
今回紹介するのは、レクビィのキャンピングカー「イゾラ」を愛用している野嶋さんです。2025年2月に新型イゾラが納車されたのですが、実は今回が初めてのイゾラではなく、以前も同モデルを所有していました。使い続けたうえで、再びイゾラを選んだオーナーさんです。
現在は愛犬と一緒にキャンピングカー旅を楽しんでいて、クルマの使い方や装備の選び方に、長年の実体験が反映されています。単なる移動手段ではなく、家族と同じ時間を過ごすための空間としてキャンピングカーを利用しているのがよく分かります。
目次
シャワールームがあるレクビィ・イゾラの特徴
レクビィのイゾラは、日産キャラバンをベースにしたキャンピングカーです。ナローボディにハイルーフという組み合わせで、運転のしやすさと室内の広さを両立したモデル。フロントシルエットはスマートに見えるのですが、室内に入ると開放感を強く感じます。
キャンピングカーというと大きさが気になる人も多いですが、イゾラは日常使いから旅まで無理なく対応できるサイズに抑えられています。街中での取り回しや駐車のしやすさと、車内でくつろげる居住性など、そのバランスが人気のモデルです。
外観はナローボディらしくすっきりとしていますが、ハイルーフによってキャンピングカーらしい存在感もあります。特にリアから見たシルエットでは天井の高さがよく分かり、室内空間に余裕があることを簡単に想像させてくれます。
「大きすぎないサイズ感がいい」と野嶋さん。キャンピングカーとしての快適性を確保しつつ、普段の運転もしやすいのがポイントです。その絶妙なバランスが、野嶋さんがイゾラを選び続けている理由のひとつになっているといっていいでしょう。
イゾラの大きな特徴のひとつが、リアに備えられたシャワールームです。このサイズのバンコンで、ここまで広い防水シャワールームを備えているモデルは珍しく、キャンピングカーでの生活空間としての完成度を高めています。
野嶋さんにとっても、このシャワールームの存在は重要でした。大きな収納スペースとしても利用できて、いざという時はトイレルームにもなる安心感があります。単なる装備ではなく、実際の使い勝手を考えた結果として、このシャワールームが評価されているようです。
使いやすさが向上したイゾラのインテリア空間
インテリアは、シングルシートによる対面対座が可能なリビングスペースがあり、右サイドにベンチシートが配置されています。ベンチとシングルシートでテーブルを囲んで、食事やくつろぎの時間を過ごせるレイアウトです。
リビングエリアの上部には家庭用エアコンが取り付けられていて、インテリアともよく調和しているデザイン。吊り下げ棚の一部かのように馴染んでいます。リアに見えるドアはシャワールームへ続いていて、簡単にリアエリアへアクセスできるようになっているのです。
ワンちゃんのことを考え、普段から室内をフラットな状態で使うことが多いそうです。ベンチ部分を広げて、フルフラットベッドを展開するように使用しています。このように段差を減らすことで、ワンちゃんが安心して動ける空間を確保しました。
以前はホンダ・フィットシャトルで車中泊旅をしていましたが、ワンちゃんが高齢になったこともあって、より広く快適な空間を求めるようになったといいます。その結果として選ばれたのがキャンピングカーのイゾラだったのです。
新型イゾラではフロント側に標準シンクがありませんが、オプションのフロントシンクが設置されていました。キャビネットに収められた電子レンジや冷蔵庫と合わせ、フロント側がキッチンエリアとして機能します。
エントランス付近に水場があることで、車内での動線も良く、使い勝手がいいといいます。リアのシャワールームとは別にフロントにもシンクを設けたことで、実際の旅で感じた利便性を追求しているのです。
新型イゾラで手に入れたもの
車内にはワンちゃんグッズがあふれ、収納スペースがあればあるほどいいという状態。そんな野嶋さんにとって、このドライバースアッパーシェルフは、実用性の高い装備でした。クーラーユーニットを移設して、収納スペースを確保。ハイルーフの強みを活かした構造になっています。
そして、野嶋さんのキャンピングカー選びで欠かせなかった装備が、家庭用エアコンです。ワンちゃんのため、室内環境を安定させることは絶対条件でした。以前のイゾラを購入する時も、家庭用エアコンが搭載できると知ったことが、車両選択の大きな決め手になったそうです。
家庭用エアコンを設置すると気になるのが電源ですが、このイゾラで特徴的なシステムで対応しています。それが、ポータブル電源でシステムの電源をバックアップできること。室内に外部電源ポートがあって、そこへポータブル電源を接続して、エアコンなどへ直接給電できるようになっているんです。
驚いたのが、車内に取り付けられたこのカメラ。室内全体を見渡せるようになっていて、YouTubeのVlog撮影、ワンちゃんの様子を確認するなどのために取り付けられました。クルマの外から室内の状況を確認できるそうです。
さらにエアコンなどがスマート家電化されているので、外部から操作ができるようになっています。室内カメラと合わせて、遠隔でエアコンを操作できれば、ちょっとクルマから離れていても、ワンちゃんの様子をみながら環境を整えられるので安心です。
車中泊からキャンピングカーへ、そしてRVパーク開設
クルマが好きで、車中泊を繰り返し、ワンちゃんとの旅行のためにキャンピングカーを手に入れた野嶋さん。色々なRVパークを利用していくうちに、ある思いが強くなってきたと言います。それがRVパークの開設でした。
クルマに関わる仕事がしたいという思いもあり、キャンピングカー旅の延長線上としてRVパークという形にたどり着いたそうです。その背景には「ワンちゃんと一緒に安心して過ごせる場所をつくりたい」という思いがありました。
開設したRVパークは山中湖のすぐ近くにある「RVパーク WANALOHA Fujiやまなかこ」です。山中湖温泉「石割りの湯」のすぐ隣にあって、富士山を望む好立地です。温泉も山中湖へも歩いて行けるのがポイントです。
まったくの更地からのスタートでしたが、敷地内にはエアコン付きトイレを完備し、ワンちゃんグッズを洗濯できる洗濯機も用意されています。この洗濯機も、ペットとの旅行で不便に感じたことで、ペットと旅行するには何が必要か?を常に考えているようです。
RVパークでは無人利用が可能なシステムを導入しています。トイレもカードをかざして解錠する仕組みで、安心して利用できる環境が整えられています。これまでたくさんのRVパークを利用してきたこともあって、利用者目線を大切にした設備構成のようです。
RVパークに設置されたトレーラーがさらに快適な空間を
エアコン付きトレーラーは、ワンちゃん連れはもちろん、小さな子ども連れのファミリーにも嬉しい施設です。天候に左右されることなく、のんびりと休める空間が用意されています。
このトレーラーという空間を設けたのも野嶋さんの経験からでした。ワンちゃんと一緒に旅行していても、雨などが降ってきて屋外で過ごせない時間もあったそうです。そんな時、こうした屋内施設があれば、と考えていました。こうした実体験に基づく視点が、RVパーク全体の施設づくりに反映されています。
トレーラーの内部はこのように広々としていて、もちろん、ワンちゃんも利用できるようになっています。RVパークを利用する人であれば、カードキーでトレーラーを利用できるのです。
RVパークを始めるきっかけは、イゾラで旅をする中で多くの人と出会い、つながりが生まれたことでした。RVパーク開設にあたっても、仲間の存在が大きな後押しになったそうです。
キャンピングカーがなければ出会えなかった人たち。その縁が、今度は自分が場を提供する側になろうという気持ちにつながっていき、このトレーラーが用意されたといえるでしょう。
トレーラー内部の階段を登っていくと、オープンデッキがあります。富士山が見える場所で、「ここでビールでも飲んで、のんびりしてほしい」と野嶋さん。
「ワンちゃんがいなかったら、キャンピングカーに乗ることもなかった」と振り返ります。キャンピングカーが人生を広げてくれた存在であることが伝わってきます。
今後はドッグランや水回りのさらなる充実を図り、レンタカーとの連携や地元産業との関係性強化にも取り組んでいきたいと言います。イゾラとともに歩んできた経験が、RVパークという新たな場を生み、次の楽しさへとつながっているように感じられました。



