
軽キャンピングカーは扱いやすいボディサイズのおかげで、初心者から運転に不安を感じている人など、様々なユーザーに人気のモデルです。さらに最近では、充実した装備を備えたモデルが増えています。
そんななか、東和モータース販売の「クラインアーレ」も注目されている一台です。20種類以上のキャンパー装備を標準で備えた充実のパッケージが話題です。しかも、今回新たにクーラーパッケージを設定したのです。
室外機分離型のDC12Vクーラーを組み合わせることで、従来のレイアウトを大きく変えることなく快適性を高めました。そこで、今回はクーラー搭載モデルを取材。クラインアーレの基本レイアウトから標準装備、クーラーパッケージ、特徴的な装備を紹介します。
クラインアーレの使いやすい室内レイアウト
セカンドシートを倒して、ベッドマットを展開するとサイズは188×136cm。オプションの助手席拡張用ベッドマットを追加すれば、ベッドの長さは最大248cmまで広がります。就寝人数や使い方に合わせて、ゆとりのあるスペースを確保できる設計です。
マットレスには軽量で丈夫なハニカム構造を採用していて、ベッド展開も楽々。セカンドシートを使用する際は、ベッドマットを後部荷室へすっきり収納できるのもポイント。軽量化によって、乗車レイアウトと就寝レイアウトを切り替えやすい点も使い勝手の良さにつながっています。
リアには100Lの大型収納スペースがあります。収納庫のサイズは奥行70cm、幅52cm、高さ27cm。キャンプ用品や旅の荷物をまとめて積み込める容量があり、軽キャンピングカーとは思えない収納力を備えています。深さのある収納スペースは軽キャンとしては珍しい存在かもしれません。
収納スペースへはベッドマットを少しずらすだけで簡単にアクセスできます。大きくレイアウトを変更する必要がないため、就寝中や休憩中でも荷物を取り出しやすく、使い勝手に配慮した設計といえるでしょう。
リアキャビネットへテーブルをセットすると、収納庫部分へ足を下ろして使えるレイアウトになります。テーブルとの組み合わせによって、リアスペースを広々としたデスクとして活用できるセッティングです。
足を下ろして座れる掘りごたつのようなスタイルになるため、無理のない姿勢で作業できるのは嬉しいポイント。車内でパソコン作業をしたり、ゆっくり過ごしたりと、さまざまな使い方に対応できる開放感あるレイアウトになっています。
クラインアーレの充実した標準装備
15L冷蔵庫がマットの下に標準装備されています。設定温度はマイナス20度まで対応しているため、冷蔵だけでなく冷凍保存にも対応可能。リア右側へ配置していて、車内でくつろいでいる時であっても、さっとドリンクを取り出しやすい位置にあります。
冷凍保存ができるため、冷凍食品をストックしておくことができるのは、長旅をする人にとっては力強い味方に。旅先で海鮮などを購入した場合でも、自宅まで安心して持って帰ることができるので、旅先での買い物もしやすくなります。
リア右側のキャビネットにはハイビジョン対応モニターを設置しました。これも標準装備です。スマホと繋げて映像コンテンツを楽しんだり、車内で過ごす時間をより充実させてくれます。
就寝時にもテーブルを利用している時にも見やすい位置へ取り付けています。ベッドでくつろぐ時間とテーブルを囲む時間、そのどちらでも画面が見やすいようにレイアウト。アーム付きなので、モニターの角度を微調整することも可能です。
電子レンジも標準装備しています。冷凍保存できる15L冷蔵庫と組み合わせることで、旅先での食事のバリエーションが広がります。電子レンジの下にはコントロールパネルやコンセントをまとめて配置しました。
左下にはセラミックヒーターを装備。停車時にサブバッテリーで稼働します。テーブルの下へ設置しているため、掘りごたつのようなスタイルで使用すると足元へ暖かい空気がたまり、下からじんわりと温めてくれます。電子レンジ横のティッシュボックスケースも装備の一つです。
DC12Vクーラー搭載のクーラーパッケージ
クーラーを搭載できるのがクーラーパッケージ。このパッケージを選ぶと、標準の105Ah鉛サブバッテリーが200Ahリチウムイオンサブバッテリーへ変更されます。クーラーの稼働に対応する容量を備えていますが、さらにオプションで200Ahリチウムイオンサブバッテリーを追加することも可能です。
外部充電システムもリチウムイオンサブバッテリー用を設定し、容量に合わせて充電側もオプション追加できる、という充実ぶり。さらにソーラーパネルと組み合わせれば、キャンプ場などのオフグリッド環境でも、気兼ねなく電気が使える仕様へバージョンアップできます。
クーラーパッケージでは、スイング機能付きDC12Vクーラーをリア上部へ取り付けます。上下方向を抑えた薄型設計なので、軽自動車の室内でも圧迫感を感じにくいすっきりとしたデザインで収められています。リア側には吸気口も備え、空気の流れもしっかりと確保。
このDC12Vクーラーは室外機を分離した構造で、家庭用エアコンと同じ仕組みです。室外機はスペアタイヤがあった位置へ設置していて、車内スペースを有効に使えるよう工夫しています。スペアタイヤはパンク修理KITへ変更しています。
クーラーのコントロールパネルはサイドキャビネットへ設置しました。温度設定はこのコントロールパネルで行い、しっかりと車内を冷やせます。軽自動車でもクーラーが必要になる酷暑対策を考えたパッケージです。
クーラーパッケージにはルーフ断熱加工も含まれていますので、クーラーの効果はさらにアップ。コントロールパネルは車外からも手が届く位置にあるため、乗車前に車内を冷やしたい時でも手軽に操作しやすいレイアウトです。
クラインアーレならではの便利な標準装備
右上部の収納扉を開くと、上の写真のように扉の裏側全体がバニティミラーになります。ミラーは標準装備で、収納スペースを活用したギミックです。普段は収納のフタとして使いながら、必要な時だけミラーとして利用できます。
バニティミラーを最後まで開くと、車内を照らしていたLEDライトがバニティ照明としても使えるようになります。顔をしっかり照らせるため、カーテンを閉めた薄暗い状態でも朝の支度ができる便利な装備です。
左側上部には収納式オーバーヘッドキャビネットを備えています。使わない時は収納できる構造で、ロックを外して持ち上げると棚板が天井に沿う位置まで移動します。必要に応じて収納スペースの出っ張りを切り替えられる特徴的な棚が標準装備となります。
軽自動車は限られた室内空間をどう使うかがポイント。このオーバーヘッドキャビネットは、使わない時は収納して頭上空間を確保できるのです。棚板を上部で固定すれば、小物を入れたフタ付きの収納スペースとしても活用できます。
右側キャビネットの内部には換気扇を標準装備しています。車内の熱気を排出するための設備で、キャンピングカーの室内設備としてキャビネットへすっきり収められています。後から追加したような印象を受けない美しい仕上がりです。
スライドドアを閉じて、サイドの窓を少し下げると、換気扇部分だけが外へ出る位置関係になります。網戸と組み合わせれば、新鮮な空気を取り込みながら車内の空気を排出できるように。標準装備として設計されているため、車内の家具と馴染んでいるのも特徴です。
東和モータース販売のクラインアーレは、20種類以上のキャンパー装備を標準で備えた軽キャンピングカーです。今回設定されたクーラーパッケージでは、200Ahリチウムイオンサブバッテリーや室外機分離型DC12Vクーラーを組み合わせ、さらにルーフ断熱加工も加わりました。標準装備の充実度に加え、クーラー仕様も選べるようになったことで、クラインアーレの可能性はさらに広がっています。




