されてしまいます。
どんなキャンピングカー(モーターホーム)ですか?
小さいタイプで全長19フィート(約6m)。通常25~30フィート(7.6〜9.1m)前後の車を使います。3〜7名が乗車、就寝出来ますので、グループの人数や旅行の日程によって車を決めます。日本で見るとバスより大きく見える車もありますが、運転は道幅の広いアメリカなので走り始めるとすぐに慣れてきます。また、最近ではリピーターのかたを中心にクラスAタイプ(バスタイプ)のモーターホームをレンタルされるお客様も増えてきました。
【国内で体験試乗出来ます】
当社は千葉(海浜幕張)にありますが、ここでB.C.ヴァーノンという19フィート(全長約6m)のキャンピングカー(モーターホーム)を所有しています。お越しいただければ実際に車を見て、内装や設備の使い方確認が出来ますし、体験試乗も出来ます。ただし、必ず事前予約をお願いいたします。
治安やトラブルの問題はどうですか?
都市部のニュースやアクション映画を見てアメリカの治安を心配される方もいますが、RVパークで泊まるなどルールを守っていればモーターホームで旅をする地域では治安上の問題はこれまで1度も発生しておりません。
また、当社で契約しているキャンピングカーのレンタル会社はアメリカでも長年の実績がある会社で、車の整備についても確実で信頼がおけます。アメリカで車両トラブルにより動けなくなると大変困ってしまいますが、当社の扱いで現在までにそのようなトラブルは起きていません。
注意点は何かありますか?
運転上の注意点はメーターがマイル表示なので、1.6倍してキロになおすことです。60マイルは時速96kmです。80マイルを80kmと思っていると大変なオーバースピードになってしまいます。
ガソリンスタンドも日本と違って次のスタンドまで相当距離があるので見つけたらこまめに給油することが無難です。
車のレンタルですが、モーターホームのレンタルもインターネットで探すと非常に安いものがあります。ただ、レンタルするにあたっての必須項目が別途計上(オプション)になっていたり、個人で貸していて車の整備や保険が十分でないことも見受けられますので注意が必要です。
最後に一言お願いします。
当社では現地でのキャンピングカー(モーターホーム)の手配はもちろん、日本からの航空券の手配までワンストップで行います。
レンタル時や返却にも日本人スタッフが立ち会い、またモーターホームの旅の途中でハプニングやトラブル等が発生した場合には、実際にモーターホームを所有している日本人スタッフの携帯の電話番号をお伝えしており、オンリーワンの万全のサポート体制でサポートしておりますので、アメリカをはじめて経験される方でも安心して出発できます。
編集部より
小林氏は大手旅行代理店に勤めた経験からこの事業を10年前にはじめています。小林氏自身何度もアメリカへ行き、実際にいろいろなコースをモーターホームでまわっています。
アメリカをまわって帰国された方々とも交流をしているので、最新の現地事情に精通しています。そのような経験からくるお話しは出発前の不安を払拭してくれます。
数人のグループ旅行なら頭割りすると安く回れるのも魅力ですね!
[トラベルデポプロフィール]