ポップアップルーフの弱点を解決!

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バンコンタイプのキャンピングカーで人気のあるポップアップルーフ。
普段は車高を抑えながら、車中泊のときには大人も眠れるスペースを確保します。
側面の素材はテントに準じた素材が使われ、ジッパーで窓部分も開閉出来るので、夏場は風が抜けると本当に快適です。

外気温が30℃ほどあっても、ルーフの断熱で上からの熱は抑制され、サイドのメッシュまたは開放からかぜを通すので、車内はエアコン要らずの快適空間に早変わりします。

ところが・・・。
冬はこの側面の薄いテント素材のため、外の冷気がほぼ直接伝わって寒くなります。

ケイワークスが解決!

この問題をバンコン中心にキャンピングカーを製作するビルダー ケイワークスが解決してくれました。

まずポップアップルーフが立ち上がったところに断熱シェードを取り付けて、外からの冷気を遮断します。

ポップアップルーフ内側へ断熱シェードを取り付け
ポップアップルーフ内側へ断熱シェードを取り付け

ここまでなら他のポップアップルーフ車にもよくあること。
ケイワークスではキャンピングカーの暖房装置、FFヒーターの熱がポップアップルーフ内へ広がる工夫をしました。
それはFFヒーターの吹き出し口を上向きに付け、積極的に上部へ熱を送ります。また、FFヒーターは3000Kalの暖房能力が高いものをつけ、ポップアップルーフ内(上部)に溜まった暖気は7層の断熱シェードにより保たれ、外の寒さに負けない暖かさを確保しています。

上へ向いた吹き出し口で暖気はポップアップルーフ内へ
上へ向いた吹き出し口で暖気はポップアップルーフ内へ

実際に気温10度の12月に試乗したところ、中はポカポカで快適でした。
真冬でなければ断熱シェードを取り付けなくてもFFヒーターだけでも十分暖かくなるようです。

●ポップアップルーフ暖房システムを取り入れた車種
ケイワークス AURORAシリーズ ポップアップルーフ前開きタイプ

ポップアップルーフのメリットとデメリット

ここで改めてポップアップルーフの長所と短所をみてみます。

【メリット】
  • 普段は車高を抑えられるので、バンコンの機動性を失わない。
  • 就寝スペースが広く、快適。
  • ポップアップルーフを上げると、天井の空間が広がる。バンコンの中で立って着替えが出来ます。
  • 上げておくと夏場は風が通り、車内は快適。
  • キャンピングカーでもテントキャンプのように楽しめる。

ポップアップルーフを下からのぞくとこんな感じです
ポップアップルーフを下からのぞくとこんな感じです
【デメリット】
  • 冬場寒い。(この問題はケイワークスが解決)
  • 雨で濡れたポップアップルーフは後で乾かすことが必要。
  • テント生地のため、防音性は低い。
  • 就寝時は二階に登らなければならない。

ポップアップルーフの楽しみ方

ポップアップルーフに上るとキャンピングカーの屋根に登ったのと同じ高さになります。
そのためポップアップルーフの側面に付いている窓を開けると、いい眺めが広がります。
身を隠しながら眺めの良い高さを確保するので、バードウォッチングには最適です。

ポップアップルーフを上げると現れる広い空間は、気持ちよくお昼寝が出来ます。

西湖のほとりなど、湖や渓流に面したキャンプ場などでは、日常では味わえない風景を背景に、リセット時間を満喫することが出来ます。

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ケイワークス:キャンピングカーのある暮らし
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