“モーターホームの旅”を専門に扱う日本唯一の旅行会社「トラベルデポ」

メーカー・販売店インタビュー
, , ,

“モーターホームの旅”を専門に扱う日本唯一の旅行会社「トラベルデポ」

広大な大地をモーターホームで自由に走り、スケールの大きな旅を体験する。そんな光景にあこがれ、「いつかは本場アメリカでモーターホームの旅をしてみたい」と思っている人も多いことだろう。しかし、アメリカに渡ってはみたものの、モーターホームをどこでどうやって借りればいいのか? いざモーターホームを借りても、どこに泊まればいいのか? まったく知識のない状態では、アメリカのモーターホームの旅など夢のまた夢……。

そんな人にぜひ利用してもらいたいのが、モーターホームの旅を専門に扱う日本唯一の旅行会社トラベルデポだ。今回は、同社のサービスや取り組み、モーターホームの旅に対する思いについて、代表の小林康之さんにお話を伺った。

アメリカの魅力を肌で感じられるモーターホームの旅

トラベルデポで行くアメリカの旅

トラベルデポの創業はいつですか?

スタートしたのは2006年ですね。もともとJTBで法人担当として団体旅行の企画・営業・添乗をしていました。様々な国に渡航して世界の広さや魅力を肌で感じる日々を送るなか、とくに昔から好きだったアメリカへの思いがどんどんと強くなり、「いつかはアメリカでビジネスをやりたい!」「皆様の一生の想い出となるツアーの企画、演出ができる旅を扱う仕事をしたい!」と考えるようになりました。

その後JTBを退社して、アメリカのレンタルキャンピングカー(モーターホーム)を利用したオーダーメイドの旅行プランを提案する旅行会社トラベルデポ・インコーポレイテッドを設立しました。

モーターホームの旅を専門に扱う旅行会社は非常に珍しいですが、そこに特化した理由は?

「アメリカ」という国の魅力や素晴らしさ、広大さを知るには、モーターホームの旅がベストだと思ったからです。モーターホームを自分で運転して、広大なアメリカの道路を走り、車内で生活・就寝する。それによって、普通のツアーでは見えない景色に出会え、普通のツアーでは味わえない「本当のアメリカ」を肌で感じることができる。それが、モーターホームの旅にこだわった一番の理由ですね。

モーターホーム旅の依頼から出発までの流れ

トラベルデポ代表小林康之氏
アメリカのキャンピングカー旅を熱く語る小林氏

モーターホームの旅を依頼してから実際に旅をするまでの流れを、具体的に教えてください

プランはすべてオーダーメイドになりますので、最初に電話でのヒアリングを行います。日数や時期、目的地などお客様のご希望をうかがって、それに沿っていくつかのプランと概算予算を提示します。旅行プランについては、最初に提示したものを叩き台にして、お客様のご希望に合わせてオーダーメイドでアレンジしていきます。

あと、これはトラベルデポだけの“オンリーワン”のサービスになりますが、実際に旅に出発する前に日本国内でモーターホームの体験試乗も行っています。

モーターホームの体験試乗! 確かにまったくキャンピングカーと縁のない人が、いきなりアメリカで大きなモーターホームを運転して車内で生活するのは不安がありますよね

そうした不安要素を出発前に払拭し、より安心・安全な旅をしていただきたいという思いで、体験試乗のサービスを始めました。具体的には、同社が所有するモーターホームB.C.ヴァーノン19ftを実際に運転してもらって、モーターホームのドライブ感覚を体感していただき、同時にモーターホームの車内装備の説明を行います。関東はもちろん、北海道、名古屋、関西などでも出張体験試乗を行っていますので、日程や場所などはご相談いただければと思います。

トラベルデポのB.C.ヴァーノン19ft
国内試乗用のモーターホームB.C.ヴァーノン19ft

旅に出発する前から、そこまで手厚いサービスが用意されているのは驚きです。あとは、現地でのサポートですね

オーダーメイドプランなので内容はお客様によって多種多様ですが、フルサービスの場合は航空券の手配、レンタルモーターホームの手配、空港からレンタカー会社までの送迎、レンタル手続きのサポート、RVパークの手配、旅の途中に起きたトラブル、ハプニングのサポート、車両返却のサポート、旅の途中に起こしてしまった交通違反の支払いサポート等など、旅に関するあらゆるサービスを行います。もちろん、テーマパークやスポーツ観戦などもオプションで自由に組み込むことが可能です。

専門旅行会社ならではの“オンリーワン”サービス

キャンピングカーでアメリカを旅する学生
学生さんの利用も多いトラベルデポ

レンタルするモーターホームはどんな種類でも選べるんですか?

クラスC(日本で言うキャブコン)から全長10メートルを超える大型クラスA(日本で言うフルコン)まで、お客様のご希望に沿った形で一番お薦めのモーターホームをご提供させていただいています。一番人気は、クラスCの25フィート(約7.6m)。クラスAは比率的には全体の1割くらいで、リピーターの方が多いです。当社で扱っているモーターホーム(クラスC・クラスA)は、日本の普通免許、国際免許(普通)で運転できますので安心してご利用いただけます。

利用されるお客さんの層は?

学生グループの卒業旅行などで利用されるケースが非常に多いですね。あとは、ファミリー、夫婦、カップル、アクティブシニア、2世代、3世代ファミリーまで、幅広い層のお客様にご利用いただいています。

気になる料金ですが、だいたいどのくらいかかるんでしょうか?

基本的にオーダーメイドなのでお客様のプランによって料金は変動しますが、例えば学生などのグループ旅行で「人数6~7人、期間2週間」だと航空券代を含めて1人あたり20~25万円。ハネムーンなどのカップル旅行で「人数2人、期間7泊9日」だと航空券代を含めて1人25~30万円といったところが目安になります。

モーターホームでアメリカの旅

ズバリ、トラベルデポならではの魅力や強みは?

モーターホームを利用した旅行を提案するには、車両自体はもちろん、モーターホームの文化や現地のインフラについても熟知している必要があります。トラベルデポは、モーターホームの旅に特化した旅行会社ですので、そうした知識やノウハウは豊富に持っています。

例えば、現地ではRVパークを拠点にしながら旅をすることになりますが、アメリカ全土のRVパークを知り尽くしているので、お客様のニーズや行程に合わせて最適な場所をセレクトできます。そうした知識やノウハウをベースにしたオーダーメイドのプラン作りと、先ほどお話したモーターホームの体験試乗、そして旅の最中にもしトラブルがあっても安心して対処できるように、実際にモーターホームを所有している日本人スタッフによる現地サポートも行っています。

モーターホームの旅を専門にした旅行会社だからできる“オンリーワン”のサービス。それが、トラベルデポの大きな強みだと思います。

「お客様の笑顔がトラベルデポの原動力です!」

トラベルデポ説明会
各地で行うトラベルデポの出張説明会

モーターホームの旅を提案し続ける。そこにかける思いとは?

モーターホームの旅は、一般的な観光ツアーとはまったく違う「特別な旅」です。私自身アメリカが大好きで、大学の卒業旅行でアメリカを1か月ほど旅した経験がありますが、当時はモーターホームでアメリカを旅するなんてことは考えもしなかったですし、そうしたプランを扱っている旅行会社も知らなかった。だからこそ、若者を始めとする様々な層のお客様にモーターホームでしか味わえない特別な旅を経験してほしいと思いますし、モーターホームの旅でしか見られない本当のアメリカを感じてほしい。そんな強い思いで、この仕事に取り組んでいます。

この仕事をやっていてよかったと思う瞬間は?

お客様の笑顔が見られることですね。リピーターのお客様が多いこと、モーターホームの旅を経験したお客様が口コミやSNSで旅を楽しんでいる様子を発信してくれること、それがトラベルデポの原動力になっています。これからも、「皆様の一生の想い出となるツアーの企画、演出ができる旅」にこだわり、安全・快適・特別なモーターホームの旅を提案していきたいと思っています。

WRITER PROFILE
岩田一成
岩田一成(いわた・かずなり)

1971年東京生まれ。キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーフォトライター。日本大学芸術学部卒業後、8年の出版社勤務を経て、2003年に独立。ライター・エディターとして、自動車専門誌を中心に累計1000誌以上の雑誌・ムック製作に携わる。家族と行くキャンピングカーの旅をライフワークとしており、これまでに約1000泊以上のキャンプ・車中泊を経験。著書に『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』がある。

キャンピングカーライター一覧へ

メーカー・販売店インタビュー
, , ,

レンタルキャンピングカーネット