
レクビィのプラスリビン(ワイド幅)は、日産キャラバンSLキャンパー特装車のワイド幅をベースにしたキャンピングカーです。ハイエース スーパーロング・ワイド・ハイルーフより全長とホイールベースが短く、取り回しに配慮した車体でありながら、標準ボディでは選べなかった二段ベッドにも対応しています。
バンコンのベース車両として比較されるのがハイエースとキャラバン。それぞれに特徴がありますが、プラスリビン(ワイド幅)はそんなキャラバンらしいボディサイズを活かしたモデルです。
さらに、前向きと対面から選べるシートレイアウト、リアのフリールーム、シート生地や家具扉、フロアの色柄まで組み合わせられるのがプラスリビンの面白さ。そこで、キャラバンSLワイドを選ぶ意味と、レクビィが全長5230mmの車内に作り上げた居住空間を詳しく見ていきます。
目次
キャラバンSLワイドを選ぶ理由と全長5230mmのボディサイズ
ベース車両はキャラバンSLキャンパー特装車のワイド幅です。ボディサイズは全長5230mm、全幅1880mm、全高2400mmで、2488ccのガソリンエンジンを搭載。駆動方式は2WDと4WDから選べます。
ハイエース スーパーロング・ワイド・ハイルーフと比較してみると、全長が150mm、ホイールベースが170mm短い設計です。ホイールベースは、ハイエースの標準ボディとワイドミドルの中間にあたる寸法に収まっていて、ハイエーススーパーロングよりも取り回ししやすい、といえます。
キャラバンSLワイドは、エントランスドアの開口部がハイルーフ部分まで伸びた構造です。ハイエースよりも車体側面の雨どいが高い位置にあるため、その違いを生かして背の高いエントランスドアが設けられているのも特徴です。ボディの全長、全幅、全高を気にしますが、実はこのようなドアの大きさも違っていたのです。
頭上に余裕があるので、乗り込むときに体を大きくかがめる必要はありません。ボディの全幅や室内の広さだけではなく、乗り降りするときにもキャラバンSLワイドを選ぶ理由が表れています。
プラスリビンは、注文時にレイアウトの組み合わせを選べるモデルです。撮影車両は車内後部を仕切ってフリールームを設けた2ルーム仕様。フリールームに人が入って作業できるだけのスペースがあります。
もちろん、フリールームを設けず、リアリクライニングシートを組み込む選択肢も用意されています。レクビィらしい2ルームのレイアウトを全長5230mmのボディに収めた点も、このプラスリビンのポイントです。
好みに合わせて選べるシートレイアウトと内装デザイン
シートレイアウトは前向きと対面から選択できて、撮影車両には前向きシートが組み込まれたタイプになっています。ワイド幅の室内には通路にもゆとりが感じられ、人が前後をストレスなく行き来できるだけの余裕があります。
シート生地はオフホワイト、ベージュ、ブラウンの3種類設定です。撮影車両はオフホワイトのビズドルチェ、家具扉にはグレージュのペールウォルナットを組み合わせています。
前向きのセカンドシートは、後ろ向きに切り替えることでリビング用のシートとして使えます。リアシートもリビングモードでは前向きですが、背もたれの位置を変えれば、横向きの走行用シートとして利用可能です。
テーブルは使用後に跳ね上げ、壁側へ寄せて収納することも可能。フロアはオフホワイト、ライトベージュ、ブラウンの3種類があり、撮影車両にはオフホワイトのモルタルがセレクトされています。
エントランス側にはシューズボックスがあり、その横にシンク、電子レンジ、冷蔵庫を並べたキッチンエリアです。プラスリビンにはライト、スタンダード、オールシーズンのグレードがあって、冷蔵庫は全グレードで標準装備されています。
電子レンジはスタンダードとオールシーズンに標準で装備されていて、電源には全グレード共通でリチウムイオン300Ah相当のサブバッテリーを搭載。レクビィ直営店専用モデルであるOSEシリーズには、このように電源システムも充実しているのです。
キャラバンSLワイドだから選べる「プラスリビン」の二段ベッド
撮影車両は、リアのフリールームに二段ベッドを組み合わせたレイアウトです。この二段ベッドはフリールームを選んだ場合にのみ設置でき、標準ボディでは選択できなかったワイド幅専用の仕様になります。
上段のベッドマットを跳ね上げると、その下は幅のある座面として利用可能です。就寝前まではリアのリビングとしてゆったりと過ごし、必要になった時点で上段を下ろしてベッドへ切り替えられます。
二段ベッドの設置は、上段のベッドマットを持ち上げて壁側にあるストッパーの金具を出すだけです。大がかりなマットの組み替えを必要とせず、ほろ酔い気分の食後でも簡単に就寝レイアウトに変更できます。
上段を展開したあとも下側には座れるため、左側をリビング、右側をベッドとして分けた使い方が可能です。二人旅ではリビングにモノを残したまま就寝できるのは便利。二段ベッドに寝ないとしても、上段を衣類などの荷物置き場にも使えます。
中央の通路部分にマットを敷くと、二段ベッドの下段とリビング側のベッドがつながり、フロア全体がフルフラットベッドに変わります。就寝定員は下側に3名、上段に1名の合計4名です。
下側のベッドは横幅約1670mmあり、標準ボディを使ったレイアウトより170mm広い寸法です。同じ3名就寝でも横方向に余裕が生まれ、ワイド幅を選んだ効果がベッドスペースにも表れています。
レクビィ「プラスリビン」のシート、フリールーム、家庭用エアコン
前向きシートは、クッションの組み合わせによってオンマット付きシートとしても利用可能です。通路側には肘掛けを取り付けられるため、停車中に体を預けて休みたい時など、自由なスタイルに合わせられます。
シングルシートの背もたれにはリクライニング機能があります。スライドドアを開けた状態でシートを軽く倒せば、車内から外を眺めながら休憩するというリラックスした使い方もできるのではないでしょうか。
リアのフリールームは、中に入った人が横向きになれるだけの広さがあります。撮影車両ではトイレを設置していて、リビングとは分けた車内設備の設置場所として利用していました。
トイレを置かず、荷物やストック品をまとめて収めるスペースとして使うことも可能です。荷物をフリールームへ移せばリビング側を整理でき、居住部分と収納部分の役割を分けられます。高さもあるので、大きな観葉植物などを運搬するのにも適しています。
オールシーズングレードには家庭用エアコンが標準で装備されています。しかも、車内の家具に合わせたデザインの機種を採用。家庭用エアコンはライトグレードとスタンダードグレードには設置できないため、エアコンが必要な場合はオールシーズンを選ぶことになります。
装備が充実したOSEモデルは、エアコンを搭載しながらも優れたパッケージングを実現しています。プラスリビン(ワイド幅)のオールシーズン仕様で1段ベッドを選択した場合、価格は816万2000円。同じ仕様に近い既存モデルと比べても割安感があり、コスト面でも魅力的な一台です。
リチウムイオン300Ah相当のサブバッテリーに加え、車内にAC100V入力端子を標準装備しているのも特徴。この設備のおかげで、ポータブルバッテリーを車内で接続して、家庭用エアコンを使う際の補助電源として利用できるようになるのです。
プラスリビンは、レクビィ直営店だけで販売されるOSEモデルです。OSEモデルの充実した装備に加え、扱いやすいボディサイズとワイド幅ならではの快適な室内空間を両立しながら、レクビィらしいアイデアと品質で実現したモデルです。レイアウトやインテリアを選べるからこそ、その使い方にも自分らしさを表せる一台となることでしょう。
プラスリビン(ワイド幅)諸元
- ベース車両
- キャラバンSL キャンパー特装車 ワイド幅
- エンジン
- ガソリン
- 総排気量
- 2,488cc
- 駆動形式
- 2WD/4WD
- 車体サイズ
- 全長5,230mm/全幅1,880mm/全高2,400mm
- 定員
- 乗車定員 前座りシート6人/対面シート6人
就寝定員 3人~4人(2段ベッド選択時) - 価格
- ¥6,732,000~




