ブラタモリの足跡をキャンピングカーでたどろうin秩父・長瀞

キャンピングカー活用法
, ,

NHKの人気番組ブラタモリは日本各地を訪れており、その足跡をたどるにはキャンピングカーが最適です。
今回訪れた秩父と長瀞(ながとろ)はタモリさんの興味を引くものが多く、「秩父はず~っと 日本を盛り上げた!?」「なぜ長瀞は人をひきつけるのか?」の2回にわたって放送されています。
宿泊は最近オープンし、キャンピングカーが20台車中泊出来る温泉付きRVパークヘリテイジ美の山に泊まりました。

武甲山をながめる秩父ミューズパーク

秩父ミューズパークから眺めた武甲山
秩父ミューズパークの展望台からながめた武甲山

旅のスタートは武甲山をながめるところから。番組のオープニングでは秩父公園橋からですが、秩父ミューズパークから 武甲山をながめます。
秩父ミューズパークは大きな公園で、園内にはちびっこ広場やレンタサイクル、フォレストアドベンチャー、百花園、梅園とファミリーで遊んだり、散歩したりといろいろ楽しめます。

秩父ミューズパークの園内
散策も楽しい秩父ミューズパーク

ところで、武甲山は石灰岩で出来た山。なぜ石灰岩?それはサンゴ礁などから出来ているから。ということは海のない県「埼玉県」が昔は海だったということですね。この辺りのなぞを解き明かしていくとブラタモリに引き込まれていきます。
この石灰岩で出来た山を削ってセメントを作り、それが日本の高度成長をささえるビルや高速道路になったと聞くとさらに興味がわいてきます。

他に例を見ない若御子断層洞

秩父の若御子神社
若御子神社の裏山を登ると若御子断層洞

次に向かったのは番組でタモリさんが大興奮した断層面。断層の断面が直接露出しているところはまずありません。番組では表面が鏡のようにピカピカになっている断層面にタモリさんが触って感激していました。
断層面のあるところは若御子断層洞といい若御子神社の裏山を5分ほど徒歩で登ったところにあります。
神社のそばは道が狭く、大型のキャンピングカーだと通れない可能性があります。また、山ではクマが出没する可能性もあるので要注意です。(断層面が露出している洞内には一般の立ち入りはできません。)

若御子断層洞
若御子断層洞の奥に断層面があります

秩父が日本を盛り上げた ちちぶ銘仙館

ちちぶ銘仙館
養蚕業や秩父織物がわかるちちぶ銘仙館

若御子神社から秩父の町へ出ました。秩父は以前、カイコを飼ってその繭から生糸を作る養蚕業が盛んな町として栄えました。そしてここで作られた絹織物は大正時代、「秩父銘仙」として一大ブームになったそうです。ちちぶ銘仙館には繭から絹糸をとる様子や、織物になるまでの一連の過程が展示されたり、染め織り体験が出来るようになっています。
ちちぶ銘仙館の近くも道路が狭くなっているのでキャンピングカーは要注意です。

くるみそば
秩父にはおいしいお蕎麦屋さんもたくさんあります

キャンピングカーが20台泊まれるRVパークヘリテイジ美の山

RVパークヘリテイジ美の山
広々泊まれるRVパークヘリテイジ美の山

秩父の町から10kmほど行くとRVパークヘリテイジ美の山へ着きます。1区画6m×10mと広い区画で、キャンピングカーの横に椅子、テーブルをだしてBBQも楽しめます。リゾートホテルいこいの村ヘリテイジ美の山が運営しているのでホスピタリティも満足出来ます。

RVパークヘリテイジ美の山でのキャンプ
たき火台があればたき火もOK!

温泉はRVパークから徒歩数分のホテル内にあり、別料金ですが滞在中は何度でも入れます。温泉は朝6時から開いていますので車中泊翌日の朝風呂に入れます。
複数のキャンピングカーが泊まれる(電源付は現在3サイト)ので、貸し切りのミニキャンプ大会やキャンピングカーで行う社員研修といった使い方にも最適な施設です。

雲海
朝風呂の途中、展望デッキ左手に広がる雲海

長瀞の川下り

長瀞の川下り
のんびりとワクワクがある川下り

RVパークを出発後、長瀞へ川下りに行きました。川下りを運行するお店の近くの駐車場へキャンピングカーを停め、お店のバスで船着き場へ移動します。川下りは気持ち良く自然を満喫できます。ブラタモリ風に川の両側の地形を観察するのも面白い行程です。船頭さんもところどころ岩畳や秩父赤壁など地形の説明をしてくれます。
船は秩父鉄道長瀞駅へ通じる場所へ着きました。ここから長瀞駅周辺にはお土産店や飲食店がたくさん並んでいて、見物しながらキャンピングカーを置いた駐車場へ戻れます。

長瀞の川下りみどころ
随所にみどころが出てきます

秩父のことが良くわかる埼玉県立自然の博物館

巨大ザメ「メガロドン」
写真に入りきれない巨大ザメ「メガロドン」

長瀞駅から近いところに埼玉県立自然の博物館があります。博物館に入るといきなり巨大ザメ「メガロドン」が歓迎してくれます。山の中の博物館になぜ?と思いますが、秩父のことがわかってくると「ここが昔海だったから」と納得します。
ブラタモリで案内役を務めたのもこの博物館の学芸員の方でした。ヘリテイジ美の山の支配人から「自然の博物館」はこの地域だけの展示物でなりたっている全国でも珍しい博物館と教えてもらっていましたが、なるほど古代から現代まで地質や生物など多彩な展示が面白く、「古秩父湾」だったころを想像します。

埼玉県立自然の博物館のある化石
昔この辺りにいた恐竜の化石

注目のエリア秩父

秩父の紅葉
紅葉も美しくなる秩父

番組では龍石寺が出ていました。秩父は秩父三十四ヶ所の札所という側面もあり、たくさんのお寺があります。それぞれのお寺のことを調べていくと行ってみたくなります。都心から近いので日帰りで観光を楽しむ人たちも多いようですが、見るものやおいしいお店もたくさんあり、キャンピングカーならぜひ泊まりで楽しみたいエリアです。秩父市周辺は「空の青さを知る人よ」などアニメの舞台にもなっている注目のエリアです。12月には有名な秩父夜祭もあるので、また来ようと思いながら帰路につきました。

書籍版ブラタモリ

書籍版のブラタモリ

ブラタモリを番組で見ていない方には書籍版のブラタモリをお薦めします。(監修:NHK「ブラタモリ」制作班)
本を読んでいるだけでも面白いのですが、その土地のどこへ行けば良いのか観光ガイドのようにも使え、キャンピングカーで訪れる地域の理解がより深まります。

RVパークヘリテイジ美の山
住所:埼玉県秩父郡皆野町皆野3415
電話:0494-62-4355
HPはこちら

キャンピングカー活用法
, ,

レンタルキャンピングカーネット